過去の記事の訂正です。
2012年の記事において、秋田市役所が作って秋田テレビで放映していた市制広報テレビ番組「花時計からのたより」のことを取り上げた。
そのオープニング曲を、「愛のオルゴール」としていたがそれは誤りだった。
ACB秋田コミュニティー放送の「さにさたの、ぶろぐ」の6月9日付の記事で触れられていて、その事実を知った。
正しくは「ほほえみのバネッサ」という曲だそうで、聴いてみると、間違いなくそれだ。
2分半ほどの曲で、冒頭から20秒経過した付近から15秒間ほどが、「花時計からのたより」のオープニングで使用されていたと思われる。
たしかに、「愛のオルゴール」を聴いても、花時計からのたよりとまったく同一のフレーズは確認できず、テンポや音の高さなど雰囲気が少し違う気はしていた。
でも、それはアレンジや演奏者や楽器の違いにより生じるものであると思い込んでしまっていて、別の曲だとは思いもしなかった。
たまたま「愛のオルゴール」の曲と曲名を先に知り、「花時計からのたよりの曲はこれだったのか!」と決めつけてしまっていた。
自分の音楽の知識とセンスがないことを棚に上げて申し訳ないけれど、この2つの曲は共通点が多いと思う。使われている楽器、全体的な雰囲気、何よりもメロディが。
聴き比べてみれば、「ほほえみのバネッサ」のほうがややテンポが速く、少しだけより軽快な印象を受ける。
歌詞が付いているとか、譜面で見る(それを読解できる能力があれば)と、違いが分かるのだろうけど。
2つの曲のデータ。
リチャード・クレイダーマンも日本でも著名なピアニストであり、1981年には「愛のコンチェルト」という曲がCMで使われて流行ったという。
それと比べても、また「愛のオルゴール」と比べても、「ほほえみのバネッサ」はマイナーなようだけど、どうして「花時計からのたより」の主題歌として選ばれたのだろうか。
それにしても、世の中には知らないこと、紛らわしいことがたくさんあるものだと、痛感させられた。【17日追記】そして、偶然にも取り上げてくれた「さにさたの、ぶろぐ」さんと、それを見つけた運に感謝。
ここに訂正してお詫びします。
と言っておきながら、再び申し訳ないですが、よく似た曲ってけっこうある。
部分的だったり、専門的見地ではさほど似ていなかったりするのだろうけど。
思いつくものを挙げてみると… ※基本的に先に掲載したほうが先に作られた曲
○部分的にそっくり
・「早春賦」と「知床旅情」の冒頭
・「見よ勇者は帰る」(賞状贈呈の曲)と「ふじの山」(♪頭を雲の上に出し)の最後
・NHK「ひるのプレゼント(昼プレ)」のテーマと「瀬戸の花嫁」の冒頭
→昼プレを作曲した宮川泰が同番組に出演し「こっちが先だよ!」と冗談めかして言っていたのを見た記憶がある。
【2024年3月16日追記】2024年3月15日放送のBSテレ東「武田鉄矢の昭和は輝いていた」で宮川泰が特集され、昼プレのテーマも紹介され、ゲストの宮川彬良と武田鉄矢が瀬戸の花嫁と似ていることに言及(海援隊のメンバー間で話題になったとか言っていた)。瀬戸の花嫁の作曲者の平尾昌晃が「番組(昼プレ)見てた可能性がある」「(昼プレの曲が) 頭に残ってた。そういうことはある」とのこと。
・「早稲田大学校歌」(♪都の西北)とNHK「連想ゲーム」のテーマの冒頭
【2020年5月2日追記】「連想ゲーム」の作曲は小森昭宏。「げんこつやまのたぬきさん」「おべんとうばこのうた」なども作曲したそうだが、医師でもあったそう。出身大学は慶應大学医学部。早稲田を意識したものではないのか?
