大した話題じゃありません。秋田県のバスに関する備忘録。
●秋北バス社長
24日付秋田魁新報経済面によれば、大館市に本社がある「秋北(しゅうほく)バス」の社長が23日付で交代することが、23日の秋北バスグループの株主総会・取締役会で決まった。
太田吉信氏(65)が退任、常務だった小畑保彦氏(48)が昇格。
小畑氏は大館市出身で1989年に秋北バス入社、2014年から常務。
他のグループ各社すべてにも小畑氏の名前が出ていて、「秋北観光」と「秋北航空サービス」の社長、「秋北タクシー」の非常勤取締役を兼務。太田氏の名前は一切なく、潔く退いたということか。
大館市の前市長やかつての秋田県知事も小畑さん(この2人は親戚)だけど、関係がある方なのだろうか?
一方、中央交通では、70歳を過ぎた人がずっと社長をしていて、その子息が役員(兼・子会社の社長)をしているから、ゆくゆくは本体の社長に就くのだろう。
高齢の経営者や世襲が悪いとは限らないが、秋北バスのほうが風通しが良さそう。
※その後、2016年に行われた中央交通の社長交代はこのようになった。
秋北バスといえば、同社のほか、青森の十和田観光電鉄、岩手の岩手県交通の3社は国際興業グループに属していた。※以前の記事
それら(もしくはその一部)が国際興業グループを離脱したという話を聞いていたが、正確な情報が分からなかった。
調べてみても公式な情報はなかったが、やはりそのようだ。
2013年に3社揃って「国際興業東北株式会社」という地元資本の企業に属し、その時点で国際興業傘下ではなくなったらしい。
3社側に起因する事情ではなく、親である国際興業側の経営不振・経営再建の一環の事情によるもので、山梨交通なども離脱している。(花巻温泉やホテル鹿角、北海道いすゞなどは残留)
だから、ケンカ別れではなく、間接的な関係は良好に続いている(【25日追記】かつ北東北3社は引き続きグループ内)のだと思われる。そのため、各社の塗装が従来のままだったりして表向きには変化が見えないようだ。
ただし、いすゞ以外のメーカー製や国際興業以外の中古車の導入が増えたり、岩手県交通では車体の社名表記の書体が違った車両も見かけた。今後、少しずつ変わっていくのかもしれない。【29日追記】秋北バスでは、国際興業共通塗装ではなく、かつてのオリジナル塗装で導入される路線用中古車が増えているとか。
●女性運転士に密着
5月23日放送の秋田朝日放送「サタナビっ!」のコーナー「密着仕事人」で、「バスの運転士」が取り上げられた。
女性運転士に司会のZEN氏が密着ということで、中央交通かと思いきや、羽後交通本荘営業所。
秋田県内初のバスの女性運転士だった人が、現在も所属している。
この方は、約30年前にバスガイドとして入社、1995年に運転士に転身。
車の運転が好きで、バスガイド時代に同僚の運転士に「大型免許を取ろうと思っている」と話したところ、「どうせなら2種免許にしたら」と勧められ、さらに大型2種免許取得後「ドライバーに転職しようと思っている」と話したら、「だったらうちの会社で職種変更したら」と勧められて、現在に至るという。
サタナビっ!によれば、羽後交通本荘営業所には運転士52名、路線車両50台が所属しているという。なんか人員と車両のバランスがおかしいような…
また、現在、秋田県内には女性の路線バス運転士が7名いるという。(秋北バスに少なくとも1名、中央交通に複数名)
羽後交通の運転士さんは、「1度きりの客もいる。乗って良かったと思われる応対を心がけている」とおっしゃっていた。
【28日追記】羽後交通では25日に齋藤善一氏が代表取締役に再任された。
※中央交通の女性運転士についてはこの記事後半参照
●秋北バス社長
24日付秋田魁新報経済面によれば、大館市に本社がある「秋北(しゅうほく)バス」の社長が23日付で交代することが、23日の秋北バスグループの株主総会・取締役会で決まった。
太田吉信氏(65)が退任、常務だった小畑保彦氏(48)が昇格。
小畑氏は大館市出身で1989年に秋北バス入社、2014年から常務。
他のグループ各社すべてにも小畑氏の名前が出ていて、「秋北観光」と「秋北航空サービス」の社長、「秋北タクシー」の非常勤取締役を兼務。太田氏の名前は一切なく、潔く退いたということか。
大館市の前市長やかつての秋田県知事も小畑さん(この2人は親戚)だけど、関係がある方なのだろうか?
一方、中央交通では、70歳を過ぎた人がずっと社長をしていて、その子息が役員(兼・子会社の社長)をしているから、ゆくゆくは本体の社長に就くのだろう。
高齢の経営者や世襲が悪いとは限らないが、秋北バスのほうが風通しが良さそう。
※その後、2016年に行われた中央交通の社長交代はこのようになった。
秋北バスといえば、同社のほか、青森の十和田観光電鉄、岩手の岩手県交通の3社は国際興業グループに属していた。※以前の記事
それら(もしくはその一部)が国際興業グループを離脱したという話を聞いていたが、正確な情報が分からなかった。
調べてみても公式な情報はなかったが、やはりそのようだ。
2013年に3社揃って「国際興業東北株式会社」という地元資本の企業に属し、その時点で国際興業傘下ではなくなったらしい。
3社側に起因する事情ではなく、親である国際興業側の経営不振・経営再建の一環の事情によるもので、山梨交通なども離脱している。(花巻温泉やホテル鹿角、北海道いすゞなどは残留)
だから、ケンカ別れではなく、間接的な関係は良好に続いている(【25日追記】かつ北東北3社は引き続きグループ内)のだと思われる。そのため、各社の塗装が従来のままだったりして表向きには変化が見えないようだ。
ただし、いすゞ以外のメーカー製や国際興業以外の中古車の導入が増えたり、岩手県交通では車体の社名表記の書体が違った車両も見かけた。今後、少しずつ変わっていくのかもしれない。【29日追記】秋北バスでは、国際興業共通塗装ではなく、かつてのオリジナル塗装で導入される路線用中古車が増えているとか。
●女性運転士に密着
5月23日放送の秋田朝日放送「サタナビっ!」のコーナー「密着仕事人」で、「バスの運転士」が取り上げられた。
女性運転士に司会のZEN氏が密着ということで、中央交通かと思いきや、羽後交通本荘営業所。
秋田県内初のバスの女性運転士だった人が、現在も所属している。
この方は、約30年前にバスガイドとして入社、1995年に運転士に転身。
車の運転が好きで、バスガイド時代に同僚の運転士に「大型免許を取ろうと思っている」と話したところ、「どうせなら2種免許にしたら」と勧められ、さらに大型2種免許取得後「ドライバーに転職しようと思っている」と話したら、「だったらうちの会社で職種変更したら」と勧められて、現在に至るという。
サタナビっ!によれば、羽後交通本荘営業所には運転士52名、路線車両50台が所属しているという。なんか人員と車両のバランスがおかしいような…
また、現在、秋田県内には女性の路線バス運転士が7名いるという。(秋北バスに少なくとも1名、中央交通に複数名)
羽後交通の運転士さんは、「1度きりの客もいる。乗って良かったと思われる応対を心がけている」とおっしゃっていた。
【28日追記】羽後交通では25日に齋藤善一氏が代表取締役に再任された。
※中央交通の女性運転士についてはこの記事後半参照