敬愛する山田太一の『終りに見た街』が
宮藤官九郎バージョンで放送される。
明日の夜
まるでテイストが異なるクドカンは、
どんな「終り」をみせてくれるのか?
山田オリジナルの主人公・清水要治は、
名前も田宮太一とかわり、
妻はドッグウェア専門店にパートで働く
・・・なるほどクドカンの味付も
た〜っぷり効いていそうだ
1981年小説(中央公論)として世に出て、
翌年、細川俊之主演でドラマ化。
さらに2005年の中井貴一版では
山田自身が新たに再執筆した。
ドラマは今回の大泉洋主演含め、
すべてテレビ朝日系。
ほかにラジオドラマにも。
そのテレビ第一作目には
当時私が在籍していた劇団東演の
小池幸次が出演していた。
北野映画にも常連だったベテランは、
『座頭市』での船八の親分などが代表作。
同じく82年版出演の宝亀克寿。
現在は青二プロ所属だが
以前は東演に在籍していた。
彼は2010年から引き継いだ
『ONE PIECE』のジンベエ役、
海外刑事ドラマ『クローザー』の
プロベンザ警部補役などで知られる。
ただ私の在籍とは重なっていない。
『クローザー』の同僚で元鑑識の
マイケル・タオ役だった小高三良。
彼とは海外公演も伴にしたが、
随分前に座を離れ、
今はプロダクション・タンク。
と、それはまた別の話。
【文中敬称略】
『終りに〜』の頃といえば、
山田が『思い出づくり。』(81年TBS)、
『早春スケッチブック』(83年フジ)、
『ふぞろいの林檎たち』(同年TBS)
などなど次々に傑作を書いた、
脂が乗りにのっていた頃だ!!!!
1934年浅草生れ、昨年11月29日没。
終焉の地は川崎。
不世出の作家の作品がこれからも
多くの方々に鑑賞されたら素敵