麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

春。卒業、そして・・・の季節です。

2006年03月13日 | 東演
 昨日、好天ながら随分と風の強い中、弊団の新人試験が行われました。
 今年は12日と、次の次の日曜日(26日)に行われます。狭き門に、今年はいくつの泣き笑いがあるのか・・・。
    
 さて、今日から東演パラータは「俳優工房」修了公演の小屋入りです! 下からは毎度の搬入・仕込みの物音が聞こえてきますが、どこかゆったり聞こえるのは、ホームの強みでしょうか?
 ついこないだ中間発表があったと思ったら、もう卒業!!
 チェーホフの『結婚の申し込み』ほかを土産に、彼らもまた次のステップにチャレンジしなければならない。希望する者は、26日に東演の門を叩くだろう…。
 【公演詳細下記参照ください】

 僕が東演を受けたのは、まあ職種(制作)もあるし、小劇場のフリーの制作を経てという個人的理由もあって、三〇代になってからだったが、それでも年長の、しかもイカツイ顔が四つも五つも並ばれると、生来の弱気もあって、随分ビビったものだ。また試験を受ける稽古場が、独特の雰囲気のある場所で・・・。
                     
 小劇場は、様々な公共施設をジプシーで使う…これはこれで大変だが、とりあえず無機質な会議室ではある。ところが東演の歴史の刻まれた稽古場は、初めて見たものに、前述のイカツイ顔と合わせて「あ、あたし絶対グルグル巻きにされて、気付いたらどこか異国の空の下なんだわ」と思わせる何かが、あるのである。勿論今は愛着を持っているが…。
 おっと。なわけだから、役者志望の、専門学校をいよいよ卒業する19~20歳にとっては、人生においてもかなりの衝撃的な出来事だと思う。
 今日の面接でも、試験官の中堅俳優が「私もそちら側で面接を受けた時には…」と少し感慨にふけったあとに、厳しい質問を飛ばしていたが・・・ン? でも、例年に較べると意外と物怖じせずシャンとしてたなあ…。
 世代だろうか・・・。
 
 先日、某演劇雑誌記者の異動の会の話は書いたが、これからはそーゆー季節ですね。別れと出会いと・・・。
 こーゆー時に頭に流れるメロディこそ、世代で随分違うことだろう。
 手堅く(?)『仰げば尊し』『大地讃頌』、はたまたヒット曲の『卒業写真』『贈る言葉』『制服』『春なのに』…一気に今風に『桜色舞うころ』、そう『桜』やズバリ『卒業』というタイトルの曲もたくさんある!
 個人的には『じゃあね』っすネ

【俳優工房修了公演】
 『プロポーズ』/
 コント『ばあさんとぐうらた神父』『しばしの別れ』
 3/18(土) 14時A 19時B
  /19(日) 14時B 19時A
 会場:東演パラータ(世田谷区代田1-30-13)
 入場料:1000円(全席自由)
 *キャストはA、Bのダブルキャストで、短編とコント
  計三本を上演いたします。
  その他問い合わせなどは劇団まで
  (03-3419-2871
   または info@t-toen.com) 
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