WBA&WBC世界Lフライ級チャンピオン WBA世界フライ級2位
寺地 拳四朗(BMB) アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)
20勝(12KO)1敗 5勝(3KO)
本来であればWBOチャンピオンのジョナサン・ゴンザレス選手と、
3団体の王座統一戦であったのだが、ゴンザレス選手が肺炎になり、
1階級上のフライ級2位のオラスクアガ選手との防衛戦となった。
わずか5戦しかしていないオラスクアガ選手は、
10日前に決まった代役だが、いい選手のようだ。
写真左側:白色のトランクスが寺地選手。
写真右側:ピンク色のトランクスがオラスクアガ選手。
1ラウンド:寺地選手が左ジャブを鋭く突きながら積極的に前進。
オラスクアガ選手も左ジャブを伸ばす。寺地選手の左ボディ、
オラスクアガ選手はパンチを強振して前進し右から左ストレート。
(寺地選手:10-9:オラスクアガ選手)
2ラウンド:寺地選手の左ジャブが的確にヒット。オラスクアガ選手は
瞬間的にスイッチしながら多彩なパンチを打つ。寺地選手が左ジャブで
追って行くのでオラスクアガ選手は下がらされている。
(寺地選手:10-9:オラスクアガ選手)
3ラウンド:オラスクアガ選手がワイルドにアッパー、フックを強振。
寺地選手がプレッシャーをかけて前進しガードの内側へ打つ。
右フックでオラスクアガ選手がダウン。ちょっと後頭部だったような。
(寺地選手:10-8:オラスクアガ選手)
4ラウンド:オラスクアガ選手がガードを固め距離を詰めて行く。
寺地選手がワンツーでコーナーへ詰める。オラスクアガ選手が、
押し返して打合い。寺地選手が前進して連打を見舞う。
(寺地選手:10-9:オラスクアガ選手)
5ラウンド:寺地選手の左ジャブが止まらない。リズムに乗って連打。
オラスクアガ選手をロープに詰めて左右のボディが強烈。
(寺地選手:10-9:オラスクアガ選手)
6ラウンド:寺地選手が左ジャブからボディを強打。
オラスクアガ選手は左右を強振しながら前進するが、
寺地選手のパンチが的確にヒット。
(寺地選手:10-9:オラスクアガ選手)
7ラウンド:オラスクアガ選手が左右のアッパーで前進。
距離がつまりボディの打ち合い。オラスクアガ選手は苦しい。
寺地選手はコーナーに詰めて連打。オラスクアガ選手は
あきらめずに左アッパーを連発。
(寺地選手:10-9:オラスクアガ選手)
8ラウンド:寺地選手が左ジャブで主導権を渡さない。打ち合い。
ラスト1分、オラスクアガ選手が逆襲しいいパンチを当てる。
(寺地選手:9-10:オラスクアガ選手)
9ラウンド:オラスクアガ選手が前進し足を止めての打ち合い。
寺地選手は右ボディからコーナーに詰めて連打。
オラスクアガ選手が腰が落ちたところでレフェリーがストップ。
58秒TKOで寺地選手が防衛した。
10日前に対戦が決まった代役オラスクアガ選手は、
解説の村田諒太氏に「対戦相手が寺地選手でなかったら
世界チャンピオンになっていた。」と言わしめた。
寺地選手は盤石の強さだった。