麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

落書きとボトルキャップと

2006年03月14日 | 東演
 今朝、劇団に向かって南口商店街を歩いていると、ビブスというかゼッケンをつけた人々が手に刷毛だのペンキだのスプレーだの持って、店先や電柱に集まっていた。数年前から始まった、商店街・区・シモキタを愛する若者などで街の落書きを消すボランティア活動だ。さらにシャッターに新進のアーティストが絵を描く企画とも連動して成功を収めている、と聞く。
              
 下北沢に拠点を置く東演も、参加したいと思っているが、残念ながらまだ実現していない。
            
 さて。東演の取り組んでいるボランティア活動のひとつとして“ボトルキャップ集め”がある。スターウォーズやペプシマンを集めてるわけじゃ、勿論ない。
 ペットボトル本体と蓋(ボトルキャップ)は成分が異なる。従ってリサイクルの際に、蓋ありだと純度が下がってしまう。また、蓋ありは空気が抜けないので、一度のプレスでのカサが下がるのだ。
 “洗って、ラベルをはがし、潰して、ペットボトルとして回収”するのは今や常識だが、愚かな僕は「せっかく潰したのが戻らないように蓋をしよう」と、良かれと思って真反対のことをしていた…。
 知らないというのは恐ろしいことだ!

 知らないといえば、自治体によっては我々が手間をかけたペットボトルを燃やしちゃってるところもあるらしい。まあ、それは個別に調べて貰うしかないが、とにかく「蓋を取る」のは簡単だ!
 是非皆様も

 牛乳パック・ポリエチレン皿・ペットボトルなどを回収しているスーパーの中にはボトルキャプも集めているところがある。自販機に専用のボックスがつくという流れもあるらしい。
 一時“アルミ缶のプルチップを集めて車椅子を”という運動が高まったが、ボトルキャップもワクチンや植樹などに展開することも可能らしい! …らしいとは、また弱気だが、かくいう東演もこの運動を聞いて取り組んでいるところダ!!
 僕が聞きかじって、総会の雑件で提案したところ、皆簡単だから協力するよと、廊下に置かれた可燃・不燃(食品プラ)・不燃(非食品プラ)・カン・ビン等々に加え、目線の位置にペットボトルを切った専用ケースを早速こしらえて、集めているというわけだ。もう数か月になる・・・。

 なので、既に多くの方に浸透しているのだろう、とも思うのだが…。
 興味はあるからもっと詳しく! 興味は持ったがイマイチわからん。
 いずれの方も、あとは各自・・・info@t-toen.comへ
 



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春。卒業、そして・・・の季節です。

2006年03月13日 | 東演
 昨日、好天ながら随分と風の強い中、弊団の新人試験が行われました。
 今年は12日と、次の次の日曜日(26日)に行われます。狭き門に、今年はいくつの泣き笑いがあるのか・・・。
    
 さて、今日から東演パラータは「俳優工房」修了公演の小屋入りです! 下からは毎度の搬入・仕込みの物音が聞こえてきますが、どこかゆったり聞こえるのは、ホームの強みでしょうか?
 ついこないだ中間発表があったと思ったら、もう卒業!!
 チェーホフの『結婚の申し込み』ほかを土産に、彼らもまた次のステップにチャレンジしなければならない。希望する者は、26日に東演の門を叩くだろう…。
 【公演詳細下記参照ください】

 僕が東演を受けたのは、まあ職種(制作)もあるし、小劇場のフリーの制作を経てという個人的理由もあって、三〇代になってからだったが、それでも年長の、しかもイカツイ顔が四つも五つも並ばれると、生来の弱気もあって、随分ビビったものだ。また試験を受ける稽古場が、独特の雰囲気のある場所で・・・。
                     
 小劇場は、様々な公共施設をジプシーで使う…これはこれで大変だが、とりあえず無機質な会議室ではある。ところが東演の歴史の刻まれた稽古場は、初めて見たものに、前述のイカツイ顔と合わせて「あ、あたし絶対グルグル巻きにされて、気付いたらどこか異国の空の下なんだわ」と思わせる何かが、あるのである。勿論今は愛着を持っているが…。
 おっと。なわけだから、役者志望の、専門学校をいよいよ卒業する19~20歳にとっては、人生においてもかなりの衝撃的な出来事だと思う。
 今日の面接でも、試験官の中堅俳優が「私もそちら側で面接を受けた時には…」と少し感慨にふけったあとに、厳しい質問を飛ばしていたが・・・ン? でも、例年に較べると意外と物怖じせずシャンとしてたなあ…。
 世代だろうか・・・。
 
