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秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

近いコンビニ

2009-07-27 21:08:07 | 秋田のいろいろ
いろいろ問題もあるけど、今や日本人の生活に欠かせなくなったコンビニエンスストア。全国的には、ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、サークルKサンクスが大手だと思うが地域差がある。

秋田市内では、現在は10年ほど前に進出したローソンが郊外から市街地までよく目に付き、次いで2005年12月にやっと秋田に進出したファミリーマートが幹線道路沿いを中心に増加中。次がサークルKサンクス(サンクスの方が多い)といった感じ。
15年ほど前に進出した「ホットスパー」というチェーンもあったが、秋田の店舗は5年ほど前にローソンへ譲渡された(秋田有楽町店など)そうで、それもローソン増加の要因だろう。
セブンイレブン、ミニストップ、am/pmなどは秋田県に店舗がない。また、長らくコンビニATMもなかったが、昨年10月からローソンATMとファミリーマートに「イーネット」のATMが設置された(セブン銀行ATMは秋田駅前のイトーヨーカドーと野村証券にはある)。

まずは秋田市中心部のローソン。
ローソン竿燈大通店
竿燈大通り中程、南側(秋田銀行大町支店の向かい)にはその名も「秋田竿燈大通店」がだいぶ前から営業している。
付近は意外にコンビニが少なく、オフィスの昼食やホテル宿泊客の利用が多いと思われるが、既存のビルを改装したため駐車場がなく、交差点の角なので車では利用しにくい。竿燈まつりの際は、店先の出店で飲み物(たしかおつまみも?)を販売している。
【2016年7月26日追記】ビルは「朝日生命秋田ビル」。2000年12月までは、ここに青森銀行秋田支店が入っていた。

※竿燈大通店は、2013年11月で閉店した。この記事後半参照

ローソンダイワロイネットホテル秋田店(写真中央)
2006年7月、竿燈大通店から通りを150メートル東(駅方向)へ進んだ通りの北側に開業したホテルの1階に「ダイワロイネットホテル秋田店」がオープン。
ホテル宿泊客の利便性も考えての出店だろうが、秋田で同じチェーンのコンビニが至近距離でできるのは珍しい。
こちらもバス停前であることもあり、駐車は難しい。店舗が狭くて縦長で、ローソンにしてはちょっと変わった雰囲気の店だ。竿燈の時はいちばん込み合う場所で、僕は避けているので、出店があるかは分からない。大通りの横断が必要なこともあって、竿燈大通店とはあまり競合していないと思われる。

竿燈大通りのコンビニといえば、通りのやや西寄り北側にあった「三井アーバンホテル秋田」の1階にサンクスもあったが、2006年11月のホテル撤退と共に閉店。ビルは空きビルとなっていた。
最近、ホテル跡の道路を挟んですぐ隣のガソリンスタンドがあった場所に何か作っていると思ったら、
ローソンだった!
竿燈大通店から西へこちらも150メートル。コンビニ単独の新築店舗で、前に広い駐車場がある。駐車場の存在は、既存2店には脅威かもしれない。
また中央分離帯を挟んだ向かい側とはいえ、古株の竿燈大通店にとっては、左右150メートルしか離れていないライバルから挟み撃ちされることになる。
8月1日7時オープンとのことで準備中
竿燈まつりの大混雑にわずか開店3日目で臨むことになるが、店員さん大丈夫かな? 駐車場は竿燈見物にいいかもしれない(前の歩道はあまり込む場所ではないが)。
店舗名は「秋田大町二丁目店」。竿燈大通店があるのは大町三丁目だが、新店舗も竿燈大通りに面しているのは違いない。何かややこしいけど、コンビニの店舗名はあまり意識しないか。
余談だが、この開店により、「大町西交差点」を説明する時、車で東西どちら側から来ても「ローソンの次の交差点」と説明することができる。

