「ぬくもり」という珍しい姓に
触れたのは昨日のブログ。
珍名でいえば、昨年11月12日に
〈おのとら〉というタイトルで
書いてもいるのだが……
駅伝に出場した選手の苗字から、
筆者が習ってはいない
小学校の産休教諭を思い出した、
という内容だった。
なので、走りには触れずじまい
タイトルを彼女のフルネームにし、
本日は彼女のことも書こう。
まず出場した「東日本女子駅伝」は
今年、微妙な開催数で役目を終えた。
その数39。さる10日のことだ。
1984年、福島テレビの提唱による
「東北・北海道女子駅伝大会」が前身。
前年からの「全国都道府県対抗女子駅伝」
を睨んだ、同地区の育成強化が目的だった。
85年には早くも関東・甲信越及び静岡の
18都道県代表が競う「全国」前哨戦となり
以来、熱い闘いの歴史が刻まれてきた
それら鑑みて無理苦理にいえば、
ありがとうのサンキューでゴール
というところか。
さて、第38回大会では中学生だった
男乕結衣(おのとらゆい)選手は
4区区間賞で宮城を9位から2位へ
押し上げる力強い走りを見せ、
年明けの「全国」では8区区間賞
宮城の優勝に貢献し、
「未来くん賞※」を受賞した。
(※京都府スポーツ賞の中の
中学生位以下に与えられるもの)
今春、ダルビッシュの母校でもある
東北高校に進んだ彼女は
東日本ラストランでは3区を担い
またも区間賞!
チームを3位からトップへ!!
最終的にチームは6位フィニッシュ。
活躍の続く彼女は、明治安田が
全国の地元アスリートを応援する
「地元アスリート応援プログラム」の
宮城県の代表でもある。
好物は地元の名物でもある「ずんだ」。
ずんだシェークや具体的に「喜久福」の
ずんだ大福も挙げている。
ちなみに「喜久福」とは、
仙台の誇る日本茶と和洋菓子の会社
大正9年創業の老舗
「お茶の井ケ田(いげた)」の看板商品。
抹茶、ほうじ茶、生クリーム、
そして、ずんだの4つの味
宮城出身の長距離ランナーは、
大崎市生まれで常盤木学園(仙台)から
東洋大学を経て積水化学。
2023世界選手権マラソン代表の
佐藤早也伽、
若柳町(現・栗原市)出身で、
聖和学園(仙台)から日本ケミコン。
99年世陸、翌年のシドニー五輪の
10000m代表の高橋千恵美らがいる。
そんな先輩たちに負けない走りを
目にする日は近いかもしれない。