本格的な梅雨
西日本では、そう安穏ではなく
被害が出ていて、しかも前線は居座る由。
東から西から厳しい自然の包囲網。
まさに「がんばれ日本」だ。
そんな中、僕は大振りの傘を差して出た。
手は木製の(合成だが)ワンタッチ式。
大変重宝だが、我が家の狭い階段では
左右の壁に当たってがさがさ云ひ、
駅までの路地では低い枝葉に引っ掛かり
留めた雨を被ったりもしている。
と。いつもよりは幾分、昭和の香りの
文体で綴っている(気分な)のは、
昨晩、宮本輝原作の舞台を見たからだ。
詳しくは改めて綴ろう。
午すぎの新宿発の各停は、
初老の男女の姿が多い。
ふと新劇の客席が思い出される。
このあと下北沢で、小劇場の芝居を観、
吉祥寺に移って、ある劇団の
初日の受付を手伝ふ。
おや、少しく空が明るくみえる。
予報では、このあと曇だが。
僕の腰は、まだ降ったり止んだりだと囁いている。
西日本では、そう安穏ではなく
被害が出ていて、しかも前線は居座る由。
東から西から厳しい自然の包囲網。
まさに「がんばれ日本」だ。
そんな中、僕は大振りの傘を差して出た。
手は木製の(合成だが)ワンタッチ式。
大変重宝だが、我が家の狭い階段では
左右の壁に当たってがさがさ云ひ、
駅までの路地では低い枝葉に引っ掛かり
留めた雨を被ったりもしている。
と。いつもよりは幾分、昭和の香りの
文体で綴っている(気分な)のは、
昨晩、宮本輝原作の舞台を見たからだ。
詳しくは改めて綴ろう。
午すぎの新宿発の各停は、
初老の男女の姿が多い。
ふと新劇の客席が思い出される。
このあと下北沢で、小劇場の芝居を観、
吉祥寺に移って、ある劇団の
初日の受付を手伝ふ。
おや、少しく空が明るくみえる。
予報では、このあと曇だが。
僕の腰は、まだ降ったり止んだりだと囁いている。