空間把握。
演劇ワークショップの定番で、
自己紹介のあと「では、まず
軽く体を動かしてみましょう」
と、初めに行うのが〈空間把握〉。
ただ普通に歩くことから始まり、
難度をあげていくのだが……。
「え、何これ? 意味なくね?」
と思う人も多いかもしれない。
実は私も(制作なので参加はせず
外から見守るのだが、一等最初の
ウン十年前に…)そう思った口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0030.gif)
朝のラッシュアワー。
地下鉄のホームに降りる階段。
その最上段(つまり改札と同位置の、
階段の始まり)の真ん中に立ち止まり、
正面に掲示された大きな路線図と
スマホを交互に見る若者がいた。
きっと初めて丸ノ内線に乗り、
初めて行く駅へのルートが不安で
悪気なく仁王立ち、とは解した。
しかし、危険この上ない![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
繰り返すが朝のラッシュ。
常連さんばかりだから、凄い速さで
いつもの便のいつもの車両に一目散。
そして今時は常連さんもスマホ歩き、
の可能性が大なのである。
混み合う人波に抗う若者に
まるで気づかずにぶつかり、
ぶつかられた若者はタタラを踏み、
そこから将棋倒しになることは
決して想像にかたくない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
嗚呼、空間把握は大事だな、と
その時に思ったのである。
思いつつ、彼を避けて降りたが、
優しく注意してあげたら良かったと
思った時には、もう、遅かった。
奔流に逆らい、立ち止まったり、
振り返ろうものなら、瞬間
ドミノ倒しの起点になるのは、
このおっさんになる。
注意といえば。
いや、注意ではないかな?
とにかく以下のようなことがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare2.gif)
演劇の宣伝活動の定番のひとつ
「折込」というものがある。
他の公演での配布物に、自公演の
チラシを折り込ませてもらう手段。
そう、基本その作業は自分で行う。
それをビジネスにした賢者もいる。
或いはまた、昔ながらの互助システム。
甲の芝居に乙の分を甲が入れる。
かわりに乙の本番には乙が甲を…。
いわゆる「バーター」だ。
俳優座にメールで、折込の依頼。
よくある話である。ところが、
「お送りしてよろしいでしょうか?
折り込んで頂ければ、弊公演では
貴団のチラシを請け負います」と。
別段、おかしな点はないと、
一般の方は思うかもしれない。
しかし、演劇制作者としては
「ちょ、ちょ、ちょい待て」と
思わずにはおれなかった。
公演前のめっちゃ忙しい中、
出来るだけ砕けた文章で返信をした。
これが幾分、長めであった![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
取りようによっては嫌味だし、
「面倒くさい大人がいんな、無視無視」
と、流される可能性大だと、
分かった上でエンターキーを叩いた。
そしたら。
素直に折込に来るとメールが来た。
大変嬉しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/01/0698124883298b1f48fb70d145138f5b.jpg)
劇団俳優座LABO公演vol.36
『女と男とシェイクスピア』は
いよいよ明日開幕です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/roket.gif)
これもまたワクワクするのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
折込の件、後篇は別途。
演劇ワークショップの定番で、
自己紹介のあと「では、まず
軽く体を動かしてみましょう」
と、初めに行うのが〈空間把握〉。
ただ普通に歩くことから始まり、
難度をあげていくのだが……。
「え、何これ? 意味なくね?」
と思う人も多いかもしれない。
実は私も(制作なので参加はせず
外から見守るのだが、一等最初の
ウン十年前に…)そう思った口。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0030.gif)
朝のラッシュアワー。
地下鉄のホームに降りる階段。
その最上段(つまり改札と同位置の、
階段の始まり)の真ん中に立ち止まり、
正面に掲示された大きな路線図と
スマホを交互に見る若者がいた。
きっと初めて丸ノ内線に乗り、
初めて行く駅へのルートが不安で
悪気なく仁王立ち、とは解した。
しかし、危険この上ない
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
繰り返すが朝のラッシュ。
常連さんばかりだから、凄い速さで
いつもの便のいつもの車両に一目散。
そして今時は常連さんもスマホ歩き、
の可能性が大なのである。
混み合う人波に抗う若者に
まるで気づかずにぶつかり、
ぶつかられた若者はタタラを踏み、
そこから将棋倒しになることは
決して想像にかたくない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/panda_2.gif)
嗚呼、空間把握は大事だな、と
その時に思ったのである。
思いつつ、彼を避けて降りたが、
優しく注意してあげたら良かったと
思った時には、もう、遅かった。
奔流に逆らい、立ち止まったり、
振り返ろうものなら、瞬間
ドミノ倒しの起点になるのは、
このおっさんになる。
注意といえば。
いや、注意ではないかな?
とにかく以下のようなことがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_yodare2.gif)
演劇の宣伝活動の定番のひとつ
「折込」というものがある。
他の公演での配布物に、自公演の
チラシを折り込ませてもらう手段。
そう、基本その作業は自分で行う。
それをビジネスにした賢者もいる。
或いはまた、昔ながらの互助システム。
甲の芝居に乙の分を甲が入れる。
かわりに乙の本番には乙が甲を…。
いわゆる「バーター」だ。
俳優座にメールで、折込の依頼。
よくある話である。ところが、
「お送りしてよろしいでしょうか?
折り込んで頂ければ、弊公演では
貴団のチラシを請け負います」と。
別段、おかしな点はないと、
一般の方は思うかもしれない。
しかし、演劇制作者としては
「ちょ、ちょ、ちょい待て」と
思わずにはおれなかった。
公演前のめっちゃ忙しい中、
出来るだけ砕けた文章で返信をした。
これが幾分、長めであった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
取りようによっては嫌味だし、
「面倒くさい大人がいんな、無視無視」
と、流される可能性大だと、
分かった上でエンターキーを叩いた。
そしたら。
素直に折込に来るとメールが来た。
大変嬉しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/01/0698124883298b1f48fb70d145138f5b.jpg)
劇団俳優座LABO公演vol.36
『女と男とシェイクスピア』は
いよいよ明日開幕です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/roket.gif)
これもまたワクワクするのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/usagi.gif)
折込の件、後篇は別途。