●地盤沈下
今回の地震で、秋田市ではほとんど被害がなかったが、皆無だったわけではない。
秋田市のまとめによれば(ケーブルテレビのコミュニティチャンネルで流れている)、市立学校などいくつかの公共施設において、壁のひび割れや液状化などの被害があったとしている。
千秋公園のふもとにある、
秋田市立中央図書館「明徳館」
※「明徳館」は旧秋田藩の藩校の名前にちなむもの。近くの「県立秋田明徳館高等学校」やそれが入る「明徳館ビル」も由来は同じで紛らわしいが、命名は市立図書館の方が20年も先。
現在は節電のため午後からの開館。この時は午前中だったが、そのことを知らずに、車や徒歩で数組が来てしまっていた。
上の写真のとおり、道路から図書館正面玄関までの間は、正方形の石畳(?)が敷き詰められた空間になっている。
正面玄関
「危険 地面が陥没しています」
市のまとめによれば、明徳館で「地盤沈下」が発生していたことになっていたが、ここのことのようだ。
杭打ちをした建物部分はそのままで、そうでない石畳の部分が沈下したのだろう。
境目の部分が波打って、段差ができていた。
側面から
ここは以前から少し傾斜があったような気もするし、弱い地盤の上に作った他の建物でもこのような現象を見ることがある。
この近くで、秋田中央道路建設に伴う地盤沈下も発生しているので、この辺も地盤は強くないのだろう。
※翌日21日の記事でも、地震の被害を取り上げています。
●再開発工事お休み
以前お伝えしたように、中通一丁目の日赤病院・婦人会館跡地の再開発工事(前回の記事)は、地震に伴い杭が届かなくなったことや重機の燃料が確保できないことから、15日から工事を中断している。
予定なし
お休み中
今後どうなるのか?
【31日追記】AABの報道によれば、23日(水)から工事を一部で再開したとのこと。今後の工事に遅れが生じないか、検討・調整していくようだ。
●キャッスルホテルは今日から
その向かい、秋田キャッスルホテルは、1月17日からほぼ全館を休業して、耐震補強工事を行っていた。
今日、3月20日から営業を再開したようで、車寄せにタクシーが並ぶいつもの光景に戻っていた。
外から見た限りでは以前と変りない
壁面のロゴマークが新しくなった以外は、デザインは以前と同じように見える。
●木内は…
キャッスルの隣が「木内(きのうち。“木ノ内”ではありません)」。
かつては屋上遊園地や食堂もある秋田市随一の百貨店だったが、平成に入ってから規模を縮小し上のフロアを閉鎖、1階だけで衣料品を中心に販売する状態が長らく続いている。
木内は「設備補修のため」として、今年1月と2月の2か月間休業して工事を行っており、今月から営業を再開していた。(実際に休業中は何らかの工事をしていた)
しかし、シャッターが降りていて、
「地震の為3月31日まで休業させていただきます」
昨日19日の段階で、既にこのようになっていたという。
地震で建物が損傷を受けたのではなく、節電や消費低迷に対応するための休業かもしれない(憶測です)。
生活必需品を売っているわけでもなく、若干過剰な照明があったような気もするから、休んでしまおうとの判断なのだろうか。
2か月間休んだ直後に、また10日以上お休みとはずいぶん潔いというか…
今日の広小路は、いつもの日曜より車は少し少ないが、歩いている人は若干多い印象(普段があまりに少ないのだけど)。若い家族連れとか高齢者とその子どもみたいな人たちが多かった。
車で出掛けるのをやめて、秋田駅前に行ったのだろう。
●交通情報
・JR
奥羽本線は、明日21日から横堀-院内間(1駅4キロ)も運転を再開する。これで、秋田県内の本線系統はすべて再開。
また、今日から、奥羽本線 米沢-山形間(通称山形線)と米坂線(米沢と羽越本線の坂町間)が開通し、山形市への鉄道もいちおうはつながったようだ。
奥羽本線の福島-米沢、山形-新庄-院内は運転再開未定。
北上線は、今日から全線(北上-横手)で運転を再開したが、燃料の問題から朝夕の一部のみ運転。
東北本線は盛岡-北上-一ノ関が再開している。
ディーゼルカーが走る路線では、引き続き大幅な減便が行われているという。秋田支社管内ではほぼ半減、盛岡支社管内では朝夕のみ運行としているようだが、ご利用の際は確認を。
・秋田中央交通のバス
秋田中央交通の仙台行き高速バスは今日から運転を再開(21日までは減便)。
高速・一般路線バスとも、連休明け22日以降の運転状況は未定だが、直前まで状況が分からず、バス停の掲示もできないとのこと。報道や公式サイトで確認してほしいそうなので、ご利用の際はご注意を。
※翌日21日の地震関係の情報はこちら
