麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

バンドマンのカノジョの憂鬱

2006年12月21日 | 東演
                               【文中敬称略】

「ぱらーたの会」の来年度の募集要項の、レイアウトや文字校正をメールやFaxでデザイナーとやり取りしながら、最終的なチェック及び完成データを貰いに劇団を出たのは、21:15頃。1時間弱で池袋駅北口から徒歩10分のデザイン事務所に到着。
 来年の宣伝美術全般の打ち合わせまで済ませて駅に向かったのは零時を回っていた……。
 そんな時刻の山手線のホームで意外な人物と遭遇した。

  松本祐子

 いよいよ今日から稽古が始まる劇団東演第127回公演『マーヴィンの部屋』の演出を務める、文学座所属の今をときめく演出家である!

 妹ぎみのバンドのライブの帰りだと言う。確かにベースを肩から掛けている女性が隣に。回りにも楽器を持ったり、そういう匂いのする面々が…。

 ところが互いに何故こんな時刻に池袋なのかのアウトラインをノタマったくらい、時間にすればちょうど電車が走り出すほどの刹那で、今をときめく演出家から出た言葉は、

「本、買ってよ! 小説出したの、妹が」
「・・・」

 相変わらずのハイテンションである
 余りの急展開に目が点になりました。

 冷静な妹ぎみの話によれば・・・とゆーか、祐子さんは高田馬場で嵐のように下車して去ってしまい、どーやら姉と仕事をしている人だと認識した女性と、ということは解ってくれたなと思っている男、初対面の二人がま~るい緑の山手線のとある車輌に取り残されたわけで・・・それを引き受けた沈着冷静な妹ぎみによれば、

 ソニー・マガジンズの文庫レーベル“ヴィレッジブックスedge”から『バンドマンのカノジョの憂鬱』という小説を出したのだそうだ。

 ちなみに松本美弥子

 バンド活動はあくまで趣味で、現在の本業はシナリオライター。この作品が初の書き下ろし小説で11月に発売されたばかり!
 
“神様、私のカレシは、なぜパンクスなんですか?”
 田舎から上京し、憧れのトーキョーライフを満喫していたひな子。
 ファッション誌に載っているようなお洒落な恋愛がしたい!
 ――そう願い続けて出会ったのは、パンクスの富士夫だった!
 ひな子と富士夫のトホホで切ない恋物語。

 小説のフライヤーにはこのように綴られています。

 ヴィレッジブックスedge自体、今年2月に創刊された「気鋭の国内作家が、極上エンターテインメントの世界へあなたを誘います」というコンセプトのシリーズ!!

 皆様もよろしければお手にとって下さいませ

 末筆に改めて記すれば『マーヴィンの部屋』は今日、初顔合わせ。
 稽古再開は年明けになりますが、
松本祐子のエネルギッシュな稽古がスタートです

         ※ぱらーたの会とは、東演の公式後援組織です。
コメント
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