広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

震災の打撃

2011-03-30 20:45:26 | 地震
●JRの状況[公式発表より]
・減便しているディーゼルカー使用路線(男鹿線・五能線等)は4月1日から平常通り運行
 ただし、快速「リゾートしらかみ」は当分の間運休。
既に各バス会社が燃料を確保して平常ダイヤに戻ったのに、JRはなかなか戻らなかったが、やっと平常通りになる。
これにより、秋田地区の普通列車はすべて平常ダイヤになる。

・青森-上野の寝台特急「あけぼの」は4月1日発車分から運転再開

・秋田-盛岡の秋田新幹線「こまち」は4月1日から、一部ダイヤが変更。号数(「こまち◯◯号」)と盛岡到着時刻が変更される程度で、大幅なものではない。
 盛岡駅では現在は下の在来線ホーム発着だが、同日から上の新幹線ホーム発着に戻る。

・山形新幹線 新庄-山形-福島は明日31日運転再開。4~3往復。→米沢-福島の普通列車も同日から運転を再開するので、奥羽本線が全線(青森-秋田-山形-福島)運転を再開することになる。
・東北新幹線の全線運転再開は4月下旬の予定。

【31日追記】報道によれば、弘前や角館の花見関連の臨時列車は予定通り運行する模様。

●地方経済への打撃
秋田など地震や津波による直接の被害がなかった地域でも、間接的な影響が出てきた。それは経済的な影響。
事業停止・破産する企業がいくつか出ている。不況でギリギリの経営をしていた中、震災が打撃となったのだろう。

大仙市協和の温泉宿泊施設「からまつ山荘」(旧唐松温泉)や、後で別記事にするつもりだけど青森の百貨店「中三(なかさん)」も経営破綻してしまった。

●おまつり
東京などでは桜が開花したそうだが、都が管理する公園などでは、宴会を自粛するよう呼びかけているという。

各報道などから、現時点での秋田周辺の情報をまとめた。
※予定・検討中のものが多く、これで決定ではない点も多いと思われます。

秋田県仙北市角館では、恒例の「角館の桜まつり」を「がんばろう!東北 角館の桜」として(“まつり”が入らない)、期間を短縮して実施。

青森県弘前市のさくらまつりは実施。
被災者を招待し、収益や入園料の一部を義援金に充て、復興支援のイベントとする方向で検討中。ライトアップ等は今後調整。


秋田市千秋公園の桜まつりは、ライトアップと二の丸広場のステージイベントを自粛。
夏の竿燈まつりは実施するが、観覧席などは状況に応じて変更するかも。

といった感じ。
これらは季節の移ろいを感じさせるイベントや先人から受け継いだ伝統行事であるし、地方にとっては年に1度のイベントが最大の収入源という場合もある。まったく実施しないと大打撃になってしまうと思うし、復興の足がかりやすさんだ気持ちをリフレッシュするためにも、縮小して実施するべきだと思う。

まずは被災者が安心できる生活環境の整備と原発事故の収束が第一だが、その次はいろんな面から日本が元気に復興できるようにしていかないといけない。
コメント
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