麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

島の風歌

2006年12月10日 | 鑑賞
 昨日、区民Aの稽古終了後、簡単なチラシの打ち合わせを済ませるとダッシュで仙川へ。7時開演まで30分強あるからなんとか間に合いそうだった。実際、千歳烏山まではスイスイで、まだ6時40分台だった。
 が、京王線はクセモノだ
 特急と急行の間に準特急なんてのがあるなど、やたら種類が多くて便利な面もあるが、谷間の各停及びそれに毛の生えた快速・通勤快速しか停まらない駅が悲惨なのだ!
 とゆーわけで、たった一駅に往生して、桐朋学園に着いた時にはもー芝居は始まっていた

 ちょうど乙姫一座座長の挨拶の終盤を、小劇場の扉の中に臨時に吊った幕ごしに声だけ聞いて、琉舞のシーンから見ることになった。
 そう、桐朋短大の演劇科二年の試演会B『島の風歌』は、今年弊団がお届けした『いちゃりば兄弟』を改題したもので、謝名元慶福さんの台本の中身はほぼ変えず、演出も桐朋の講師でもいらっしゃる佐々木雄二さんが務め、音楽・古賀義弥さん、振付・渡辺美津子さん…と、メインスタッフも同じ布陣だった!

 大きな違いはコロスが9人もいたこと(東演は4人)。…なのでみっちゃん先生の振付はだいぶバージョンアップしてました

 で、お世辞じゃなく、良かったです、うちより。
 勿論、技術では我々の足元にも及ばないのだけれど、プロ野球より甲子園が心を打つように…、140kmの高速スライダーを一二塁間に渋く打ち返すより、ボテボテのサードゴロで懸命にヘッドスライディングする方が見ていて熱くなるように…。若さが煌めいて素敵でした!

 誤解のないように言えば『島の~』ゆいゆい組(*)は、決してボテボテではなく、外角のまっすぐをフルスイングで引っ張って、レフト線を痛烈なライナーで抜く、そんなセンスとパワーを時として感じさせてくれたし、何よりチェンジの度、全員が声を出してダッシュするスピード感でスタンドの観客をも巻き込んで、聞きづらい台詞があったとか、立川少尉が軍刀を抜くクライマックスで手間取るとか、そーゆーことを些末にする「一体感」があった!

 帰り道、すごい元気をもらって家路に着くことができた。
 本当に勉強になった。
 いや、マイッタ!

 もっともっと我々もガンバらなくちゃ
 
*Wキャストによる公演で、僕がみたのは「ゆいゆい組」。
 もう一班は「べーべー組」でした。
コメント (1)
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