インドでは2020年3月24日より5月3日まで、
ロック・ダウンとなっている。
従って家にあったDVDを見直しているところである。
これも2010年の作品だが、
他の作品と違って名の知れた俳優が主演していた。
アジャイ・デーブガンである。
そして、なんと・・・先日観たカームヤーブの主演、
脇役一筋500本(?)のサンジェイ・ミシュラも出ていた。
この人ね。
もしかしたら結構当たったのかな?と思い調べたら、
制作費の約2倍もの収益を上げたらしい。
タイトルはヒンディー語で「お客さん、いつ出て行くの?」
又は、いつ帰るの?。
<ストーリー>
ムンバイに住む脚本家のプニート(アジェイ・デーブガン)と
インテリア・デザイナーの妻ムンムン(コンコナ・セン・シャルマ)は
息子のアユーシュとセレブな暮らしをしている。
ある日突然、部屋にプニートの叔父と名乗る男(パレシュ・ラワル)が、
故郷の村からやって来る。プニートは全くだ誰だか解らなかったが、
叔父はプニートをパップーと呼び家に居座る。
突然の訪問者にムンムンは怒り心頭。
しかも叔父は所かまわず臭いおならをまき散らし、
時代遅れで田舎者丸出しの振る舞いをするので、家族は困ってしまう。
サーバントの掃除の仕方に口出ししたり、
近所の人々の迷惑になっていても本人は気がつかない。
そして数日の我慢だと思っていたのだが数週間になり、
いつしか1ヶ月を過ぎるが全く帰るそぶりがなかった。
ある日、プニートは叔父を映画製作の現場へ連れて行くが、
叔父のせいで500万ルピー(約800万円)のセットを
破壊してしまう。
夫婦はいろいろな手段で叔父に帰るように仕向けるが、
全く上手くいかなかった。
家でプージャ(祈祷)などしない家庭だったが、
叔父の指示でガネーシャ・プージャを行うようになり、
ガネーシャ祭りの最終日にガネーシャ像を海に流しに行くが、
そこで叔父が迷子になってしまう。
雑踏の中で事故が起き大勢の人が怪我をしているニュースを見て、
心配する二人だったが見つからなかった。
翌日・・・叔父はタクシーでひょこり帰って来て、
「明日、帰る事にした。」と言う。心配していた二人は怒り、
「今すぐに出て行ってくれ!」と告げる。
そこへ・・・・一台のタクシーがやって来て、一人の男が降りるなり、
叔父を見て「チャーチャージー(叔父さん。)」と言う。
呆然とする叔父に男は「叔父さん、僕だよ。パップーだよ。」
!!
なんと、叔父は訪ねる部屋を間違えていたのだった。
マジかっ!? と言うようなオチだった。
だいたい、全く見覚えのないオッサンだし、
パップーなんで呼ばれた事もない名前で呼ばれるし、
どうして知らない人だと気付かないんだろう・・・。
ちなみにサンジェイ・ミシュラは住宅の守衛役で、
見事に演じていた。今から10年前で46歳のはずなのに・・・
全く若さがなくてびっくりした。(写真左側)