秋田市では、今回の地震による大きな被害はありません。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。
彼岸の入りの今日も、雪で寒かった。しばらくはこんな天気が続きそう。
地震から1週間経った。今回は秋田市より広範囲の情報が多くなります。
●東北電力は当分、計画停電を実施せず[公式発表]
東北電力では、現時点での電力需給見通しから3月27日までは計画停電を実施しない予定であることを明らかにした。
正確には、27日までの土日祝日は「実施いたしません」、それ以外の平日は「実施しない予定です」となっている。
●JR運行状況
今日から秋田-盛岡間で「こまち」が運転を再開した。同時に盛岡-八戸-青森のいわて銀河鉄道・青い森鉄道(新幹線開通で第3セクター鉄道化された並行在来線)も開通し日本海側経由の貨物列車のルートもできた。弘前などとの高速バスも運行されており、盛岡市と隣県との足が確保されつつある。
夕方にはJR東日本から発表があり、東北新幹線の盛岡以北の運転再開の見通しが立ったようだ。
今後、大きな余震がなければ盛岡-新青森間で23日(水)から運転を再開する見通し。
しかし、TBSの報道によれば、東北新幹線の地震による被害箇所は、「大宮~いわて沼宮内間で1100か所以上」とのこと(運転再開している那須塩原以南も含まれるので、復旧済箇所もあると思われる)。
中には、架線柱や高架の橋脚、仙台駅構内など、岩手・宮城県内などで大きなダメージを受けた箇所も少なくない。仙台周辺の運転再開は、相当先になるかもしれない。
ちなみに、1995年の阪神・淡路大震災において、山陽新幹線も新大阪-姫路間で大きなダメージを受けたが、運転再開までに約90日を要した。
JR東日本のサイトには、運転再開状況をまとめた路線図や、東北新幹線の迂回ルート(新潟・秋田回り)の案内が新たにアップされた。
秋田市役所交通政策室17時30分のまとめによれば、秋田県周辺のJRの運転状況は、ほぼ昨日と同じ。
明日19日から五能線と花輪線が全線で運転再開。
ディーゼルカーを使う路線(男鹿線、五能線、花輪線)では、燃料供給状況に伴い、運休の可能性も。花輪線は「朝夕の一部のみ限定運転」。
JR東日本秋田支社の発表によれば、今日から再開された秋田-盛岡間の「こまち」は、引き続き1日4往復運転。
秋田駅で新潟・東京方面「いなほ」、青森方面「つがる」と接続する便も多い。
全車自由席でグリーン車は利用できない。(実際には、券売機でも購入できる「特定特急券」で乗車)
上野方面の寝台特急「日本海」は18日から運転再開。
大阪方面の寝台特急「あけぼの」は24日までは運休[東奥日報より]。
●秋田内陸線縦貫鉄道
燃料不足のため、19日から21日の連休中は、運休。
22日以降は減便の予定。
●路線バス
昨日と同じ。(といっても、明日から連休で元々土日ダイヤなので、秋田中央交通に関しては「通常通り」ととらえて差し支え無いだろう)
ところで、青森県弘前市の弘南バスの一般路線バスは、「3月23日まで通常運行いたします。」※平日は平日ダイヤで運行
大館市の秋北バスも「3月19日以降は平常どおりの運行(3月19日~21日・26日・27日は日祝日ダイヤ、3月22~25日は平日ダイヤ)を再開いたします。」
といずれも燃料の状況が好転したようにも受け取れる。
(青森市や八戸市など引き続き縮小ダイヤの事業者もあるし、軽油のバスとガソリンの自家用車とでは違うけれど)
【19日追記】19日付朝日新聞秋田版によれば、秋北バスは「親会社からの燃料供給や、市内の企業からの燃料提供で」通常ダイヤに戻せたと話している。
地元の協力もあったようだが、親会社=国際興業の力添えもあったのか! 「寄らば大樹の陰」だ。
