麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

カケル~07年初のアフォリズム2

2007年01月08日 | 東演
                             【本文敬称略】

 昨日は劇団の方向性を書きました。
 今日は少しく個人的なテーマとでもいうか…。

 年末年始を、久しぶりにのんびり過ごしましたが、この時期楽しみなのは、箱根駅伝だ!
 今年僕が注目したのは、二人のMVP、佐藤悠基(東海大学。一区で驚異的な区間新)でも今井正人(順天堂大学。五区で大逆転の山の神)でもなく、今井の快走を受けて襷を繋いだ優勝チームの八区を担った板倉具視だ。
 正確にはその両親といえる。

 聡明な方はお解りと思う。
 イタクラトモミはイワクラトモミ(岩倉具視)と酷似している。岩倉使節団や五百円札でお馴染みの、あの江戸末期から明治に生きた公卿であり、政治家の。

 命名は必ずしも父母とは限らず、祖父母や会社の上司、占い師など色々だろうが最終決断したのは両親だろうからだ。
 この偉人に似た姓名をあえて与えたのは、大人物になってほしいという思いからか…。確かに最近の子供の名前は勝だの幸子だのじゃなく、なかなかユニークとも聞く。
 とすれば、1979年のヒット曲『親父の一番長い日』(詞曲歌/さだまさし)にあるような
“親父は占いの本と辞書と首っぴきで
         実に一週間もかけて娘のために、
   つまりはきわめて何事もないありふれた
                   名前を見つけ出した”
という考えは古いのかしらん。。。

 同様に、亜細亜大学の花の二区を駆けた山下拓郎も印象に残った。流石にずばり、ヤマシタタツロウではなく、タクロウだ。その意味では純粋に吉田拓郎のファンってことも……?

 まあ、そーゆ枝葉に考えを馳せれば、複雑な社会状況だから、生まれた時は別姓だったという可能性もある。例えば、長曽我部具視や松任谷拓郎とか…、まぁそれはそれでスゴイ名前だが、それはそれ。

 僕の言いたかったのは、具体的な誰かではなく、そこに見える親と子の関係である。
 往路をかみさんの実家で、彼女の父母とテレビ観戦するというシチュエーションが、そんなことを思わせたのかもしれない。。。

 東京-箱根間を“駆ける”青春に、彼が生まれた頃、まだ若い親として“賭けた”未来・・・

 勿論、年末も年始も関係なく、とめどない親子(家族)にまつわる事件が頭の片隅にあったことは言うまでもない。ただ、僕はそーゆー新聞やテレビの陰惨な報道からより、もっと普通の事象から、より深く「親子」だとか「家族」を切実に思う。

 今日は「成人の日」。
 どこかの局が、成人式を迎える若人と父に腕相撲させる企画をやってたけど、あるいは期首恒例企画、日テレ系で今夜放送される『はじめてのおつかい』などから・・・。(『はじめて~』ナレーションは弊団前代表の近石真介ほか)

 実は何よりも。
 区民上演グループAが稽古中の『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』が家族に焦点を当てていて、いよいよ明日から稽古が始まる東演のNo.127『マーヴィンの部屋』もまたそうなのだが・・・。

 おっと!
 『マーヴィン』は明日からチケット発売だ!
 (今日、これを打ってたら気の早い人から、
  もう予約の電話が入った

                     売切必死
コメント
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