 先日、某演劇雑誌記者の異動の会の話は書いたが、これからはそーゆー季節ですね。別れと出会いと・・・。
 こーゆー時に頭に流れるメロディこそ、世代で随分違うことだろう。
 手堅く(?)『仰げば尊し』『大地讃頌』、はたまたヒット曲の『卒業写真』『贈る言葉』『制服』『春なのに』…一気に今風に『桜色舞うころ』、そう『桜』やズバリ『卒業』というタイトルの曲もたくさんある!
 個人的には『じゃあね』っすネ

【俳優工房修了公演】
 『プロポーズ』/
 コント『ばあさんとぐうらた神父』『しばしの別れ』
 3/18(土) 14時A 19時B
  /19(日) 14時B 19時A
 会場:東演パラータ(世田谷区代田1-30-13)
 入場料:1000円(全席自由)
 *キャストはA、Bのダブルキャストで、短編とコント
  計三本を上演いたします。
  その他問い合わせなどは劇団まで
  (03-3419-2871
   または info@t-toen.com) 
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杉並演劇祭その1

2006年03月12日 | 鑑賞
今週末はようやっと杉並演劇祭の実行委員らしく、本番に臨んだ集団をみっつ……
 ①10日(金)夜 風詠の会
  『海と空のあいだに
   ~「苦界淨度土」「みなまた海のこえ」より』
  ヴァーシティホール
 ②11日(土)昼 区民朗読劇
  創作朗読劇『家族の肖像3』ほか
  勤労福祉会館
 ③11日(土)夜 鬼灯を上演する会
  二人芝居『鬼灯-ほおづき-』
  勤労福祉会館
       ……観させていただきました。
                        
 タイトルからわかるように①は水俣病を、③は獄窓の歌人・島秋人と女学生・前坂和子の交流を、また②は区民公募の「家族について」のエッセーを構成した『家族について3』と野上弥生子原作の『笛』という、ともに家族に焦点を当てた二本立て……と、すべて社会性に富んだ舞台が並んだ。
 偶然? むしろ参加団体の志の高さと考えたい。
 さてこの3団体にはスタイルの類似もみられた。  
 ②はズバリ朗読劇を謳ってはいるが、ワークショップでよく見られるウォーキングスペース(※1)を取り入れるなど動きのある演出、逆に①はテーブルで実際台本を開くシーンがあり、③は本こそ開かないが俳優二人が客観的説明(立位)と手紙(座位)をほぼ正面を向いたまま演じる…つまり朗読劇的というか、いわゆる小作品的な舞台だった。日常的な動きと台詞による、皆がイメージするような演劇ではなくだ。
 さらにこれも小作品によくある生楽器とのコラボレーションを取り入れ、①はピアノやアコーディオン、②はピアノを使う演出だった…。

 個別の作品について述べれば……
 『海と空のあいだに~』は舞台美術が大変美しく、水俣問題を単なる社会告発に終わらせない意図を感じた! 水俣関係者の感情の吐露と客観的な社会情勢を明確に表現し分けることで舞台の足場がしっかりしていたのも印象深い。コントのよーな作品が多い中(※2)キラリと光る作品だった。
 『家族の肖像3』『笛』は前述した通り、動きを取り入れた演出で飽きさせない舞台だった。リピーターと初参加のレベルの違いは見て取れたが、その成長段階がまた区民公募集団の醍醐味というもの。むしろ適材適所で良いハーモニーを産んでいた。とすれば、初心者には基本の「声」についてもっと時間を割いてあげても良かったか、と事情を知らない上で少し思ったりはした。
 「声」という点で『鬼灯』は、小さな会議室に誂えた三畳ほどの空間に、死刑囚と女学生(のちに教師)の交流の時間を、二人の俳優が、劇中いくつも登場する“花”のように「セリフ」を見事に咲かせた舞台で、円熟さえ感じた。
                
