インドでは2020年3月24日より4月14日まで、
ロック・ダウンとなっている。
従って家にあったDVDを見直しているところである。
2016年の作品で、やはり4本1組のDVDに入っていた。
たまたま買ったDVDに入っていたと言うだけで、
出演している俳優も祖父役のリシ・カプール以外は知らないし、
それも作品を調べていて解ったことであった。
キャスティングに左右されないで観ると
作品自体の良し悪しが良く解るのであった。
タイトルはヒンディー語で「最愛の人よ。」と言う意味で、
女性から男性に対して呼びかける言葉である。
<ストーリー>
ムンバイの会社で働くアカーシュ(プリキット・サムラート)は、
祖父(リシ・カプール)の病状が思わしくなく故郷に帰る事になった。
そこで彼は祖父名義の写真スタジオを売却する手続きを行うが、
6歳の頃の事を思い出す。
アカーシュは写真館を営む両親と祖父と暮らしていた。
祖父はアカーシュに話して聞かせる。
自宅から500歩目にある家に住む女の子に恋をするが、
その恋は成就しないと。
高校に入るとシュルティ(ヤミ・ゴータム)と付き合い始めるが、
アカーシュはムンバイの高校に行く事になり別れてしまっていた。
アカーシュは会社で大きな契約を取るように言われ、
顧客を得るためにカナダのヨガ・キャンプに参加する。
そこでアカーシュは会社の投資家の妻で夫と別居中だと言う
パブロ夫人に近づき、契約を取るために気があるふりをする。
さらにそこでシュルティと再会するが、
シュルティはアカーシュが誰だか解らなかった。
二人は再び恋に落ちる。
だが、彼女はつきあいを続ける事を拒絶する・・・。
ムンバイに戻ったアカーシュはシュルティを探し始める。
そしてパブロ夫人の協力でシュルティを見つけ出すが、
彼女が心臓病で移植を受けないと
死んでしまうと言う事を知る。
アカーシュはシュルティに一緒にして欲しいと頼み、
二人は中身の濃い数日間を過ごすが、
アカーシュはムンバイの会社に戻らなければならなかった。
数カ月後、シュルティはドナーが見つかり移植を受ける。
手術は成功しアカーシュに会う為にムンバイに向かうが、
彼の電話はオフになっており連絡がつかなかった。
シュルティはアカーシュの会社に行くが、
同僚たちにも情報はなかった・・・・。
シュルティは故郷へ向かう。
アカーシュの家である写真館の前に来た時、
彼女の心臓は激しく鼓動し始める。
・・・シュルティは移植された心臓が、
アカーシュの心臓であった事に気づくのであった。
自分の命を犠牲にして最愛の人の命を助ける。
最愛の人の人生は続くが、そこに自分はいない。
見返りを求めないのが真実の愛である。しかし・・・
もしも私が愛する人の犠牲の上で生きていると知ったら、
幸せじゃないなぁ・・・。一生気にするなぁ。