麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

犬と猫

2024年09月13日 | 鑑賞

目黒シネマで二本立てを

『恋におちたシェイクスピア』

と『シャイン』。

 

前者は1998年、米英製作の映画。

後者はオーストラリアの伝記映画で

1996年の作品。

 

くくりとしては、『恋におちた〜』が

第71回作品賞、脚本賞、主演女優賞、

助演女優賞に音楽、美術、衣装デザインの

各賞を、『シャイン』は第69回の主演男優賞

と、ともにアカデミーのオスカー映画!

だとまずは言える。

 

そして『〜シェイクスピア』が演劇、

『シャイン』は音楽という

映画と隣接する芸術を扱ったフィルム。

 

さて題名ですが。

前者の冒頭、犬が登場する場面が多く、

劇中、シェイクスピアの次回の外題にも

入っていて……

(これ以上はネタバレ気味だから止める

後者は、主人公が猫について饒舌に語る

モノローグから始まる。

・・・まぁ、そんなわけです

 

西洋では学校の必修科目に演劇があるから

シェイクスピアの作品に名台詞、

当時の演劇状況が説明なしに

スピーディーにバンバカ描かれる。

日本においては「置いてけぼり」に

なっちゃう人もいるのかなぁ……と、

集中しながらも頭の片隅で思った。

 

ピアノ曲がふんだんに流れる『シャイン』。

音楽教育はわりとちゃんとしてるから

大丈夫かしら…。

それより強い父権の描写。

豪州作品には目立つテーマだけれど、

違和感を持つ人は少なくないか?

 

 

『ローゼンクランツとギルデンスターンは

死んだ』という有名な戯曲があり、

その作者トム・ストッパードがシナリオで

参加していることを初めて知った。

あ、勿論『〜シェイクスピア』の方。

 

どちらも封切当時には観ることなく、

ビデオやテレビでも縁がなく、今回初見。

資産家令嬢の乳母を演じた

イメルダ・スタウントンが

チャーミングでした

ヒロインのヴァイオラと

俳優トマス·ケントの二役で

オスカーを射止めた

グウィネス・ケイト・パルトロー

よりも。

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