秋北バスのホームページには、
「依然としてガソリン等の供給が不安定なことから、ガソリンスタンド周辺の渋滞解消も含めて、地域全体での燃料消費を抑制することにより一刻も早い平常化を目指すという観点から、ぜひマイカーご利用の方々にもバスご利用への切り替えをお願い申し上げます。」
とある通り、同社運行エリア外の我々も同じように心がけたい。(秋田市のバスは、最近乗客が多い印象)
●宅配再開
秋田市でも宅配便の受付・配達を中止していたが、一部宅配業者は、営業所持ち込み・営業所止めに限り再開。
●災害対策本部改め
秋田県は「災害対策本部」を「県民生活・被災地支援本部」とした。
「被災地への支援、生活に必要な物資・エネルギーの確保などの対応が必要なことから、全庁一体となった総合的な政策を推進するため」だそう。
●受け入れ態勢
秋田県では他県からの被災者の受け入れを本格化する。
当面は食事提供が可能な県の24施設で1900人を受け入れ、今後は公営住宅や廃校など県・市町村・民間の約570施設で約2万4千人を受け入れるという。
受け入れた民間施設には助成をする。
ほかにも、秋田市では、福島第一原子力発電所事故に伴う避難者を「大森山老人と子どもの家」(我々世代には懐かしい「大森山少年の家」の場所【19日訂正】近く)を避難所として受け入れるなどしている。
●修了式
秋田県内の小中学校の多くで、今日、修了式が行われ、明日から春休みに入る。
●引越しが
異動・卒業に伴う引越しシーズンだが、青森県の東奥日報によれば、青森では燃料不足により引越し業者から延期やキャンセルされる人が出ているという。
弘前大学生協で引越しを申し込んだ学生約50人がキャンセルされ、生協としても動向が分からず対策できないとのこと。
今が書き入れ時なので業者にとっても痛手だが、燃料がないのでいかんともしがたいようだ。秋田ではどうなのだろう。
以下の内容は個人で収集したものです。最新の正確な情報は各機関の公式発表や報道で確認願います。
彼岸の入りの今日も、雪で寒かった。しばらくはこんな天気が続きそう。
地震から1週間経った。今回は秋田市より広範囲の情報が多くなります。
●東北電力は当分、計画停電を実施せず[公式発表]
東北電力では、現時点での電力需給見通しから3月27日までは計画停電を実施しない予定であることを明らかにした。
正確には、27日までの土日祝日は「実施いたしません」、それ以外の平日は「実施しない予定です」となっている。
●JR運行状況
今日から秋田-盛岡間で「こまち」が運転を再開した。同時に盛岡-八戸-青森のいわて銀河鉄道・青い森鉄道(新幹線開通で第3セクター鉄道化された並行在来線)も開通し日本海側経由の貨物列車のルートもできた。弘前などとの高速バスも運行されており、盛岡市と隣県との足が確保されつつある。
夕方にはJR東日本から発表があり、東北新幹線の盛岡以北の運転再開の見通しが立ったようだ。
今後、大きな余震がなければ盛岡-新青森間で23日(水)から運転を再開する見通し。
しかし、TBSの報道によれば、東北新幹線の地震による被害箇所は、「大宮~いわて沼宮内間で1100か所以上」とのこと(運転再開している那須塩原以南も含まれるので、復旧済箇所もあると思われる)。
中には、架線柱や高架の橋脚、仙台駅構内など、岩手・宮城県内などで大きなダメージを受けた箇所も少なくない。仙台周辺の運転再開は、相当先になるかもしれない。
ちなみに、1995年の阪神・淡路大震災において、山陽新幹線も新大阪-姫路間で大きなダメージを受けたが、運転再開までに約90日を要した。
JR東日本のサイトには、運転再開状況をまとめた路線図や、東北新幹線の迂回ルート(新潟・秋田回り)の案内が新たにアップされた。
