麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ハードボイルド、苦手な僕。

2006年06月16日 | 鑑賞
 昨夜、(社)劇団協議会主催・劇団朋友制作の『円山町幻花』を観た。
 ハナからケツまでハードボイルドであった・・・。
 作品云々ではなく、僕はハードボイルドが苦手だ。
 小説では、これでもかこれでもかとカッコいい描写が続き、どーも肩が凝ってならない。ファンにすれば「良質のもの読んでないんですよ」或いは「そのカタルシスがいいんじゃん」ってことな訳だが……。

 で、昨夜の芝居。
 舞台は円山町のホテル街の片隅の雑居ビル。取り壊しの決まったその小さなビルの屋上に様々な人が集まり・・・。
 勿論、決してソフト帽を目深に被った探偵が煙草をくゆらせて登場するわけじゃなく、拳銃の種類や性能がこと細かに述べられたりもしない。

 が、硬質な台詞とやたらカッコイイ照明&音響が相まって、壊れた椅子を何度直しても座るとズッコケたりしても(*)、全体としての“ハードボイルド感”は揺るがない・・・。あ、ヒロインは白いコートをずっと着てたナ。うん。

 てなわけでハードボイルドが苦手な僕にはちょっとアレでしたが、とてもカッコイイ舞台であることは事実なのだ。
*立ち退き屋役を、弊団『風浪』(No.119/02年12月)に
    客演いただいた石川恵彩さんが演じられました。
    コワモテの悪役(?)が芝居半ばで翻意するあたりは
    さすが!恵彩兄ィ!!

 ハードボイルドといえば弊団公演『いちゃりば兄弟』が、朝~夕に歌orダンス、夕~芝居の稽古、しかもオフなし・・・というボギーもちょっと腰のひけるタフなスケジュールに突入しました。
 本番まで、あと26日。 

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