広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

地震・15日の秋田市

2011-03-15 19:25:31 | 地震
秋田市では、今回の地震による大きな被害はありません。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。


●秋田周辺のJRの状況[特記以外秋田県14:30まとめ]
※東北全域の交通機関の状況は、国土交通省東北運輸局のサイトに情報があります
・既に運行再開している区間(いずれも本数を減らして運行中=昨日は“20%減”となっていたが、今日は割合表示なし)
  羽越本線 酒田-秋田 ※酒田以南は通常運行中
  奥羽本線 大曲-秋田-青森
  男鹿線
・運行再開予定
  奥羽本線 横堀-大曲:3月16日予定
  田沢湖線、五能線:3月18日予定
  ※田沢湖線の盛岡-赤渕(岩手県雫石町)間は、今日夕方に運行を再開した模様[IBC岩手放送テレビ]

・運行再開未定
  花輪線、北上線
  奥羽本線 新庄-横堀、東北・秋田・山形各新幹線[秋田市交通政策室13時]
  ※ただし東北新幹線 東京-那須塩原 間は運転再開

●秋田中央交通は当面土日ダイヤで運行[公式サイト]
・一般路線バスは明日16日(水)から19日(土)は土日祝日ダイヤで運行(燃料確保が困難なため)
  ※秋田市の資料には「スクールバスは通常運行」とあるが、これは一部小学校の通学用(当該学校の児童しか乗れない)バスのこと。各高校などへ行く路線バスのことではない。
→高校生の通学や郊外の総合病院への通院など土日ダイヤでは対応しきれない場合もありそうだが、その点はどうなっているんだろう?
・一般路線バスは20日(日)以降は、燃料供給および乗務員確保の状況により、一部路線で減便・運休の可能性あり

・空港リムジンバスは通常
・高速バス東京線は当面の間、迂回運行(1.5~2時間程度遅れるが、報道によれば利用者が多く増車して運行中)
・高速バス仙台線は19日(土)まで運休、以降未定
・県内の高速バス能代線と湯沢(横手)線は、明日16日以降減便
 能代線は1日2往復(共同運行の秋北バス担当分を含む)、湯沢線は1往復(中央交通担当の運行数。共同運行の羽後交通担当分は含まず→ご利用の際は羽後交通側のダイヤも確認を!)のみ運行

・いずれの場合もやむを得ず運休する場合あり

・メールによる問い合わせサービスを休止(って前から休止してるような状態だっだんだけどね…)

●秋田市郊外部「マイタウン・バス」[秋田市交通政策室]
東西南北各エリアとも、16日(水)は通常。17日(木)~19日(土)は減便


●東北電力も「計画停電」を実施[東北電力、秋田市]
・秋田市は17日(木)に2地域に分けて実施
※東北電力と秋田市のサイトに、対象となる町名が掲載されています(東北電力のサイトはアクセスが集中しているうえデザインが見にくいので、秋田市の方がおすすめ)

・9時~12時に停電する第6グループ:秋田市の南半分(山王・大町・保戸野・中通・東通・広面・千秋・手形・濁川などを含む)
・17時~20時に停電する第8グループ:秋田市の北半分
※泉、寺内、八橋などは、両グループにまたがっているので注意!
※同じ町内でも変電所の違いにより、実際には異なる場合も予想される。

・15日19時過ぎの秋田ケーブルテレビからのメールによれば、ケーブルテレビ施設の計画停電中に各サービス(テレビ、インターネット、IP電話)が使えなくなるかもしれないとのこと(当然だ)。つまり、ケーブルテレビ側と異なる停電グループの世帯では、停電してないけど使えない場合がある。

・計画停電によって、秋田市の水道の供給が止まることはないが、給水ポンプを使っているマンション等は水が出なくなる恐れあり
・水道水の供給・下水の処理にも電力を使うので、秋田市では節電のため節水を心がけるよう、呼びかけている

