本日は最近発売されたアトランティックの廉価版シリーズからジョニー・グリフィン&マシュー・ジーの「ソウル・グルーヴ」を紹介します。グリフィンと言えばハードバップを代表するテナー奏者であり、ブルーノートやリヴァーサイドに残した名盤の数々で昔からジャズファンにお馴染みの存在です。ただ、もう一人のリーダー、ジーの方はお世辞にも有名とは言えませんよね。一応リヴァーサイドに「ジャズ・バイ・ジー」というリーダー作を残しているらしいですがレア盤のため聴いたことはありません。後はカウント・ベイシー楽団のトロンボーン奏者として「ベイシー・イン・ロンドン」で名前を見かけるぐらいですね。
1963年5月録音の本作はそんな2人の双頭コンボによるアルバムですが、かなりソウル色の強い内容です。全8曲中5曲がオルガンをバックにした演奏で、当時はやりのソウル・ジャズ路線に乗っかった作品とも言えます。メンバーはリーダーの2人に加えてハンク・ジョーンズ(ピアノ&オルガン)、アーロン・ベル(ベース)、アート・テイラー(ドラム)、カルロス・バルデス(コンガ)による演奏が5曲。ハンク・ジョーンズに代えてジョン・パットンがオルガンを務めるのが3曲。ハンク・ジョーンズが2曲でオルガンを弾いているのが珍しいです。
曲目はファンキー節全開のオープニングチューン“Oh Gee!”、こってりブルース“Twist City”などソウルフルな曲が中心ですが、歌モノスタンダードの“At Sundown”“Poor Butterfly”も入っており、決してノリ一辺倒の作品ではありません。ちなみに私のイチ押しはラストを飾るマシュー・ジーのオリジナル“Renee”。ほのぼのとしたムードの中に魅力的なメロディを持つ隠れた名曲と言えます。
演奏の方はグリフィンは文句なし。ただ、それよりもジーの味わい深いトロンボーンに耳を傾けてしまいます。他ではパットンの粘っこいオルガンもGOOD。ハンク・ジョーンズはやっぱりオルガンよりピアノの方が合ってるかな。
1963年5月録音の本作はそんな2人の双頭コンボによるアルバムですが、かなりソウル色の強い内容です。全8曲中5曲がオルガンをバックにした演奏で、当時はやりのソウル・ジャズ路線に乗っかった作品とも言えます。メンバーはリーダーの2人に加えてハンク・ジョーンズ(ピアノ&オルガン)、アーロン・ベル(ベース)、アート・テイラー(ドラム)、カルロス・バルデス(コンガ)による演奏が5曲。ハンク・ジョーンズに代えてジョン・パットンがオルガンを務めるのが3曲。ハンク・ジョーンズが2曲でオルガンを弾いているのが珍しいです。
曲目はファンキー節全開のオープニングチューン“Oh Gee!”、こってりブルース“Twist City”などソウルフルな曲が中心ですが、歌モノスタンダードの“At Sundown”“Poor Butterfly”も入っており、決してノリ一辺倒の作品ではありません。ちなみに私のイチ押しはラストを飾るマシュー・ジーのオリジナル“Renee”。ほのぼのとしたムードの中に魅力的なメロディを持つ隠れた名曲と言えます。
演奏の方はグリフィンは文句なし。ただ、それよりもジーの味わい深いトロンボーンに耳を傾けてしまいます。他ではパットンの粘っこいオルガンもGOOD。ハンク・ジョーンズはやっぱりオルガンよりピアノの方が合ってるかな。