麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

殿様と私

2011年09月10日 | 鑑賞
2007年の初演のあと、昨年73ステージ、
今年はこれから80ステージを控える
文学座『殿様と私』
(作/マキノノゾミ、演出/西川信廣)
をやっとこさ観ることができた。

府中の森芸術劇場・ふるさとホールでの
公開舞台稽古(9月9日、17:00開演)

噂にたがわぬ、抜け目ない作品。
新劇らしい安定感のある舞台であった。

秋から冬を、遠見の景色で表現する
美術(奥村泰彦)は美しく、また明快。

そう、作品そのものも明快だった。

明治の世にはなったものの、
子爵・白河義晃は西洋化になじめない。
家令の雛田源右衛門は、まだちょん髷だ。
かたや息子の白河義知は、
ドイツ留学が決まったところ・・・。

ある騒動を逆手にとって、義知は
「鹿鳴館に乗り込み、見事なダンスを披露し
和魂洋才の手本を示すことこそがお家のため」
と、父を説得する。
そしてカートライト夫人を指南役に
「殿様」のダンス修行が始まる・・・。

と、ここまで書けば。
あっ、タイの王様と英国人家庭教師の
対立と和解を描いた『王様と私』ってのが
昔あったぞ!と、気づく方も。

あるいは、鳳蘭と松平健で、
健さんが禿げヅラつけたミュージカルが
あったなあ……なんて記憶のある方も。

何にせよ、意識した作品であることは確か。
ただ殿様と夫人に友情は芽生えますが、
ロマンスはなし。

かわりに足の悪い娘・白河雪絵の
初恋を絡めた成長譚が涙をそそります。

長くなりましたが。
そんな話が、本当に丁寧に描かれます。
芝居は小難しくて嫌いって御仁には
演劇への入口にもなる舞台だな、とも。
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なでしこのこと

2011年09月10日 | 身辺雑記
まずは祝なでしこ
五輪出場

でも北朝鮮に引き分けたあと、
中国の敗戦で決まったロンドンを
号外で知らせるのは、どお?

それって、明日の天気は晴れって
号外出すのと一緒でしょ。
オリンピック出るのは問題なし。

各メディアの解説も言っていたように
「日本の、過密日程による調整不足」と
「想像以上の北朝鮮の強さ」はあった。

もう少し突っ込んでいえば
北朝鮮は完全に照準を
対日本に合わせて来たわけで、
それはスポーツの、一競技の、
サッカーのではなく、国家レベルの
《世界チャンプの日本に勝ち、
将軍様の力を知らしめる》
狙いなんですから・・・。

さて、翻って「なでしこジャパン」。
今大会のMVPは2得点1アシストの
川澄奈穂美!なんて声が多い。

背番号9のFWは、
先の試合でダイビングヘッドで
チームを救った男子代表の岡崎慎司
(彼も9を背負う)とともに
泥臭く、チームに貢献することを
大いに期待しています。

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