・東北電力の計画停電は「週末の3連休は行わない予定で、来週以降については改めて検討するとしていますが、東北電力では、今後1か月程度は続く見通しだとしています。」[NHK]


【21時50分追記】3月17日の計画停電実施に伴う、秋田市立小中学校の対応 小学校:休校、中学校:午後のみの授業

●その他
・秋田市から宮城県へ行っていた30代男性の死亡を秋田県が確認。初の秋田県関係の犠牲者[NHK秋田]

・イオンモール秋田やイオン大曲ショッピングセンターは、一部フロアのみで営業[魁]
・秋田のゆうパックやヤマト運輸は荷物受付を休止中[魁]
・秋田市のたけや製パンでは小麦粉や砂糖など原料が不足。通常は、24時間体制で400~500種類を製造するが、12日の再開後は深夜のみ稼働で17種類。生産量は通常の3割。[朝日新聞秋田]
・中通一丁目の日赤跡地の再開発工事(以前の記事)が15日から中断。杭の業者が宮城にあって津波の影響を受けたこと、重機の燃料の懸念のため。今後の予定は不明[朝日新聞秋田] ※続きはこちら


秋田県は今日から毎日1万6千個のおにぎりを岩手県に届けるなど、支援が本格化している。秋田空港・大館能代空港や秋田港が復旧の拠点として活用される話もあるようだ。

明日からあさってにかけ、東北全域で冷え込みと雪が予報されている。
被災地に比べれば大したことではないが、寒さ・雪・計画停電・バスのダイヤ変更・ガソリン給油待ちの渋滞が重なることが予想され、秋田市内も混乱するかもしれない。
事前に準備し、可能であれば行動の予定を変更するなどして備えたい。
【20時追記】我々ネットを使える者は、計画停電の詳細(自分がどの時間に停電するかとか)やバスダイヤの変更を早めに知ることができる。しかし、テレビではそれらを知ることが難しく、高齢者などは情報を得る術がない。身近にそうした環境の人がいたら、教えてあげるといいかもしれません。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今朝の地震速報は誤報

2011-03-15 13:05:37 | 地震
今朝(3月15日)7時29分に「秋田県沿岸北部で震度5強~震度6強程度」などと、秋田沖を震源とし、秋田県内などで大きな揺れが発生するという緊急地震速報が発信され、放送や携帯電話のメールで流れた。
しかし、実際には、そのタイミングで福島県浜通りでマグニチュード4.3の地震が発生した(最大震度3=緊急地震速報の対象外。秋田では震度観測せず)。
つまり、緊急地震速報の誤検知・誤報だった


緊急地震速報は元々完璧なシステムではない(誤報が起こり得る)し、特に現在は気象庁のホームページ(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/index.html)に「お知らせ ~ 的確な緊急地震速報(予報及び警報)の発表ができない状態が続いていることについて~」として掲載されているとおり、地震が多発していることによって「データを適切に分離して処理できず、的確な緊急地震速報(予報及び警報)の発表ができない事例が発生しています。」「改善方法については検討を進めていますが、直ちに対応することは困難な状況です。」とのこと。

それにしても、テレビやメールでは誤報だったことの告知がされなかった(されたけど他の情報に埋もれた?)ようだし、速報システムの精度低下など僕も知らなかった。
そのため、未だに「今朝の速報の地震がこれから起こるのでは?」と不安を抱いている人がいるようだ。


緊急地震速報は、「地震予知」装置ではなく、発生直後に地震の揺れが届くより前に情報を伝えるシステム。
だから速報が出てから何分たっても地震がなければ、その速報はなかったことと解釈していい。

緊急地震速報は、完璧でないとはいえ、被害軽減に非常に有効なシステムだと思う。
それに、今後、秋田で大きな揺れがないとは言えないし、用心するに越したことはない。
対象地域となる速報が出たら、直ちに身を守って火を消すことは続けたい。

なお、誤報を含む過去の緊急地震速報については、気象庁のサイト内「緊急地震速報の発信状況」(http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/EEW/kaisetsu/joho/joho.html)で分かります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする