アマゾンプライムで観る事ができる、
インドの結婚に関するドラマ・シリーズである。
さて、第7話は「王家の事情」。
ラージプート王家の息子サマル・ラーナウトは、
パイロットのディヴィヤニと婚約中。
王家にとって仕事を持つ女性を嫁にする事は初めての事だった。
サマルや父親はディビヤニを誇りに持っていたが、
伝統を重んじる親戚は良く思っていない人もいた。
パイロットと言えども雇われ人なので、
王家にとっては落ちぶれたと思うのか。
インド独立時に藩王制度はなくなり、
その子孫はホテル経営などビジネスマンに、
転身した人々もいる。
式はラーナウト家が所有するジャイプルの城で行われた。
しかしメヘンディ(花嫁や出席者の身体に吉兆模様の絵を描く)
担当のプージャがラーナウトに襲われると言う事件が起き、
訴える事になったが・・・。
自分の息子の結婚式で女性にセクハラをするとは・・・。
王様なので女性は全部自分の物と思っているのか?
それにしても息子の結婚式でやるかね?
ディヴィヤニが会社に謝罪にやって来てお金で解決する事に・・・。
納得いかないカランは友人の記者を使って、
記者会見の場でラーナウトの悪事を暴露した。
義理の父親の起こした不祥事の後始末は、
嫁がするものなのだろうか?
嫁いだ家の父親がセクハラ事件を起こし、
お金で解決する事が普通であるとしたら悩むなぁ。
でも王家だと解ってるから、そこのしきたりに従うのは、
当たり前と考えるものなのだろう。
インドではセクハラやレイプ被害は
ニュースにならないほど多く発生しているが、
背景にはカースト問題もある。
上位カースト、権力者、お金持ちなどは、
その優位性やお金の力によって事件をもみ消す事ができる。
警察なども下位カーストや弱者に取り合わない場合も多い。
ただ事件が明るみになると被害者の精神的負担も大きく、
示談になるケースもある。日本でもそうであるように。
帰宅したタラにアディルがファイザとは終わったと言ったが、
ファイザの部屋を破壊した事をなじった。
原因を作ったのは自分だと言うのに・・・・
タラは興信所を使ってアディルがファイザとの関係を調査した。
アディルはファイザにセンスを生かした仕事をするようにと勧め、
そして関係は続いていた・・・。
タラの母親は離婚歴のある異教徒のファイザとは
アディルは結婚できないしタラが正妻であるから、
仲直りするように忠告する。
ファイザはアディルが電話に出ないので会社に押しかけて来た。
元はと言えば妻の親友に手を出したアディルが悪いが、
ファイザも潔く身を引くべきだろう。
カランの大家は告訴を取り下げた。
カランは性的暴行未遂事件を踏まえて、
司法に対して声を挙げた。
シバニは娘の為にお金が必要になり、
メイド・イン・ヘブン社のライバル会社へ転職した。
その会社は政治家の結婚式(第9話)を受注するために
カランの性癖を暴露すると言う卑怯な手を使おうとしていた。
アディルの会社で社長室でのアディルとタラの情事の映像を、
誰かが公開したためタラの会社での立場が危うくなった。
最近は駅やショッピングモール、オフィスやレストランなど、
インドでもCCDカメラが付いている。
自分の会社であっても社長室で白昼するかしら・・・・。