 杉並演劇祭の特色…といっても今年三回目でまだ模索の課程ではあるが……
 Ⅰ)地元杉並に拠点を持つカンパニーに重きを置く
 Ⅱ)会場を区内広域に置く
 ……の二点にあり、まさに「杉並区の演劇の祭典」を目指しているといえるわけである。大変面白い、かつ壮大な試みでもあるわけだが、それゆえに壁も高いと言える。そのあたりは・・・
<2へつづく>

※1=複数の(しかもある数的ボリュームをもった)人間
   がそれぞれ勝手に、でも出来るだけぶつからない
   ように歩く「空間把握」のワークショップ。
※2=決してコントを蔑んでいるのでも、またコントの
   ような演劇を否定しているわけではない。ただ、
   そればかりではつまらない。沢山の表現形態があ
   って然るべきだし、その意味で少々偏っていると
   は思う。



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サンキュー、マコ

2006年03月10日 | 身辺雑記
 マコは石野真子ではなく、日本代表のディフェンス田中誠(ジュビロ磐田)でもない。演劇雑誌の「悲劇喜劇」の編集・岩嵜誠である。…まあ彼をマコなんて呼んだこたぁないのだけれど。というか我らの兄貴分であるから、常に「岩嵜さん」である・・・あ、念のためですけど「いわさき」と読みます。

 今は発展解消した「若手制作人会議」の顧問であり、そのメンバーを中心に組んだバンド「COOL-P」ではベースを担当…、はたまたフットサルのメンツが足らなければ駆けつける、非常にフットワークの軽い、かつ才能豊かな男である。長躯で甘いマスク、とても大学生の息子さんがいるとは思えない。

 その彼が、3月1日付で「悲劇喜劇」編集から営業販売促進課に異動になった。
 会社人事なのでいたしかたないが、日本の演劇界にとっての衝撃は甚大だ。
 で、前述の制作者たちで「おつかれさん会」を昨夜催した。
 いやあ、来るは来るは…最後には、イギリスのパブな風情で立って飲まなきゃならないほど人が集まった。劇作家、演出家、役者に演劇ライターなどなど年齢や経験も様々に、格別労いの言葉をかけるわけでもなかったが、大いに盛り上がった!! ちっちゃなステージのある店で、本人自らギターを抱えて歌い、さらには彼の伴奏で数人が歌い、夜はあっと言う間に更けたのであった。
 
 な、なんと7時から始まって零時近くまで。河岸もかえずに・・・お店には大変お世話になったので、少々宣伝すると、新宿三丁目の、末広亭のそばの手打ち蕎麦が自慢の「石の花」というお店。秘伝のソースが絶品のお好み焼きみたいな「石の花焼き」も絶品である。・・・実は、『どん底』のアリョーシカ、『月光の夏-挽歌』の三池など長年東演に在籍していた桑野幸三郎(現在は退団)の店なのである。隣には知る人ぞ知る『どん底』って名店も。

 たまには短めに。
 3月9日、サンキューの心を込めた呑み会のお話しでした。  
 岩嵜さん本当におつかれさまでした。
 早く帰ってきてね!
             

【文中敬称略】
 石の花/新宿区新宿3-10-2 
 ℡03-3354-1026
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九演連総会を終えて~序

2006年03月08日 | 東演
○九演連とは?
 「九州演劇鑑賞団体連絡会議」の略称。現在九州の7県18都市に、会費制で自らが在住または在勤する各地域で演劇を楽しむ非営利の団体がある。その18団体による連絡会議が「九演連」である。演劇鑑賞の団体でありながら単なる娯楽にとどまらず市民運動の精神に立脚するところから、全団体が「市民劇場」という名称を掲げている。戯曲・俳優・観客という演劇の三要素の、観客=劇場としての立場を明確にする意味であり、それは志に終わることなく、永年にわたり「演劇」を支える活動を、現実として繰り広げている。

