カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インド映画】 ~ナ・ガル・ケ・ナ・ガート・ケ~

2020年04月15日 21時37分59秒 | 映画 / MOVIE

インドでは2020年3月24日より5月3日まで、
ロック・ダウンとなっている。
従って家にあったDVDを見直しているところである。

あまり大作でなかったようで・・・
個々の良い写真が見当たらなかったので、
ポスターで説明する。

この映画は主人公はこのポスターの中央下、
ちょっと頭が薄い男性デヴキ(ラフル・アガルワル)。
その上の段の右側が父親役のオーム・プリ、
左側が警察署長役のパレッシュ・ラワル。
最上段の左から妻ミティレッシュ(ナラヤニ・シャストリ)、
中央が母親役のニーナ・グプタ、
右側がルームメイトのマダン(ラヴィ・キシャーン)。

「ナ・ガル・ケ・ナ・ガート・ケ」とはヒンディー語の諺で、
居所の定まらない人、立場が決まっていない人、
どっちつかず、どちらに転んでも損をする等の意味がある。。

  <ストーリー> 

ウッタル・プラデシュ州の田舎のパッランハルと言う村で、
父(オーム・プリ)、母(ニーナ・グプタ)、祖母、
妹と暮らしているデヴキナンダン(ラフル・アガルワル)が、
自分の住んでいる村を紹介する所から始まる。

デヴキは学校を卒業しムンバイで働くために列車で旅立つ。
ムンバイ到着時からボッタくりに遭いながら職場に着くが、
田舎者丸出しのスタイルに同僚たちはクスクス笑う。
デヴキはマダン(ラヴィ・キシャーン)とルームシェアするために、
彼の部屋に行くがかなり乱れた生活をおくっている様子だった。

デヴキはガネーシャ祭りの10日間の休みを利用して故郷に帰るが、
両親はミティレッシュ(ナラヤニ・シャストリ)と結婚させようとしていた。これぞ田舎の結婚式と言う感じで、結婚式でも結婚の後でも、
デヴキは花嫁の顔を見る事が出来ないまま、
休暇が終わりムンバイに戻ってしまった。

数日後、なんと両親と妹とミティレッシュが、
ムンバイのデヴキの部屋に訪ねて来てしまった。
ミティレッシュはデヴキと一緒に暮らす事にしたため、
両親と妹は田舎へ戻る。

翌日、デヴキはミティレッシュと一緒に映画に行こうとするが、
部屋の下まで降りた時、扇風機のスイッチを消し忘れた事に気づき、
ミティレッシュを残して部屋に戻る。ところが・・・・
デヴキが降りてくるとミティレッシュはいなくなっていた。
デヴキは周囲の人々に聞くがわからない。
ある売店のオジサンがミティレッシュは
警察の車に乗せられて行ってしまったと言う。

デヴキはマダンと一緒に警察署に向かう。
ミティレッシュはダンサーたちと一緒に間違って逮捕され、
留置所に入れられていた。
デヴキが警官に事情を説明すると、
結婚している証明書を見せるように言われた。
しかしデヴキは結婚したばかりで、
しかも彼の村には届け出をすると言う習慣がなかったため、
証明書はなかった。そこでデヴキはミティレッシュの父親に電話し、
結婚式の写真を持って来るようにと告げる。

ちょうどそこへデヴキの両親と妹が村へ帰って来た。
事情を聞いた三人は村人達と一緒にムンバイへ行く事にする。
ムンバイに着いた一行は警察署で結婚の儀式を行う。

マダンが警察署長を騙している間に警察署で儀式を始める。
そこへ警察署長が戻ってくる。
そして結婚式の写真を見せるように言うが・・・
田舎の結婚式では花婿も顔の前に花の飾りを垂らしており、
顔は確認できない。花嫁も顔をベールで隠している。
しかし、儀式を執り行った事でミティレッシュは釈放される。

一件落着・・・・かと思ったら、翌日、警察署長がやって来た。
この部屋を借りているのであれば証明書を見せてくれと。
部屋はルームメイトのマダンが借りていりので契約書はない。

都会で暮らすと言う事は・・・・
世間知らずの田舎者にとっては困難な事ばかりであった。

 普通のどこにでもいる村の夫婦の物語なので、
 スター俳優はいらなかった。
 主演のラフル・アガルワルは映画監督でもある。

コメント
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