秋田市役所交通政策室17時30分のまとめによれば、秋田県周辺のJRの運転状況は、ほぼ昨日と同じ。
明日19日から五能線と花輪線が全線で運転再開。
ディーゼルカーを使う路線(男鹿線、五能線、花輪線)では、燃料供給状況に伴い、運休の可能性も。花輪線は「朝夕の一部のみ限定運転」。
JR東日本秋田支社の発表によれば、今日から再開された秋田-盛岡間の「こまち」は、引き続き1日4往復運転。
秋田駅で新潟・東京方面「いなほ」、青森方面「つがる」と接続する便も多い。
全車自由席でグリーン車は利用できない。(実際には、券売機でも購入できる「特定特急券」で乗車)
上野方面の寝台特急「日本海」は18日から運転再開。
大阪方面の寝台特急「あけぼの」は24日までは運休[東奥日報より]。
●秋田内陸線縦貫鉄道
燃料不足のため、19日から21日の連休中は、運休。
22日以降は減便の予定。
●路線バス
昨日と同じ。(といっても、明日から連休で元々土日ダイヤなので、秋田中央交通に関しては「通常通り」ととらえて差し支え無いだろう)
ところで、青森県弘前市の弘南バスの一般路線バスは、「3月23日まで通常運行いたします。」※平日は平日ダイヤで運行
大館市の秋北バスも「3月19日以降は平常どおりの運行(3月19日~21日・26日・27日は日祝日ダイヤ、3月22~25日は平日ダイヤ)を再開いたします。」
といずれも燃料の状況が好転したようにも受け取れる。
(青森市や八戸市など引き続き縮小ダイヤの事業者もあるし、軽油のバスとガソリンの自家用車とでは違うけれど)
【19日追記】19日付朝日新聞秋田版によれば、秋北バスは「親会社からの燃料供給や、市内の企業からの燃料提供で」通常ダイヤに戻せたと話している。
地元の協力もあったようだが、親会社=国際興業の力添えもあったのか! 「寄らば大樹の陰」だ。
秋北バスのホームページには、
「依然としてガソリン等の供給が不安定なことから、ガソリンスタンド周辺の渋滞解消も含めて、地域全体での燃料消費を抑制することにより一刻も早い平常化を目指すという観点から、ぜひマイカーご利用の方々にもバスご利用への切り替えをお願い申し上げます。」
とある通り、同社運行エリア外の我々も同じように心がけたい。(秋田市のバスは、最近乗客が多い印象)
●宅配再開
秋田市でも宅配便の受付・配達を中止していたが、一部宅配業者は、営業所持ち込み・営業所止めに限り再開。
●災害対策本部改め
秋田県は「災害対策本部」を「県民生活・被災地支援本部」とした。
「被災地への支援、生活に必要な物資・エネルギーの確保などの対応が必要なことから、全庁一体となった総合的な政策を推進するため」だそう。
●受け入れ態勢
秋田県では他県からの被災者の受け入れを本格化する。
当面は食事提供が可能な県の24施設で1900人を受け入れ、今後は公営住宅や廃校など県・市町村・民間の約570施設で約2万4千人を受け入れるという。
受け入れた民間施設には助成をする。
ほかにも、秋田市では、福島第一原子力発電所事故に伴う避難者を「大森山老人と子どもの家」(我々世代には懐かしい「大森山少年の家」の
●修了式
秋田県内の小中学校の多くで、今日、修了式が行われ、明日から春休みに入る。
●引越しが
異動・卒業に伴う引越しシーズンだが、青森県の東奥日報によれば、青森では燃料不足により引越し業者から延期やキャンセルされる人が出ているという。
弘前大学生協で引越しを申し込んだ学生約50人がキャンセルされ、生協としても動向が分からず対策できないとのこと。
今が書き入れ時なので業者にとっても痛手だが、燃料がないのでいかんともしがたいようだ。秋田ではどうなのだろう。