○劇団を支えるということ
 「市民劇場」が非営利であることは前述したが、劇団にはいわゆる「商業演劇」と呼ばれる営利目的のものもある。九演連では「新劇」と車の両輪を構成し、素晴らしい芸術に触れ豊かな暮らしに活かすために、ともに手を携え努力をしてきた歴史を持つ。その中で、一人でも多くの会員を迎え、劇団を支える!ということを実現し、それを続けているのである。

○九州に学ぶ
 九演連以外にも、各エリアに演鑑連はある。北から北海道、東北、関越、首都圏、神奈川、長野、静岡、中部北陸、近畿、中国、四国、そして九州…。中でも九州の活動は他団体が目標とする成果を残している。「会員を増やし、それを劇団に還元する」字面で書くと容易いが、実際には大変な運動を九演連は継続してきている。「1名クリア」という言葉で表されるこの運動は、単純に数を増やすことではないのだが、説明するのが困難なので割愛する。いずれにしろ、活発な運動を繰り広げる九演連のエッセンスは「総会」にも凝縮されている。

●以上、チンプンカンプンな人の方が多いであろうが「全国から注目されている九演連の総会」に、とにかく僕は初めて参加した。
 3/4~5の二日間のこと(月曜から横道に逸れっぱなしでやっと今日になった)。熊本市街のアークホテルにて熱い討論が繰り広げられました。
 前述した通り、全国が目標にする九州の動きの中に「1名クリア」というものがあります。他のほとんどがいまだ到達しない(中国ブロックが唯一健闘していて、今や「中国に学べ」の趨勢もありますが)中、今回の総会ではさらに高いレベルへの挑戦を打ち出しました!
 で、驚くことに、皆の目標となってきた九州がここ数回「1名クリア」を失敗しています。その逆風の中で、あえて“高みを目指す!”・・・その具体的な内容ではなく、その志こそ我々が学ぶべきモノと確信したわけです。

◎そのあたり、もーちょっとツッコンで語りたいのですが、今日も長くなったので、明日ではなく日を改めて、と思います!! 少々ヤボ用で数日忙しいので…。
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熊本ラーメンと劇団と

2006年03月07日 | 身辺雑記
(昨日からの続きですが、直接の内容の関連はない)

 熊本空港からリムジンバスで市街へ。
 まず腹ごしらえだ
 熊本といえば、熊本ラーメン…(安易)。
 同じ便だった劇団制作者5人+役者1人でアーケードを歩いていると「こむらさき」があった。横浜ラーメン博物館への出店(94)でブレイクした名店。東京(正確には横浜)でも食えるよなと歩みを進めるも、いわゆる熊本ラーメンは少なく、目に入るのは、何やら見慣れない「太平燕」の看板やのぼり・・・それから「めしや丼」「カプリチョーザ」などのチェーン。
 結局年末にも熊本に来たという一人が「最後にシメで連れて行かれた」という「味千ラーメン」へ・・・。
 おお、確かにとんこつ+にんにくチップ=熊本ラーメンだ!

 さて。帰京して「味千ラーメン」をネットで検索してビックリ!! 国内120余店、海外65店の大フランチャイズ網を持っていて、東京にも池袋、高田馬場に出店しているのだ! 創業1968年、台湾から来た重光氏のせいか四〇年かからずにユニバーサルカンパニーになっている。が、残念ながら僕らにはそーゆーイメージはなかった。静岡で旗揚げし、のちに世界進出した「ヤオハン」みたいだ(97年事実上倒産し、現在はイオン傘下のマックスバリュ)。
 味千の歴史を紐解けば「久留米から入ってきたラーメンにニンニクを加えて熊本ラーメンの一本の源流を作った」とHPにある。
 ここで面白いのは「味千の重光氏、こむらさき創業者の山中らで玉名(熊本県)に美味しいラーメンを食べに行ったのが始まりでした~」と“元祖熊本ラーメン”の歴史を「こむらさき」がHPで語っている点だ。「それまで久留米ラーメンに準じていた熊本のラーメンににんにくチップを加えた」と説明は続く。ちなみにこちらの創業は1954年だ。

 東京で熊本ラーメンといえば「桂花」だ。近年の「とんこつブーム」よりずっと前から、アルタ裏の狭い店は賑わっていた。調べてみると、創業が「こむらさき」の一年後の1955年。13年後には東京進出を果たし、現在熊本に5店舗、関東に8店舗(うち東京5)、関西1店舗。絶対数では劣るが、歴史と立地が東京での馴染みにつながっているわけだ。
   
