引退前に勇姿、南海電鉄が施した「2200系」往年の塗装
南海電気鉄道(南海電車)では、一般型車両(改造車を除く)として走る2200系が今春に引退するのを前に、約30年前の「オリエンタルグリーン」に塗られた車体に「エメラルドグリーン」の帯が巻かれ、最後の活躍を見せる。2編成残る2200系のうち1編成に往年の塗装を施した。
![](https://images.newswitch.jp/images/cec3a57b-aae8-4941-86a9-46df865e4307.jpg)
2200系は1969年に新製され、高野線の主力特急の増結、また通勤用として登場した。特急用として使われていた先頭形状が丸みを帯びた21000系とは打って変わり、角ばったデザインが採用されたことから「角ズーム」の愛称で親しまれた。平坦路線では高速運転、山岳区間では全国まれに見る急勾配・急カーブにも対応した高性能車両として活躍した。
しかし94年ごろから新型車両の登場に伴い、ローカル線での運用が主となっていた。車両には前後で異なる記念のヘッドマークが取り付けられ、汐見橋線のほか、各支線で運行が予定されている。
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