「しにせ」という音の響きとか
「老舗」という文字の並びだけで、
もう言い表せない感情が湧く。
11月3日から5日と短い富山への旅。
そこでも数々の歴史ある店と出会った。
日本海に面した富山県には数々の港があり、
その中のひとつ富山市内の伏木港には
階段のみの展望台。5階くらいの高さ。
道路を挟んだ陸側に石を積み合わせた門。
なんじゃらほいと侵入したら、
イタリアンレストランやら何やら
北前船で財を成した旧家を改装した
レトロポップな店舗だった。
地酒に食器、化粧した一枚木の
アンテナショップも。
……果たして、集結した店が
すべて老舗なのかどうかを
確認する時間は新幹線の時間迫り
残念ながらなかった。
宇奈月温泉の老舗菓子店「つぼや」は
富山地方鉄道の駅前という好立地に加え、
歴史とともに新しさも感じさせる店構えで
繁盛していた。
向かいも老舗の和菓子店「福多屋」。
切磋琢磨して、宇奈月観光に貢献。
あ、書き忘れた。
伏木港にズラリと並んだ中古車と船。
ウラジオストクへ輸出するそうだ。