麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

四半世紀の再会~ニライカナイの贈り物?

2006年07月18日 | 東演

『いちゃりば兄弟~ある島の物語』は昨日、無事全公演を終了しました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
 アンケートから声を拾っての総括なども考えていますが、今日は公演中に起きた“感動の再会劇(?)”の一席を・・・。
                             
 僕の高校一年の国語の先生は、琉球大学大学院を出たばかりの新任の教員だった。その同姓同名をある所に発見し、職業が教員、住所が神奈川県と僕より10歳ほど年上という、余りの符合にペンを取った。1982年頃に生田東高校にいらっしゃいませんでしたか?と。
 
 公演2日目に劇団に電話があって、同一人物であることが解った。
「忙しいけれど、この偶然は面白いので時間を作っていきたい」と。
 そして金曜に彼は現れ、終演後、飲みに言った
 思えば、当時僕はまだ16歳だったから、実に24年ぶりの…まさに四半世紀の時を経て、恩師と初めて酒を酌み交わすこととなった。ニライカナイ【※】の神様の贈り物だろうか?

 ※ニライカナイ=沖縄の伝統的信仰で「神の住む海上遙か遠くの国」。

 さて、ちょいと解説を加えるなら、彼の名を認めたのは朝日新聞の読者招待ハガキであった。重ねると30㎝はある応募の中、当選にはならなかった。昨今は個人情報保護法により顧客データ化もできないわけだが、参考までに地域と年齢の統計は取るようにしている。その中でふと目に止まったのだ。正直、その瞬間まで、その先生のことはすっかり忘れていたし、多くの生徒を教えて来た中で、彼は僕のことを覚えてもいなかったのだが。とにかく、僕は、その名前と、彼の経歴から沖縄を扱った芝居に興味を示すだろうこと、しかも神奈川県在住で年齢も想定内、とどめは「教員」である。とはいえ珍しい名前ではないから別人である可能性も残されていたわけだ・・・。
結果は前述したように、僕が高一で教わった恩師だった。
  彼は「僕の教え子の中に文化的な仕事を生業にしている生徒が
  いたことを嬉しいと思う」と再会前の電話で語っていたが
  「で、先生今何処高で教えてらっしゃるのですか?」の問いに
  「実はずっと細々と琉球文学の論文を書き続けて、
   今は立正大学の助教授になったんだ」と。

 彼自身が、長い時間諦めることなく努力して自らの夢を実現した当事者だったのだ。でも、そのことを知ったのも『いちゃりば兄弟』・・・出会えば皆兄弟のように仲良くなる・・・というタイトルを持つ舞台がきっかけなのだ。
 こーゆー面白いことが起きるから、
 益々芝居が辞められなくなるんだなあ。。。
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いちゃりば、早、折り返し

2006年07月14日 | 東演
 朝、事務所で準備を整え、小屋に入って受付回りのセッティング。
 1時から予定通りゲネが始まり、その隙に近くのお弁当屋さんで買ったのは「ゴーヤといろいろ炒め弁当」。個人的に景気をつける
 本番前には軽くサンドイッチ。飲物はアサヒの「美ら島パイン」(「美ら島」は、ちゅらしま、と読みます)。で最後のトドメ(?)……赤いかりゆしウェアに赤いリストバンドに着替えて受付に立つ!

 以上、初日のお話し。
 昨日は昼夜の2ステージで、今日が早くも仲日となります。
 7ステージはあっと言う間だ・・・。

 芝居と、踊りと唄、前者が主に暗、後者が明を担い、そのコントラストが良いとおかげさまでご好評いただいております。

 前述のかりゆしウェアを制作三人が揃って纏い、ロビーには沖縄のポスターに沖縄のガイドブックは無料配布(ともに旅行会社サザンツーリストさんのご協力による)・・・作日は俄雨が降ったりもしましたが、連日常夏みたいな天気で「めんそ~れな気分」が劇場の外にまで溢れております。

 今日のソワレで、夜公演は終了。
 おしまいと言えば、三百人劇場で、東演が公演をするのが残り4ステージとなった。本年12月に閉館となる昴の拠点は、大好きな小屋のひとつだ・・・。

 と、湿っぽくなるのはまだ先の話。
役者のブログで、舞台の一部が写真でチラ見できますが、
  是非生でご観覧くださいませませ。
 


 



