アマゾンプライムで観る事ができる、
インドの結婚に関するドラマ・シリーズである。
さて、第6話は「 古いものと新しいもの」。
ペンシルベニア大学を卒業したのギーターンジャリは、
ロンドンで銀行に勤務し、医師のニキルと婚約中。
ギーターンジャリは養女だった。ビハール州で出生したが、
男の子を希望した両親が彼女を養護施設に入れた。
平たく言えば欲しくなかった女の子が生まれたので、
育児を放棄したのだった。
インドでは男尊女卑である。
子供は男の子が望まれる。男子は父親の葬儀に時に、
火葬の薪に火をつけると言う大事な役割があるが、
一番の理由は結婚の際の持参金である。
昔はマハラジャでも娘が3人いると破産すると言われた。
第4話でもあったように特にお見合い結婚の場合は、
花嫁が持参金を持って嫁ぎ、式の費用も全て支払う。
と言う理由で(禁止されているが)妊娠した場合、
お腹の子供が女の子であると中絶してしまったり、
女の子が生まれた場合、捨てたり、殺したりしてしまう。
結果として(インド人が馬鹿だと思う理由の一つ)、
男性100人に対し女性83人と言う人口割合となり、
17人の男性は結婚できないのである。馬鹿だ。
相手側がホロスコープを見るために出生証明書を希望したが、
結婚するにはギーターンジャリの星周りが悪いと言う事で、
まず木と結婚し厄払いをする事になった。
(俳優のアミターブ・バッチャンもやったそうだが。)
ところが・・・・ニキルはインド占星術を否定し、
そんな昔に縛られた馬鹿げた事をする人とは、
結婚できないと言い出した。ただの儀式であるが・・・
そういう考えの人は子供に悪い影響を与えると言う。
考え過ぎだと思うのだが・・・・
こういう頭の固い人もいるのである。
ギーターンジャリはニキルに内緒で、
木との結婚の儀式を行った。
主人公や取り巻きの動きが活発になってきた。
それぞれの人生でいろいろな事件が勃発する。
ジャズは弟がヤクを買うため貴金属を持ち出してしまい、
仕事に復帰させてもらうしかないとタラを訪ねたが不在。
カビールが家まで送ったが車に携帯電話を忘れ、
カビールが家まで届けた。カビールはジャズの家庭の事情と、
家の周りがヤク中が多い危険な地域だと知った。
カランの家の大家の娘は隠しカメラを発見し、
父親に間違った事をしたと意見した。
恐らく・・・・大家も隠れゲイである。
留置場のカランは警官に言いがかりをつけられ拷問を受ける。
そして新聞に載ってしまった。
カランは保釈され自宅に帰るが、今まで事業に失敗しても、
借金をしても味方だった母親までも冷たくなっていた。
母はカランが学生の頃からゲイであった事を知っていたが、
父親には黙っていた。
自宅に押し掛けたメディアに父親が冷静に話す。
カランは私達の息子であり、世間や法律がどうあれ、
息子は間違っていません。と・・・・。立派だ。