アルバイト・アイ・シリーズの第6段で最終編。
長編4作目、主人公の冴木隆(サイキリュウ)は、
めでたく留年し19歳になった(笑)。事件解決に集中してて、
学校に行ってる暇がなかったので仕方ないけど。
渋谷でヤバいバイトをしていた隆は、
社長に買われてATM強盗の片棒を担ぎユンボを盗む事に・・・。
社長はかなりの悪人で、逃げる逃げられなくなった隆は、
またもや事件に巻き込まれる。
タイトルの最終兵器は小型の核爆弾(ついにここまで来た)で、
それを売ろうとしていたサムソナイト・モーリスと言う
武器商人の白骨死体が見つかった事から、大金を得ようとする者、
爆破テロを企てる者が入り混じって行方不明の核爆弾を捜す。
隆の父の涼介は元スパイだから引退したとはいえ、
武器商人や他国のスパイやマフィヤの情報は、よ~く知っている。
隆を大人に育てるために、時にはうまく利用してるとさえ思うが、
危ういところで登場しては危機一髪で助ける。
まぁ主人公が死んでは行けないので当然なのであるが。
17歳のアルバイト探偵が2年間で国際的なテロ事件に巻き込まれ、
大手柄を立てるまでになってしまったのだが・・・。
まぁそんなわけないだろ、と言うくらいのスケールで
父親の涼介と共に解決してしまうのが痛快である。