   今日は会議の模様をって予告で、しかもその中に「劇団運営」のヒントが、とまで言ってたのに……ひたすらラーメン談義になってしまった

 この三者三様のそれぞれの歴史の中に大いに学ぶモノがあるとまとめるのは、余りに無理があるしな・・・。
 本文の冒頭に記した「太平燕(タイピーエン)」についても触れたかったが土産で買ってきて、まだ食してないので、それもそのうちに…。ちなみに、具だくさんの春雨スープのことらしい。熊本のガイドブックを開くと、何よりもまず「太平燕」が載っているから、最近ヒットしてるモノなんだろうな…。
 いずれにしろ、明日こそ「総会」の話を・・・。
                            

コメント (2)
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SNAに乗って熊本へ・・・

2006年03月06日 | 東演
 週末、熊本へはスカイネットアジア航空を使った。
 97年設立…(お、僕が東演に入った年だ)当時は福岡を拠点にしていたが、現在は宮崎に本社がある。羽田-宮崎、羽田-熊本、羽田-長崎の3路線の“新規参入組”だ! コードはSNA。
 で、そのSNAに乗って「へえ~」と思ったのは、客室乗務員の、名前をただ紹介するのではなく・・・
「憧れのフライトアテンダントになって間もなく一年。夢は一つ叶ったので、次は念願のお婿さんを。好きなタイプはスポーツマン。都城日向」
「生まれは長崎、育ちは宮崎、大学は東京…。スカイネットの結ぶ都市と縁の深い彼女、あとは熊本ですが、なんと名前が肥後めぐみ」
・・・てな具合な(覚えてないので、上記は僕の創作ですが)コメント付きで、なかなか愉快だった。
 今や庶民の乗物になった飛行機だが、それでもどこか「オツにすました」感じがまだあって、些細なことだが上のアナウンスからはプラスの印象を受けた。さらに着陸が近づいた時はブラジル人パイロットが英語と日本語で軽妙なトークを展開…。
 座席間の狭い小さな機内、ドリンクサービスもない物理的コストダウンでロープライスを生み出しているわけだが、お金のかからない「サービス」は大歓迎だ。
 で、帰りも期待に胸を膨らませて搭乗したのだが、熊本-羽田ではなかったのダ。残念。せっかくのオモシロ企画(?)だから全社挙げて取り組んでもらいたいモノだ。

 と。他社の頑張りから思うのは、かくいう演劇も、あまり馴染みのない人にとっては「トッツキにくい」んだろうなぁってこと。お金をかけない工夫で、何か「敷居の高さ」を払拭できることはないだろうか・・・。

 実は、そのヒントになることが沢山詰まった会議が、熊本での主目的である「九演連総会」なのだった。長くなったので、そのことは明日書くことにしよう!
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ケイタイ

2006年03月03日 | 身辺雑記
 今日はひな祭り。
 男兄弟二人なので、小さい頃からピンと来ないまま今日に至っている。

 携帯の待受を「四季」にしてるので、3月1日から春っぽい画面になった。草原と青空(12-1月は雪降る夜空)。けれども実際の天候は雨、雨、雨…

 何気に携帯と書いたが、今や「ケイタイ」といえば携帯電話だ。今更何を?と言われそうだが、東演制作部3人全員が持って、まだ2年経たないと思う。劇団員に広げると、持たない人がまだ5~6名。勿論ベテランたち。…で、そんな持たない人だって「ケイタイ」といえば電話。形態でも形体でも敬体でも継体でも、ましてやK体などと思う人はいない。
 
 昨日は東京演劇アンサンブルに客演していた森良之、姶良勇一が無事帰還し、事務所に顔を出した。形態の違う劇団との旅公演はどのように血肉となったろうか? 気のせいか逞しくなったような……近々じっくりと話を聞きたい。