上の写真の3店舗それぞれ、横長の帯状の看板が違うタイプなのに気づいた。
竿燈大通店は青地に白文字の標準的? なもの。
ダイワロイネット店は帯状看板がなく、青文字で「LAWSON」だけ。
大町二丁目店は青い部分が細く、白い部分が多い。
ローソンでは出店地の景観(観光地だけでなく市街地でも)に合わせて、看板デザインに配慮しているそうだが、その一環なのだろうか? 単に設置時期の違いかもしれないけど。
空き屋となった旧三井アーバンホテル
コンビニの道路に面した看板と言えば背が高いのが相場だが、このローソンの看板はやけに低い。工事中じゃなくこれで完成らしい。曲がり角だから、車がぶつからないかな。
ローソン弘前公園店
そういえば弘前城の外堀に面したその名も「弘前公園店」の看板もかなり低いと思ったが、大町二丁目店の方がもっと低い。
弘前公園店は横長看板も大町二丁目店に似ているが、微妙に違っていて、「LAWSON」が青文字になっている。
大町二丁目店を隣の交差点から見る
でも離れてみると、低くても結構目立つ。街路樹があったり、建物が密集する町の中では低い方が目につくらしい。よく考えてる。
この看板の「酒・たばこ」の下は「銀行ATM」と書かれていたのだが、なぜか板が裏返されていた。ATM稼働が開業に間に合わないとか事情があるのだろうか?
【31日追記】「銀行ATM」の部分が「P」に換えられているのを確認。
【8月30日追記】29日に「P」が「銀行ATM」に変わった
竿燈大通、ダイワロイネットホテル両店にもATMがあるはずだが、どちらも看板には「酒・たばこ」しか表示がない。これも何か理由があるのだろうか。
【2010年3月3日追記】看板が低い理由が、新聞で取り上げられた

今度は駅のコンビニ。
首都圏などのJR東日本の駅の中や周辺には「NEWDAYS」という赤と黄色の看板のコンビニがある。あまり明確な区分ではないが「NEWDAYSミニ」という店舗もあり、これは対面販売だったキオスク型店舗を、コンビニ形態に換えた小型店舗。
経営するのはJR東日本の子会社の「JR東日本リテールネット」。2007年までは「東日本キヨスク」という社名で、2001年に「ジェイアール東日本コンビニエンス」を吸収している。かつては「JC」とか「ミニコンビ」という店舗名だった。

秋田駅にもNEWDAYSはある。
駅ビル1階にあった店は、先日のテナントリニューアルで閉店し、パン屋さんになったが、自由通路「ぽぽろーど」上には、
自動券売機を背にして
左が中央改札口だが、そのすぐ脇にあるのが「NEWDAYSミニ秋田1号」。
このお店、小型だがお土産もそれなりにあるほか、駅弁が豊富にあって、しかも買いやすくていい。営業時間は5:30~21:10と始発「こまち」発車前から寝台特急「あけぼの」まで対応している。
そこからわずかに右を向くと、

自由通路の反対側の観光案内所の隣、中央改札を出てまっすぐにはミニじゃなく、一般コンビニ形態の「NEWDAYSぽぽろーど店」。こちらは6:00~22:30が営業時間で、始発こまちは無理だが、寝台特急「日本海」まで対応。

店舗形態が若干違うとはいえ、ここも同チェーンの店舗が近接しているが、実はこの2店舗は経営者が違う。
2001年撮影「ミニコンビ」
「ミニ」の方はリテールネットの直営。かつては「ミニコンビ」(当時は東日本キヨスク直営)だった。
2001年撮影「JCエニーズ」
大きい方は、かつて「JCエニーズ」だった店で、JR東日本秋田支社の子会社「ジェイアールアトリス」がフランチャイズで経営している。(アトリスは「生鮮市場」というスーパーや羽後牛島・新屋駅などの駅業務など秋田支社管内でいろいろやってる)

大館駅などでもアトリス経営のNEWDAYSがあるが、首都圏の直営店でやっているキャンペーンをやってなかったり、サイトの店舗検索対象外だったりと違いがある。
電子マネー「Suica」での決済も、Suicaの公式サイトを見ると直営のミニでは使えそうな感じだが、アトリス店舗では使えるとの記載がなかったが、
ぽぽろーど店「このお店でSuica使えます」
実際は秋田駅のどちらの店でもSuicaが使えるみたい。(大館の名物駅弁「鶏めし」も両方で売ってる)
※現在、秋田支社管内のJRの乗車にはSuicaは使えず、駅でカードの販売もしていません。(秋田新幹線はモバイルSuicaのみ利用可)
※記事中の営業時間等の店舗の情報、電子マネーの扱いなどは、変更になる場合があるので、ご注意ください。

賢い消費者としては使い分けが必要だけど、同じ看板のコンビニでそれをするのは難しいし、経営側も効率が悪いだろう。いい方法はないのだろうか。
コメント (5)
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