劇団東演第138回公演『どん底』
(作/ゴーリキー、翻訳/佐藤史郎
演出・美術/べリャコーヴィッチ
於/本多劇場、2.25~28)
思えばこの舞台は2009年11月、
今回と同じ劇場、キャストスタッフも
ほぼ同じ顔ぶれで公演している。
その後、九州全県(正確にいえば、
下関を含む8県17都市)を約二ヶ月
かけて上演しているが、
その経験が大きな力になったようだ。
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サッカーの日本代表で、
海外組と国内組の融合に時間を費やした
ことを我々サポーターは何度か経験した。
あるいは新監督と日本のサッカーが
分かり合う時間が必要なことも
同じように学んでいる。
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今回のように主要キャスト
(ルカ、サーチン、ワシリーサ等々)
を客演が担い、劇団員がアンサンブル
(とはいえ、ペーペル、役者、男爵や
ナターシャ等は座内)を演じる『どん底』は
当初、そのマッチングに
違和感があったのは事実だ。
それが公演を重ねる中で、息があってきて、
さらにはポジショニングにも変化が起きた。
常勝チームが、円熟する一方高齢化の課題と
直面するのは、少し古い話になるが、
ジュビロ磐田や、さらに昔の西武ライオンズの
例が顕著なように世代交代は難しい。
東演は創立55年の歴史を刻み、
70歳を越える役者も板に立っている。
ベテランの味を残しつつ、
動きで足らないところは若手中堅が
フォローする「約束」がきっちり出来ていて、
三時間が全く長く感じなかった。
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東京は今日が千秋楽。
本多での公演のあとには、
中部北陸の5県20都市を巡り、
さらに首都圏(東京、千葉、埼玉)に戻って
栃木、長野を含む二ヶ月の旅が待っている。
ますます上演を重ねて、芝居が深化するだろう。
(もう少し書きたいので続く)
(作/ゴーリキー、翻訳/佐藤史郎
演出・美術/べリャコーヴィッチ
於/本多劇場、2.25~28)
思えばこの舞台は2009年11月、
今回と同じ劇場、キャストスタッフも
ほぼ同じ顔ぶれで公演している。
その後、九州全県(正確にいえば、
下関を含む8県17都市)を約二ヶ月
かけて上演しているが、
その経験が大きな力になったようだ。
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サッカーの日本代表で、
海外組と国内組の融合に時間を費やした
ことを我々サポーターは何度か経験した。
あるいは新監督と日本のサッカーが
分かり合う時間が必要なことも
同じように学んでいる。
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今回のように主要キャスト
(ルカ、サーチン、ワシリーサ等々)
を客演が担い、劇団員がアンサンブル
(とはいえ、ペーペル、役者、男爵や
ナターシャ等は座内)を演じる『どん底』は
当初、そのマッチングに
違和感があったのは事実だ。
それが公演を重ねる中で、息があってきて、
さらにはポジショニングにも変化が起きた。
常勝チームが、円熟する一方高齢化の課題と
直面するのは、少し古い話になるが、
ジュビロ磐田や、さらに昔の西武ライオンズの
例が顕著なように世代交代は難しい。
東演は創立55年の歴史を刻み、
70歳を越える役者も板に立っている。
ベテランの味を残しつつ、
動きで足らないところは若手中堅が
フォローする「約束」がきっちり出来ていて、
三時間が全く長く感じなかった。
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本多での公演のあとには、
中部北陸の5県20都市を巡り、
さらに首都圏(東京、千葉、埼玉)に戻って
栃木、長野を含む二ヶ月の旅が待っている。
ますます上演を重ねて、芝居が深化するだろう。
(もう少し書きたいので続く)
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