 一日の夜は、じっくりと語った
 今年も全国を駆け巡る『ピアノソナタ「月光」による朗読劇/月光の夏』だが、千葉県市川市での公演が予定されていて、その主催者と僕、月光のプロデシューサー横川で、作品のことに始まり環境や教育に至るまで幅広くかつ深く語り合う濃密な時間が持てた。
 市川市では市民税の一部を市民団体の活用に活かすという素晴らしい取り組みがあって、それを活用して『月光』を、という話・・・。この件はシリーズで別途語りたい

 さて今月は。
 以前紹介した小池友理香の『行かせてッ!』(2/22付当ブログ)と、もう一本、星野真広がJ=P.アレーグルのコント集『舞台のバラード』からのオムニバスに出演する(シアターXにて、3/22、3/25~27と変則な日程)。演出は青年座の千田恵子さん。昴や朋友の俳優たちとのセッションとなるそうだ!
 また杉並演劇祭がいよいよ開幕した。オープニングアクトとも言える「東京タンバリン」の区役所ロビーでの無料公演(3/1~2)が終わり、明日あさっては高円寺会館で劇団☆気球計画『言の葉の一滴』がある。が、残念ながら明日から熊本に飛ぶので観られない・・・。

 熊本の話は週明けに。
 その前に床屋に行こうと、昨夕行きつけの店に行ったら移転してなかった
 仕方がないので、このまま南へ
 そして戻ったら散髪と、あと、いよいよ携帯電話が、どーやら駄目らしいので買い換えを。とにかくバッテリーの消耗が激しい!! ゲームもしないし写メも撮らないとから、シンプルなのでいいんだけど・・・。何だか最近のは無駄に便利でな・・・。
                          
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やずや、やずや

2006年03月01日 | 東演
昨日、帰宅してテレビをつけたら、
いきなり大家さんの顔が!
いえ、決して我が家の大家さんではなく
   俳優の大家仁志さん。青年座所属で、
   東演の『風浪』(No.119)にも客演いただいた
   熱くて鋭い、素敵な男優さんだ。
   2時間ドラマの刑事役…なんだかやけに多くて
   以前も他局でデカやってるのを、見た。
         
TVといえば、大滝秀治さんの渋いナレーションで
おなじみ「やずや」の香酢の最新CM・・・
大滝さんが劇場客席にいて、舞台では稽古が行われている。
次のカットでは、大滝さんと女優さんが語らっている・・・
というもの!

何かしてて画面から目を離している隙に、あるいは
チャンネルをかえた時にはもう…、と、いずれにしろ
しっかり見たことがないので自信はなないのだが、
彼女は、03年11~12月に中国現代劇・日中交流相互上演
(於:三百人劇場)で来日したキャストの一人、
劉虹利ちゃんではないか???

キュートな女性に「ちゃん」は失礼だが、
『幸せの日々』『www.com』の二本立ての
前者で演じた小可(シャオクォ)は、小学生役、
しかも男の子役だったので……つい。

僕は目も悪くて、眼鏡をかけて1.0がやっとだが、
走り去る電車の中や、人混みで擦れ違う中に
知人の顔を見出す「ヘンテコな視力」は良いのダ!
チラッと見えた正面の顔、長写しだが大滝さんを
向いてるのでほとんど表情の見えない横顔に、
「ホンリー(虹利の中国語読み)だよ!」と僕は思う。

やずやのHPに過去の作品はアップされていて、
裏話も掲載されているのだが、このバージョンは
まだ編集中(オンエアはされているがHP上では…)

それをこまめにチェックしつつ、まずはタイミング良く
そのCM全編をしっかり見ることだが・・・
最悪07年に予定している訪中公演で本人に確かめよう(笑)
                               
と、そこへ「やずや」さんから返信が!!
      
実は、その旨HPの問い合わせコーナーに質問してたのだが、
「その通り」との返信メールが来ました、今
週末に送って、火曜夜の戻り・・・
メチャクチャ問い合わせが多いと思われるが、
そんな中、実に迅速ダ! しかも丁寧な対応!!
            
このあたりは一制作者としても見習いたいし、
東演としても常にそうありたいと思う!!!

ビバ「やずや」
これで今日はぐっすり寝られる・・・。

【このブログは2/28執筆ですが
 アップは3/1になります…
 文中の時制もすべて2/28基準です】
 
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