【2023年10月6日追記】アニメ主題歌「キャンディ キャンディ」の歌い出しも、この2曲に似ている。連想ゲームは1969年放送開始(テーマ曲はいつから使われたは不明)、瀬戸の花嫁1972年、キャンディキャンディ1976年の順ではある。
・「ヤマトナデシコ七変化」と「忍たま乱太郎」エンディング「四方八方肘鉄砲」、それぞれの冒頭のコーラス(♪純情愛情過剰に異常… と♪四方六方八方手裏剣…)
→作曲者はどちらも馬飼野康二。【2020年5月19日訂正】ヤマトナデシコ七変化は作曲 筒美京平、編曲 若草 恵だった。ちなみに、小泉今日子の曲で馬飼野康二が作曲・編曲したものは多く、複数回シングル化されているヤマトナデシコ七変化の一部では、カップリング曲にもなっている。
○全体的にどことなく似ている
・「愛のオルゴール」と「ほほえみのバネッサ」もここに入りそう
・「ピンクパンサーのテーマ」と「開運!なんでも鑑定団」鑑定中の曲(元はアニメのBGM)
・「君は天然色」と「ちびまる子ちゃん」オープニング「うれしい予感」
→作曲者はどちらも大瀧詠一。「君は天然色」の別バージョンとして作られた曲が、14年ほど経ってから日の目を見たということらしい。
【2022年6月13日追記】同じく大瀧作品で、松田聖子の1981年のアルバムに収録されている「冬の妖精」という曲も、「君は天然色」と似ていることを知った。でも、「うれしい予感」のほうがより似ていると思う。
○そっくり
・「どこまでも行こう」と「あっぱれさんま大先生」のエンディング「記念樹」
→17年ほど前にワイドショーを賑わせた事件。素人には真相は分からないけれど、昨年のゴーストライター事件よりはタチが悪いような…
2012年の記事において、秋田市役所が作って秋田テレビで放映していた市制広報テレビ番組「花時計からのたより」のことを取り上げた。
そのオープニング曲を、「愛のオルゴール」としていたがそれは誤りだった。
ACB秋田コミュニティー放送の「さにさたの、ぶろぐ」の6月9日付の記事で触れられていて、その事実を知った。
正しくは「ほほえみのバネッサ」という曲だそうで、聴いてみると、間違いなくそれだ。
2分半ほどの曲で、冒頭から20秒経過した付近から15秒間ほどが、「花時計からのたより」のオープニングで使用されていたと思われる。
たしかに、「愛のオルゴール」を聴いても、花時計からのたよりとまったく同一のフレーズは確認できず、テンポや音の高さなど雰囲気が少し違う気はしていた。
でも、それはアレンジや演奏者や楽器の違いにより生じるものであると思い込んでしまっていて、別の曲だとは思いもしなかった。
たまたま「愛のオルゴール」の曲と曲名を先に知り、「花時計からのたよりの曲はこれだったのか!」と決めつけてしまっていた。
自分の音楽の知識とセンスがないことを棚に上げて申し訳ないけれど、この2つの曲は共通点が多いと思う。使われている楽器、全体的な雰囲気、何よりもメロディが。
聴き比べてみれば、「ほほえみのバネッサ」のほうがややテンポが速く、少しだけより軽快な印象を受ける。
歌詞が付いているとか、譜面で見る(それを読解できる能力があれば)と、違いが分かるのだろうけど。
2つの曲のデータ。
邦題:愛のオルゴール
原題:Music Box Dancer
作曲者:フランク・ミルズ(Frank Mills) カナダのピアニスト
発表年:1974年(1979年に世界的ヒットし、日本語の歌詞が付いた歌も存在)
邦題:ほほえみのバネッサ
原題:Les Premiers Sourires De Vanessa
作曲者:リチャード・クレイダーマン(Richard Clayderman) フランスのピアニスト
発表年:1981年
原題:Music Box Dancer
