WBO世界Sフライ級1位 WBO世界Sフライ級2位
田中 恒成(畑中) クリスチャン・バカセグア(メキシコ)
19勝(11KO)1敗 22勝(9KO)4敗2分
写真左側:黒色のトランクスが田中選手。
写真右側:白色のトランクスがバカセグア選手。
世界タイトルマッチが3試合も見られるという豪華な興行。
田中選手には井岡一翔選手、井上尚哉選手に続く、
日本人3人目の4階級制覇がかかった試合。
3試合のうち最も楽観視されていただけに圧勝を期待した。
1ラウンド:田中選手は左ジャブからワンツー、左ボディストレート。
バカセグア選手は左ジャブからワンツー。左フック。田中選手の
左が的確にヒット。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
2ラウンド:バカセグア選手が細かく左ジャブを突きながらワンツー、左ボディ、
ワンツー、左ボディ。田中選手はバカセグア選手のガードの隙間に左ジャブを当てる。
(田中選手:9-10:バカセグア選手)
3ラウンド:バカセグア選手が左ジャブを出しながら前進して左ボディ。
田中選手は左ジャブを当てながら回る。バカセグア選手の右アッパー。
田中選手は左ジャブ、右アッパー、左ボディ。バカセグア選手が前進して、
左アッパーから右ストレート。
(田中選手:9-10:バカセグア選手)
4ラウンド:バカセグア選手は左ジャブから前に出る。田中選手のワンツー。
バカセグア選手の左ボディ、細かい連打。
(田中選手:9-10:バカセグア選手)
5ラウンド:頭をつけての打ち合い。バカセグア選手が押して行くが、
田中選手の右アッパー、田中選手が上下に打ち分けて、左ボディ。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
6ラウンド:バカセグア選手が前進するところへ田中選手の右アッパー、
左ボディが強烈。バカセグア選手がロープに詰めて左右フック、
田中選手の左ボディが効いている。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
7ラウンド:バカセグア選手の前進と細かい連打は止まらないが、
田中選手は落ち着いて左ボディ、、右アッパー。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
8ラウンド:バカセグア選手が前進、田中選手が右アッパーから左ボディ。
バカセグア選手が細かく手を出しながらロープに詰めて行くが、
田中選手の左ボディから右ストレートでダウン。
(田中選手:10-8:バカセグア選手)
9ラウンド:田中選手が左ジャブから左ボディ、右ストレート。
バカセグア選手がロープに詰めて細かく連打するが、田中選手の
左ボディ、右ストレートがヒット。田中選手のペース。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
10ラウンド:左ジャブで前進するバカセグア選手に田中選手の
左ボディから右ストレートが当たるが、バカセグア選手は止まらない。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
11ラウンド:バカセグア選手は愚直に左ジャブから前進して、
ロープに押し込んで連打するが、田中選手の左ボディ、右ストレートが
当たり続ける。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
12ラウンド:田中選手のワンツー。バカセグア選手がコーナーへ詰めて行くと、
田中選手は右フック。右ストレートでロープに詰めて行くと田中選手は
身体を入れ替えて左ボディから右ストレート。
(田中選手:10-9:バカセグア選手)
私の採点では117-110で田中選手の勝利。公式採点は、116-111、
117-110、119-108の3-0の判定で田中選手が勝った。
ポイントでは圧倒して勝ったけれど、8ラウンドに倒した時には、
もう決まったかと思ったのだが、バカセグア選手が思った以上に粘った。
21試合目での4階級制覇は世界最短記録。
3年前に唯一負けている井岡選手へのリベンジを誓った田中選手だが、
登り坂の田中選手とこれから下って行く井岡選手、タイミングの問題かな。
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