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いちゃりばカルテット

2006年07月12日 | 東演
さあ、本日7時、いよいよ「いちゃりば兄弟」開幕です。
 惜しくもフランスに敗れたブラジルの「魔法のカルテット」に匹敵するのが、演出・琉球舞踊指導・音楽・振付のトロイカ体制で臨んでいる「いちゃりば兄弟」の牽引車たちである!
 単純に考えれば、普通の芝居の四倍時間がかかるところを・・・カカからロナウジーニョにノールックパス、それをワンタッチでアドリアーノへ。褐色のゴールゲッターの強烈なシュートはキーパーの手を掠めてポストに当たり、そのボールを逃さずロナウドがゴール!その間わずか数秒ってな勢いで・・・演出・鈴木完一郎&佐々木雄二、琉舞・野原千鶴、音楽・古賀義弥、振付・土居甫&渡辺美津代が月火とコンパクトサッ……もといコンパクトな進行で初日を迎える。
                                     
 勿論サッカーは前線だけじゃできない。ロベカルがサイドを切り裂き、ルシオが鉄壁の守備をみせるように・・・美術・川口夏江、照明・鵜飼守、音響・柳原健二、衣裳・萩野緑といったプランナー陣が職人芸で劇場を彩る。
 そのすべてに目を光らせるのは舞台監督・古舘裕司だ!・・・冷静な守護神ジタのように。。。

 ※文中敬称略。
  ドイツW杯でフェアプレー賞を受賞したブラジルに
  なぞらえて書いてみました。


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7、の勢い止まらず!

2006年07月10日 | 東演
 W杯3位決定戦。ドイツ×ポルトガル。
 先制点は後半11分、ドイツのシュバインスタイナー「7番」。
 キャプテンでチームの攻守の要・バラックがドクターストップのため中盤に起用された彼は、さらに4分後、強烈なフリーキックを放ちオウンゴールを誘い2-0。後半23分にも左サイドを駆け上がると、今度はファーサイドにダメ押しのゴール。ハットトリックに匹敵する活躍でポルトガル撃破に貢献した。
 勿論、マン・オブ・ザ・マッチ(この試合の最優秀選手)を得る。
                    
 そして決勝。PKを得たのはフランス「7番」マルーダ。蹴ったのは将軍ジダン。引退の花道を自ら飾る国際試合31点目を記録。この先制点が記録されたのが「前半7分」。その後もレ・ブルー(フランス代表の愛称)の7番は、果敢にイタリアの右サイドをえぐりチャンスを演出。マルーダは延長に入るとサイドを変えてゴール前にクロスを供給した!!

 押しに押したフランスだったが、ジズーことジダンが延長後半6分に退場。プレイヤー以上に、この衝撃に観客席が反応。スタジアムは異様な興奮に包まれた。
・・・延長前半終了間際、ジダンは強烈なヘディングシュートを放つもイタリアの守護神・ブッフォンがナイスセーブ! その「7分後」、まさか相手選手へのヘディングで一発レッドになるとは・・・。
                              
 そしてPK戦。PKに滅法弱いイタリアがジンクスを破った。
 一方、スター選手が失敗するジンクスは変わらなかった。フランスが延長前半10分、それまでのFW1枚からアンリとの2トップを形成すべく投入したトレゼゲが外した。優位に立つイタリアだが、4番手にデルピエロが登場。個人的には嫌な予感を持ったが「背番号7」はきっちり決めた。

 とゆーわけで…かなり無理に「7」で話を繋いで来たが、本日7月10日、劇団東演は三百人劇場に小屋入り。只今仕込みの真っ最中だ。で、ワールドカップのラッキーナンバー「7」にあやからせていただければ『いちゃりば兄弟』は12日(水)~17日(祝)まで「7ステージ」の公演なのだ!!!