作曲者:フランク・ミルズ(Frank Mills) カナダのピアニスト
発表年:1974年(1979年に世界的ヒットし、日本語の歌詞が付いた歌も存在)
邦題:ほほえみのバネッサ
原題:Les Premiers Sourires De Vanessa
作曲者:リチャード・クレイダーマン(Richard Clayderman) フランスのピアニスト
発表年:1981年
リチャード・クレイダーマンも日本でも著名なピアニストであり、1981年には「愛のコンチェルト」という曲がCMで使われて流行ったという。
それと比べても、また「愛のオルゴール」と比べても、「ほほえみのバネッサ」はマイナーなようだけど、どうして「花時計からのたより」の主題歌として選ばれたのだろうか。
それにしても、世の中には知らないこと、紛らわしいことがたくさんあるものだと、痛感させられた。【17日追記】そして、偶然にも取り上げてくれた「さにさたの、ぶろぐ」さんと、それを見つけた運に感謝。
ここに訂正してお詫びします。
と言っておきながら、再び申し訳ないですが、よく似た曲ってけっこうある。
部分的だったり、専門的見地ではさほど似ていなかったりするのだろうけど。
思いつくものを挙げてみると… ※基本的に先に掲載したほうが先に作られた曲
○部分的にそっくり
・「早春賦」と「知床旅情」の冒頭
・「見よ勇者は帰る」(賞状贈呈の曲)と「ふじの山」(♪頭を雲の上に出し)の最後
・NHK「ひるのプレゼント(昼プレ)」のテーマと「瀬戸の花嫁」の冒頭
→昼プレを作曲した宮川泰が同番組に出演し「こっちが先だよ!」と冗談めかして言っていたのを見た記憶がある。
【2024年3月16日追記】2024年3月15日放送のBSテレ東「武田鉄矢の昭和は輝いていた」で宮川泰が特集され、昼プレのテーマも紹介され、ゲストの宮川彬良と武田鉄矢が瀬戸の花嫁と似ていることに言及(海援隊のメンバー間で話題になったとか言っていた)。瀬戸の花嫁の作曲者の平尾昌晃が「番組(昼プレ)見てた可能性がある」「(昼プレの曲が) 頭に残ってた。そういうことはある」とのこと。
・「早稲田大学校歌」(♪都の西北)とNHK「連想ゲーム」のテーマの冒頭
【2020年5月2日追記】「連想ゲーム」の作曲は小森昭宏。「げんこつやまのたぬきさん」「おべんとうばこのうた」なども作曲したそうだが、医師でもあったそう。出身大学は慶應大学医学部。早稲田を意識したものではないのか?
【2023年10月6日追記】アニメ主題歌「キャンディ キャンディ」の歌い出しも、この2曲に似ている。連想ゲームは1969年放送開始(テーマ曲はいつから使われたは不明)、瀬戸の花嫁1972年、キャンディキャンディ1976年の順ではある。
・「ヤマトナデシコ七変化」と「忍たま乱太郎」エンディング「四方八方肘鉄砲」、それぞれの冒頭のコーラス(♪純情愛情過剰に異常… と♪四方六方八方手裏剣…)
→
○全体的にどことなく似ている
・「愛のオルゴール」と「ほほえみのバネッサ」もここに入りそう
・「ピンクパンサーのテーマ」と「開運!なんでも鑑定団」鑑定中の曲(元はアニメのBGM)
・「君は天然色」と「ちびまる子ちゃん」オープニング「うれしい予感」
→作曲者はどちらも大瀧詠一。「君は天然色」の別バージョンとして作られた曲が、14年ほど経ってから日の目を見たということらしい。
【2022年6月13日追記】同じく大瀧作品で、松田聖子の1981年のアルバムに収録されている「冬の妖精」という曲も、「君は天然色」と似ていることを知った。でも、「うれしい予感」のほうがより似ていると思う。
○そっくり
・「どこまでも行こう」と「あっぱれさんま大先生」のエンディング「記念樹」
→17年ほど前にワイドショーを賑わせた事件。素人には真相は分からないけれど、昨年のゴーストライター事件よりはタチが悪いような…