麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ぎふと

2024年11月18日 | 鑑賞

京の都が「京都」ならば、

中部地方西部に位置する

日本のほぼ中心のみやこは

「岐阜都」になるわけである。

 

〈都〉は都道府県のくくりの、

某府がこだわりをみせる

行政区分の〈都〉でなく、

あくまでも〈みやこ〉の意味で。

 

当然「ぎふと」という音からは

プレゼント、賜物、恩恵などを

意味するGIFTが容易に連想される。

 

確かに僕にとって岐阜はGIFT

大学時代、小劇場演劇を片っ端から観て

・・・当時は今と違って、演劇の、

特に〈小劇場〉のムーブメント華やか

ゆえに星の数の公演があった時代。

たかだか年間100本超の観劇では、

逃した芝居が多いわけだけれど・・・

その中で、私を鷲掴みした劇団の一つが

「ジャブジャブサーキット」

 

はせひろいち氏が代表の劇団は

岐阜を拠点に、あの頃から名古屋、

東京、大阪の3都市巡演で

多くのファンを楽しませてくれている。

 

 

東京公演のお手伝いの末席を穢すギフト、

稽古場や代表宅にお邪魔させて頂くギフト、

代表作『非常怪談』の上演にとどまらず

書き下ろしを快諾許いただいたギフト、

縁あって、沢山たくさん頂いてきた。

 

もちろん創られる舞台が何よりの贈り物

さる16日、岐阜に観劇に向かった!

 

かの川上貞奴を描いた舞台

『正劇オセロと貞奴』。

音二郎一座の歩みと、劇中劇「オセロ」を

たった7人の役者で鮮やかに!

(もちろん、貞奴と音二郎以外は一人多役)

 

そして、演劇史においては

人気先行の「傍流」と見られがちな彼らが、

米国欧州でのハードな興行を経て、

「真のストレートプレイ」を確立すべく 

あがいていた姿が描かれた。

 

《「清流の国ぎふ」文化祭2024 演劇の祭典》の

参加作品でもあった本作。

貞奴が岐阜にも縁があったことが終盤語られ、

驚かされもした。

 

 

末筆ながら、ギフトはプレゼントよりも

広義の贈り物を指すらしい。

例えば「才能」など。

また「目上から目下へ」の方向性もあるが

信奉する劇団からいつも贈り物を戴いている、

という点を念押しして、

明日以降、弾丸ツアーのこぼれ話を

少し書きたいと思う。

 

2枚目の写真は、会場となった

「ドリームシアター岐阜」近くの

金公園(読みは、こがねこうえん)。

まずはその辺りから……。

 

コメント
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