麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

青年座劇場と青年劇場

2011年09月15日 | 鑑賞
本日は、
マチネに青年座劇場にて
『父が燃える日』を観て、
ソワレは青年劇場
『普天間』を観た。

前者は、何でもない話の中に家族とは、
と問いながら、家族の役割である
父・母・子供……その愛人も含め
個々が皆「一人の人間」っすよね、
みたいなことを、つか、
そーゆー風に切り取られても
恥ずかしいけど、まっ、
でもそんな?、感じの芝居だったり
したりしなかったりするような
ま~、あれですよ…、
え? いや… うん。

そういう演劇でした。
僕は大好き
盟友・磯村純の演出ってことで
個人的嗜好も大きいのでしょうが、
「空気感」が、まさに演劇として有効

かたや後者は、沖縄基地問題に正面から
取り組んだ意欲作で、
その姿勢は素晴らしいと思いました。

調べたことを、まんま発表されてもな。
または、3時間10分に及ぶ取扱説明書を
読まされて(見せられて)もな

ただ、この件は。
我々制作者が陥りやすいことなんです。
著名な作家が、崇高なテーマに沿い
一所懸命資料に当たった結果、
消化しきれず、たっぷり披露しちゃう台本を
制作は、演出とともに戦って整理しなきゃ!
なんだけど……言うは易し行うは難し、
で、
そのまんま「とりせつ芝居」を
板に乗せてしまうのだ。

自らを戒めよう。

そんな2作品を観た一日でした。


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