本澤二郎の「日本の風景」(4778)
<人が人を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レポート11>
ドイツの前首相のメルケルはすごい。ドイツ国民の資質でもあるのだろうが、2011年3月11日の巨大地震で崩壊した東京電力フクシマ原子力発電所に驚愕して、直ちに自国の原発を止める決断をした。その公約が見事に実現した。スリーマイル・チェルノブイリ・フクシマを、彼女はしっかりと理解して、断固たる政治決断をした。彼女は国際原子力ムラに屈しなかった。同じ人間でも日本民族と比較すると、あまりにも大差があろう。呪われた日本は、本当かもしれない。ともかく日本人の資質は「猿以下」と断罪されても反論できない。
岸田内閣はというと、ドイツとは真逆の311の教訓を排除して、新たな「原発大国」その先の「核兵器大国」へと突き進んでいる。安倍側近の原子力ムラの西村経産相は「ドイツはフランスの核電力を活用できる」と軽薄すぎる反論をして、広島や長崎、福島の人々に衝撃を与えた。神社神道(日本会議)・統一教会・創価学会のカルト教団の脅威に気付こうとしないゆでガエル民族に明るい未来はない!
政治テロの常態化と共に、東北復興資金に群がるゼネコンの東北支店長が、銀座を征服したという話を聞いたことがある。フクシマ放射能除染利権に食らいついたやくざの集団のことも。しかし、フクシマ御殿が千葉県は房総半島の水源地に建設された、という信じがたい情報が、袖ヶ浦市の住民からもたらされてきたのにも驚かされる。
<原子力ムラの実績証拠=JR亀山駅前にフクシマ御殿Xが誕生>
JR木更津駅から久留里線が房総半島の中央部に向かって走っている。江戸期の上総の国望陀郡茅野村の馬来田・下郡を経由して、城下町の久留里、その先の終点が現在の君津市の亀山。この自然豊かな地域から小櫃川が東京湾に流れている。
最近になって小櫃川河口で魚が姿を消した。魚を死滅させる犯人は、無論の事で「猿以下」の人間の仕業である。漁民も林地区と連携して千葉県と袖ヶ浦市と対決することになろう。「小櫃川の水を守る会」は、このあたりでは古い歴史のある住民の命を守る市民グループだ。
現に1万トン以上の放射能除染ゴミが、水源地の産廃場に投棄されていることが発覚した。森田健作が知事をしていた時代である。森田は行政のトップとして、共犯者の中枢を占めていたらしい。
小櫃川の下流では、周辺の人口30万人の飲料水を取水している。他方で、袖ヶ浦市林地区の汚染水も小櫃川に合流している。河口付近でウナギの稚魚を捕獲して生活してきた漁民は「3年ほど前からウナギの稚魚がいなくなった」と悲鳴を上げていた。ついに亀山のフクシマ御殿が話題に持ち上がっている。
小櫃川の水を守る会の元幹部が、明日にも林地区の放射能現場を視察する、との報告を受けた。2019年からの林地区の住民の悲鳴に、新たに高谷地区も腰を上げた。袖ヶ浦市に2回も要望書を提出したが、行政は全く動かない。虚偽の回答でお茶を濁している、恐ろしい市民に奉仕しない行政が深刻すぎる事態に蓋をしている。
ようやくにして専門家も関与してきた。参院の行政監視委員会委員長も腰を上げた。重い罪に蓋をしてきた千葉県を監視する動きも出てきた。残土業者の中には、林地区の困惑に協力する動きも。
かくしてフクシマ御殿も浮上した。Xと記したい。このXとフクシマ放射能ゴミの関係が、徐々にあぶりだされてきた。血税である復興資金が、結果として数年前に亀山駅前に建設されたフクシマ御殿誕生!残土業者の間では有名な話なのだ。当方も念のため、君津市の元市議に電話して確認した。
はるか彼方に原子力ムラも見えてきた。すそ野は広く、とてつもなく高い。法廷では20年以上も続く「もんじゅ西村謀殺事件」も。後半に添付したい。
<Xの正体は千葉県警の元丸棒担当だった=やくざ人脈>
君津郡市の残土業者は、Xに頭が上がらない。それどころか頭を抑えられてきた。彼の元の職業がモノを言っている、というのだ。千葉県警の丸棒担当!国民の中には「丸棒」と言われても理解できない人がいるかもしれないが、正確に言うと、暴力団やくざ担当である。
捜査を口実にやくざとの関係が深くなる。「ミイラ取りがミイラになる」という
