俳優座LABO公演vol.36
『女と男とシェイクスピア』は、
河内浩演じるグラントの
大学での講義の場面から始まる。
というわけで。
芝居を航海に例えたりもしますが、
今回は〈開講〉としました。
言い方はなんでも。
ついに、初日が開いたのです。
以上は仕込の様子。
昨日のゲネプロには、多忙な中、
翻訳者の佐和田氏もいらして、
「エネルギッシュ!」と開口一番。
なるほど。
戯曲はとてもアカデミックなのだ。
オーストラリアではスタイリッシュに
上演されたようである。
戯曲の面白さは、台詞が凡て同じでも
演出(舞台美術、照明、音響、衣裳、
等々のスタッフワーク含み)と
役者(配役は勿論、間や声のトーン等)
で、まるで違う「演劇」になる点。
そしてLABO36の中においても
初日から千秋楽に向けて日々、
様々な表情を生み出すはずである。
16日まで。俳優座五階稽古場にて。
……10日(月)も完売となりました。
開演中のロビーの暗闇より。