今回の地震で、秋田市ではほとんど被害がなかったが、皆無だったわけではない。
秋田市のまとめによれば(ケーブルテレビのコミュニティチャンネルで流れている)、市立学校などいくつかの公共施設において、壁のひび割れや液状化などの被害があったとしている。
千秋公園のふもとにある、
秋田市立中央図書館「明徳館」
※「明徳館」は旧秋田藩の藩校の名前にちなむもの。近くの「県立秋田明徳館高等学校」やそれが入る「明徳館ビル」も由来は同じで紛らわしいが、命名は市立図書館の方が20年も先。
現在は節電のため午後からの開館。この時は午前中だったが、そのことを知らずに、車や徒歩で数組が来てしまっていた。
上の写真のとおり、道路から図書館正面玄関までの間は、正方形の石畳(?)が敷き詰められた空間になっている。
正面玄関
「危険 地面が陥没しています」
市のまとめによれば、明徳館で「地盤沈下」が発生していたことになっていたが、ここのことのようだ。
杭打ちをした建物部分はそのままで、そうでない石畳の部分が沈下したのだろう。
境目の部分が波打って、段差ができていた。
側面から
ここは以前から少し傾斜があったような気もするし、弱い地盤の上に作った他の建物でもこのような現象を見ることがある。
この近くで、秋田中央道路建設に伴う地盤沈下も発生しているので、この辺も地盤は強くないのだろう。
※翌日21日の記事でも、地震の被害を取り上げています。
●再開発工事お休み
以前お伝えしたように、中通一丁目の日赤病院・婦人会館跡地の再開発工事(前回の記事)は、地震に伴い杭が届かなくなったことや重機の燃料が確保できないことから、15日から工事を中断している。
予定なし
お休み中
今後どうなるのか?
【31日追記】AABの報道によれば、23日(水)から工事を一部で再開したとのこと。今後の工事に遅れが生じないか、検討・調整していくようだ。
●キャッスルホテルは今日から
その向かい、秋田キャッスルホテルは、1月17日からほぼ全館を休業して、耐震補強工事を行っていた。
今日、3月20日から営業を再開したようで、車寄せにタクシーが並ぶいつもの光景に戻っていた。
外から見た限りでは以前と変りない
壁面のロゴマークが新しくなった以外は、デザインは以前と同じように見える。
●木内は…
キャッスルの隣が「木内(きのうち。“木ノ内”ではありません)」。
かつては屋上遊園地や食堂もある秋田市随一の百貨店だったが、平成に入ってから規模を縮小し上のフロアを閉鎖、1階だけで衣料品を中心に販売する状態が長らく続いている。
木内は「設備補修のため」として、今年1月と2月の2か月間休業して工事を行っており、今月から営業を再開していた。(実際に休業中は何らかの工事をしていた)
しかし、シャッターが降りていて、
「地震の為3月31日まで休業させていただきます」
昨日19日の段階で、既にこのようになっていたという。
地震で建物が損傷を受けたのではなく、節電や消費低迷に対応するための休業かもしれない(憶測です)。
生活必需品を売っているわけでもなく、若干過剰な照明があったような気もするから、休んでしまおうとの判断なのだろうか。
2か月間休んだ直後に、また10日以上お休みとはずいぶん潔いというか…
今日の広小路は、いつもの日曜より車は少し少ないが、歩いている人は若干多い印象(普段があまりに少ないのだけど)。若い家族連れとか高齢者とその子どもみたいな人たちが多かった。
車で出掛けるのをやめて、秋田駅前に行ったのだろう。
●交通情報
・JR
奥羽本線は、明日21日から横堀-院内間(1駅4キロ)も運転を再開する。これで、秋田県内の本線系統はすべて再開。
また、今日から、奥羽本線 米沢-山形間(通称山形線)と米坂線(米沢と羽越本線の坂町間)が開通し、山形市への鉄道もいちおうはつながったようだ。
奥羽本線の福島-米沢、山形-新庄-院内は運転再開未定。
北上線は、今日から全線(北上-横手)で運転を再開したが、燃料の問題から朝夕の一部のみ運転。
東北本線は盛岡-北上-一ノ関が再開している。
ディーゼルカーが走る路線では、引き続き大幅な減便が行われているという。秋田支社管内ではほぼ半減、盛岡支社管内では朝夕のみ運行としているようだが、ご利用の際は確認を。
・秋田中央交通のバス
秋田中央交通の仙台行き高速バスは今日から運転を再開(21日までは減便)。
高速・一般路線バスとも、連休明け22日以降の運転状況は未定だが、直前まで状況が分からず、バス停の掲示もできないとのこと。報道や公式サイトで確認してほしいそうなので、ご利用の際はご注意を。
※翌日21日の地震関係の情報はこちら