『面と向かって』は立ち稽古になって4日経った。
昨日は大道具の打ち合わせも無事に済んで、
スタッフワークもギアが入ってきている。
照明の初回打ち合わせは既に終わり、
衣裳に関しては早い段階から動いている。
アオイ科ワタ属に分類される植物は、
ハイビスカスやオクラを思わせる
黄色い花をたった1日咲かせると、
尖った丸い実になり、それが弾けて綿毛に。
だから花ではないのだが「綿花」と呼ばれる。
唐突に話が変わったが、大丈夫です。
そして余りここで時間を使っても、なので
少しはしょって進めると……
種を取り除いた「綿」のからまった繊維を
ほぐしてそろえる「わたうち」という作業に。
つまり、読み合わせから立ち稽古への過程が
ちょうど、このあたりに似ているな~と。
役者の考えてきたアイデアと、演出の構想が
ぶつかりあって、それが整理されて。
・・・というわけでタイトル=[めん]を叩いて。
本文中「わた」だったり「めん」だったり、
ややこしいですが、と、そうそう。
この舞台も、ややこしい話を調停人が、
ほぶしていく舞台だったりするのです。
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