「女性は子供を産む機械」柳沢伯夫厚生労働大臣の発言を巡って、通常国会は大荒れだ。安倍首相はひたすら国民に詫びながらも、柳沢氏をかばう構えは崩さない。対する野党4党は柳沢氏の更迭を求めることで足並みをそろえ、総ての国会審議をボイコットした。問題の発言が、少子化対策を扱う閣僚としてふさわしくないことは明らかだ。野党が更迭を求めるのは当然と言える。柳沢氏が閣僚を辞めさえすれば、一件落着するような簡単な問題ではない。少子化高齢社会を乗り切るのは容易なことではないはずだ。具体的で効果の上がる政策が急がれているのに与野党ともこの問題に真正面から向き合って来たかと言えば、何んとも心もとない。安心して子供を産むことのできる環境をどう整えるか。仕事と子育てが両立する仕組みをどう築くのか。将来に希望が持てる経済や社会づくりの手立ては議論すべき点はいくらでもある。安倍内閣の閣僚や首相官邸のスタッフを含め、自民党内には女性が家庭に戻りさえすれば少子化対策が進む、短絡的に考える人が少なくように思う。首相や柳沢氏の本心はどうなのか。一度きちんと聞いてみたい。(2007年2月2日社説一部引用)
社会的格差も拡大し、経済的な面で働く女性も多いのが現実です。安心して、安全に子供達を預けれるように時間外保育や夜間保育の充実の為公立の保育園、幼稚園の拡充、整備も必要です。働く女性をサポートするため公立施設からのベビーシッターさんの派遣も考えて下さい。働く女性が多いので昔の「良妻賢母」を求めても、時代遅れです。時間的に無理なのが現状ではないでしょう。