麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

いちゃりば登場人物その壱

2006年07月01日 | 東演
7月になりました

 『いちゃりば兄弟』まもなく開幕する東演の作品タイトルであり、その劇中で竜宮一座が上演する新作の題名でもある。
 キャストはすべて一座の人間だ。座長の山城乙姫(腰越夏水)以下踊り手囃子手20名全員が。
 で、ここでは劇中劇の配役についてシリーズで書く。

 まず仲村渠(なかんだかり)カミイを、春のP.I.C公演『見果てぬ夢』の婦長役が評判を呼んだ腰越夏水が演じます。
 カミイは若くしてアメリカに渡り二人の子供をもうけるものの、夫が病に倒れ沖縄に帰ってきた女性だ。
 ちゃきちゃきの(?)沖縄女性で、ご先祖様、島の神々に常に祈りを捧げている。
 彼女のような気丈な“うちなーぬ(沖縄女性)”も、あの戦争で沢山命を落としたのだ…。

 その子供。長男・慈温(米名ジョン)に奥山浩、次男・勝利に南保大樹。
 ジョンは、家族の元を離れアメリカへ。その後開戦となったので、兄弟は敵味方となる。弟勝利はまだ中学生だが、鉄血勤皇隊に入り若くして戦っている。
 はたしてこの兄弟の、あるいは家族の再会はあるのか?

 時は1945年6月。
 その鉄血勤皇隊の解散命令の出た6月19日から牛島司令官が自決した同月23日・・・この前後数日の、とあるガマ(自然洞窟)がこの芝居の舞台となる。

 仲村渠一族はもう一人。小池友理香が演じる親戚の女キヨ。彼女は妊婦だ。他の人々は別のガマに移動したのに、カミイとともに残ったのだ。

 このガマに次々と人が現れては消えるのだが、その人物達は「その弐」以降にて。

 本番までいよいよ12日。
 13日昼、15日、16日と、マチネの売れ行きが好調です! そのあたりに行こうと何となく思っている方、お友達からの返事待ちの方、ボチボチ急いだ方が良いと思いますよ!


コメント
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