信じがたい世界が、実際には一般化している千葉県。筆者も「木更津レイプ殺人事件」を取材してみて、間違いなく丸棒警察はやくざの身内のような態度をとることに気付いた。やくざの殺人事件を「擁護」するという信じがたい行動をとる。この殺人事件は、富津市出身のやくざ浜名が介護施設を経営、そこにアルバイトのこぎれいな栄養士を招き寄せて強姦、性奴隷として働かせ、逃げ出そうとすると、性行為画像で脅した!その衝撃で大動脈りゅう破裂で即死した、この世の悲惨の最たる事案を、木更津署の丸棒刑事が蓋をかけた事案である。
ことほど丸棒警察はやくざとの関係が深い。Xもまたやくざ人脈を利用し、君津郡市で幅を利かせてゆく。フクシマ放射能関連の人脈も生まれたと、残土業者は指摘している。目下、悠々自適の暮らしをしているという。「静かにしている」と元君津市議の説明だ。果たして優雅な御殿生活が長く続くのであろうか。
2023年4月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
もんじゅ・西村裁判ーⅣ 第1回 のお知らせ 日時 2023年4月26日(水)10:30〜場 所 東京地裁 803 号 提訴 個人情報審査請求棄却取消請求 被告 東京都 原告 西村トシ子 傍聴を宜しくお願い致します。参照URL https://4nso9mei.seesaa.net/
1.西村変死事件の概要
1995(H7)12.08 もんじゅナトリウム漏えい事故発生
1995(H7)12.22 原子力機構はもんじゅ事故の内部調査特命を 西村成生等
1996(H8)1.13 AM6:00頃、原子力機構の大畑宏之理事 がセンターホテル東京の駐車場で西村の俯せの遺体を発見した警視庁は死因を「1月13日、0時半頃、ホテルにチェックインし、
午前5時頃、ホテル8階の非常階段から飛び降り、遺体は俯せで背広姿だった、部屋に遺書があり自殺」と公表。更に科技庁で、原子力機構理事長が遺書を読み上げ、公表した。
一挙にもんじゅ事故への過熱報道は委縮し、機構の目論見はもんじゅ事故⇒自殺へ、
シフトし、達成された。(メディア操作?)しかし、遺体の損傷は30mの高さからコンクリートに飛び降り自殺ではなく、遺書は書かされたような文書、遺書に使用した筆記用具が無い。
警視庁は変死事件を隠蔽する為に,全着衣及び遺品の約97%を持ち去り、変死証拠に関係ない(財布、時計、鍵)しか遺族に返還しなかった。遺体は救急車で搬送され、救急病院は診察しカルテを開示した。
1996,1.13 AM6:50 深部体温27℃、深部体温から死亡推定時刻を算出すると、
1996.1.13 AM0:30ホテルにチェックイン前に心肺停止していたことになる。
遺族は西村の変死により、慌ただしい状況の中、警視庁と原子力機構に対し、
変死の説明と全遺品の返還を求めたが無視され、未だに開示しない。
民間の救急病院は情報開示したが、公の警視庁や原子力機構は一切情報を開示しない。
2. もんじゅ西村裁判Ⅳ(行政訴訟)(訴訟に至るまでの経緯)
2002(H14)東京都公安委員会に犯罪被害者等給付金請求(以下犯給という)申請
2003(H15)犯給 棄却。犯給 棄却として、提出物件一覧表と弁明書が届いた。
2020(R2) 個人情報開示請求申請 (犯給の提出物件一覧表の中から)
申請物件は 捜査報告書(荒井泰雄他2名)実況見分調書(高野清吉)
写真撮影報告書(落合聡)、死体取扱報告書(荒井泰雄)
西村成生に関して中央警察署員らが作成したメモや一切の資料
2022(R4) 却下処分
2022(R4)7 裁決書 東京都公安委員会 「個人情報開示請求」棄却(処分取消棄却の訴訟を提起できる)東京都公安委員会 → 西村
2023(R5)1 個人情報開示請求棄却 取消請求事件 提訴 東京都 ← 西村
追伸:
2015(H27)もんじゅ西村裁判−Ⅲ 提訴 (その後の進捗状況)
訴訟 遺品返還等請求(原子力機構に対し、機構内の西村の事務机内の遺品、ロッカー遺品、大畑理事が持ち去った遺品)被告 原子力機構と大畑理事の遺族
2023(R5).4 最高裁へ上告し、判決待ち状態。
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