麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

S&GF11

2011年09月23日 | 鑑賞
劇団SHOW&GO FESTIVAL
第11回公演
『今宵見上げし荒城の月
 酔ひてうとうも月のみぞ知る』
(脚本・演出/祝しょーご)
下北沢OFF・OFFシアター

オフオフはとても小さな劇場。
それを逆手にとって、
狭い空間に酒樽やケースを並べ
さらに演技エリアを小さくしたのが
成功していた。

会津若松の造り酒屋を舞台にした
物語だったが、宮泉銘醸の全面協力で
樽やら暖簾やら、全て本物が揃えられ、
商業演劇の巨額を投じたセットにも
負けない、その存在感が作品の
下支えになっていた。

で。会津。
戊辰戦争のこと、薩長との因縁なども
盛り込みながら、
造り酒屋を継いだ兄弟愛を主軸に
スピード感に溢れた
「古き良き時代の小劇場演劇」
タッチで、2時間飽きさせなかった。

役者も個性的。
登場人物のひとりが
「自分の立ち位置わかってんのか?」
という台詞で笑いを取っていたが、
キャスト全員が自分の立ち位置を
よく理解していたのも
舞台の推進力になっていた。

来年2月、モリエールでの次回公演も
期待大だ!
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