親父が逝って、歩いていても、
地から僅かに浮いてるような
違和感に暫く囚われていた。
無理苦理、平常を保とうと
古本屋で文庫本など買ってもみた。
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内容など見ないで数冊選んだ中の
最初に手にした小説は、
《ふるさとを離れて東京で暮らす
咲子に徳島から連絡が入る。
母が余命短いと知らされる娘。
しかもその母は献体を
希望していると言う》
ざっくり書くとそんな内容。
母と娘の設定に対して
こちらは父と息子。
舞台は徳島ではなく神奈川だが
末期癌の親とそれを送る子の話
を、このタイミングで読む偶然に
……思わず頁を閉じた。
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本は、さだまさしの『眉山』
眉山は標高290M、
徳島のシンボルともいえる山。
さて、さだの本格小説デビューは
2001年、自伝的書下ろし『精霊流し』。
翌年には短編集『解夏(げげ)』を
ともに幻冬舎から刊行。
どちらも新刊で既読していた。
が、第三弾の本著は未読だった。
そもそも「まっさん」の紡ぐ歌が
大変「小説的」なわけだが……、
実際ライナーノートや会報に
掲載した短編作品をまとめて
発表もされている。しかも何冊も。
続いて吉田修一の『さよなら渓谷』。
彼の作品は初めて読んだが、
『東京湾景』の作者と知る。
仲間由紀恵主演で月9で放映。
原作をかなりいじったドラマは
大コケしたけれど・・・
相手役を務めた旧知の和田聡宏の
連ドラ初出演作でもあった。
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写真二葉は東京湾の朝焼けと
湾岸の高層マンション。
文中敬称は略しました。
最後に。もう一つの偶然。
さだと吉田は長崎県長崎市出身。
まるでクリスマスと関係ない
内容になりました
今年最後に読むのは、亡き父と
同郷の作家・太宰治で締め括ろう。
地から僅かに浮いてるような
違和感に暫く囚われていた。
無理苦理、平常を保とうと
古本屋で文庫本など買ってもみた。
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内容など見ないで数冊選んだ中の
最初に手にした小説は、
《ふるさとを離れて東京で暮らす
咲子に徳島から連絡が入る。
母が余命短いと知らされる娘。
しかもその母は献体を
希望していると言う》
ざっくり書くとそんな内容。
母と娘の設定に対して
こちらは父と息子。
舞台は徳島ではなく神奈川だが
末期癌の親とそれを送る子の話
を、このタイミングで読む偶然に
……思わず頁を閉じた。
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本は、さだまさしの『眉山』
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徳島のシンボルともいえる山。
さて、さだの本格小説デビューは
2001年、自伝的書下ろし『精霊流し』。
翌年には短編集『解夏(げげ)』を
ともに幻冬舎から刊行。
どちらも新刊で既読していた。
が、第三弾の本著は未読だった。
そもそも「まっさん」の紡ぐ歌が
大変「小説的」なわけだが……、
実際ライナーノートや会報に
掲載した短編作品をまとめて
発表もされている。しかも何冊も。
続いて吉田修一の『さよなら渓谷』。
彼の作品は初めて読んだが、
『東京湾景』の作者と知る。
仲間由紀恵主演で月9で放映。
原作をかなりいじったドラマは
大コケしたけれど・・・
相手役を務めた旧知の和田聡宏の
連ドラ初出演作でもあった。
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写真二葉は東京湾の朝焼けと
湾岸の高層マンション。
文中敬称は略しました。
最後に。もう一つの偶然。
さだと吉田は長崎県長崎市出身。
まるでクリスマスと関係ない
内容になりました
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今年最後に読むのは、亡き父と
同郷の作家・太宰治で締め括ろう。
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