麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

猫の寄り道スタジオで(カミスト2018/2)

2018年02月06日 | 制作公演関連
雷ストレンジャーズ公演
演劇ジェット紀行
スウェーデン編『父』の
稽古は既に荒立ちである。



稽古場も文京区のシェアオフィス
「コイン」から新宿区にある
「猫の寄り道スタジオ」へ移動。

高層ビルの林立する「副都心」
としての新宿とは一線を画した
若葉町に左門町、三栄町など
昔ながらの町並の残る四谷界隈。
その中でも、かつて花街だった
荒木町の存在感は大きい。
そこに稽古場はある。

「谷」というだけあって稽古場の
脇には急な階段が長く伸びている。





津の守坂通りを挟んだ向かいには
新宿歴史博物館。そこは三栄町。



さて「一線を画す」といえば。
1887年に初演の『父』という舞台は
一家の主たる「男」の存在と
対する「女」の在り方について、
問題意識の出始めた北欧で
生まれた作品なのである。

『父』は文字通りの父親であり、
また「父性」についての問いかけ。
封建的な世界が描かれているのは
古い戯曲だから、なのではなく、
社会変革の早いスウェーデンの
黎明期がむしろ背景にあるのだ。

さりとて。
それは劇中説明されないし、
またそれを知らずとも楽しめる
作品に仕上がりそうである。

その確信については次回以降に。
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