てち
11月04日 23:00京都新聞
『学校法人聖母女学院(京都市伏見区)は4日、運営する京都聖母女学院短期大の2017年度以降の募集を停止すると発表した。18歳人口の減少や4年制志向の高まりを受け、近年は定員割れが続いていた。 法人によると、最盛期の2004年度は470人の入学者があったが、06年度からは定員割れが続き、今春も入学定員280人に満たなかった。建物の耐用年数が近づいていることなども含め内部で検討し、10月末の理事会で募集停止を決めた。16年度の入学者が卒業する18年3月で閉学する。伏見区と大阪府寝屋川市の幼稚園や小中高の運営はこれまで通り続ける。
短期大学長を務める赤野孝一法人理事長は「学科再編などの努力を続けてきたが入学者の増加には結びつかなかった。歴史ある大学を閉じることは断腸の思いだが、初中等教育の運営に集中したい」と話した。
同短大は、1923年に大阪市に設立されたミッションスクールの聖母女学院が母体で、62年に寝屋川市に家政学科を持つ短大として開学。68年に現在地の伏見区に児童教育学科を設置し、81年に家政学科も同区に統合した。現在は生活科学、児童教育学の2学科と短大卒業生らを対象にした児童教育の1専攻科がある。」
少子化による18歳人口の減少による影響です。これから京都聖母女学院短期大学だけではなく、全国的に起こる募集停止問題です。