    ※このブログは、7/7の七夕から7にこだわって
     翌8日、そして今日とシリーズで書いてきてます。
 

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7のつづき

2006年07月08日 | 身辺雑記
     七夕にちなんで7の話
     (FIFA独W杯2006で活躍する背番号7の
      名選手列伝?)を思いつくまま綴っていたら
     思いのほか長くなり、今日に至る。。。
                       
 6/26当ブログにも書いたオランダ×ポルトガル。
 不調のエースのファン・ニステルロイに代わってセンターフォワードに入ったカイトはこの日も健闘していた。彼もまたオランダ代表と、かつて小野伸二もプレイしたフェイエノールトでも7番を背負う。

 日本と同じF組で戦ったクロアチアで、中盤の底から攻撃を組み立てたのはシミッチ7番。ニックネームは「猛犬」。ACミランではディフィンダーとしても活躍。

 日本の永遠のライバル韓国の7番は、00-02シーズンJリーグの京都でプレイし、現在はプレミアリーグの名門マンUに在籍するパク・チソン。今や韓国の中心選手だ。

 そして我らが日本の中田英寿。
 日本代表では、日韓W杯から7番(仏大会では8番)、欧州でもペルージャ(98-00)とパルマ(03-04)で背負った「ヒデ」。勿論プロデビューの平塚(現在は湘南ベルマーレ)、はたまたシドニー五輪、97世界選抜対欧州選抜でも7でピッチを駆けた。。。
 その彼が先日「引退」を表明。号外まで出た驚きのニュースだが、そんな噂もあったので、寧ろ僕には6.22ブラジル戦後の、広いピッチにただ一人天を仰いだあの姿の方が衝撃的だった!
 85トヨタカップで、将軍・プラティニが華麗なるゴールをオフサイドと判定されたのに対し、掌を枕に横臥して不満を表明した、あの姿を思い出した。“記憶に残る画”として!
 「ヒデの仰向け」にはおまけがあって、ようやく立ち上がり、ジャージを羽織ってサポーターに向かう、その哀愁を帯びた背中の大写しで、NHKの放送が終わる・・・って。まるで、タイムキーパーの秒読みを聞いたADがキュー出したかのような(?)画像に、思わず鳥肌が立った。

 まあ、ヒデの話はまた今度。

 いよいよ3位決定戦。ドイツ対ポルトガル※。決勝に負けず劣らずのカードの、主審は上川徹さん、副審は廣嶋禎数さんだ! 代表チームはドイツを去ったが、サムライはゲルマンの地で笛を吹く!!
                                 

 ※控えを出場させるとの報道もあるが、
  それで出てくるのが、例えば独GKはカーンだからな…。
  まったく嫌になる層の厚さだよなあ。。。
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2006年07月07日 | 身辺雑記
 七夕です。
 何を祈ろうか? 早朝に突然ミサイルを次々撃たれる世の中で。ぶっぱなされてもまるで無力な政治家しかいない国で…。
 やりかえせ!とか、だから軍備すべき!なんてことを言いたいのじゃない。
 おっと、熱くなりそうなので、七夕は離れて、でも少しは絡めて7の話。

               

 いよいよW杯も残すところ三決と決勝のみ。
 大会前に多く聞こえた「ロナウジーニョのための大会」にはならず、意外なヒーローも現れなかった。…そんな中現時点でドイツ2006は“7”の大会といえるだろう。

 優勝を争うイタリアとフランス。
 アズーリ(イタリア代表のニックネーム)の7番はデルピエロ。ベテランの力は健在。決勝でも何かしでかしそうな予感大?
 かたやフランスに、準決勝で敗れたポルトガルの大黒柱はフィーゴ。予選(対イラク)でPKを奪った“演技”は見事だった。
 フィーゴとの「主将・7番」対決で涙をのんだのはイングランドのベッカム。壮絶な試合で、二人はともに試合途中でピッチから退いた。特に怪我でベンチに下がったベッカムの目には本当に涙が……。
 同じ準々決勝で、よもやの敗退。王国ブラジルの「魔法のカルテット」の一人・アドリアーノ。まだ24歳のストライカーは、カカとともに新生カナリヤ軍団の中心になることは間違いない!
 南米の両雄・アルゼンチンも奇しくもベスト16で散った。「うさぎ」の愛称を持つ点取り屋サビオラは現在スペインリーグでプレー。
 そう、忘れてはいけないのが「スペインの至宝」ラウル! 主将にして、代表チームの最多得点記録を持っている。
 そのスペインに予選リーグ初戦で0-4と大敗しながらも立ち直り、初出場で決勝ラウンド進出したウクライナ。予選最終戦(対チュニジア)に自ら得たPKを決めてチームを2位に押し上げたシェフチェンコ。今や世界最高峰の選手の一人とも言える彼の背中には、代表でも所属クラブ(チェルシー)でも7番が輝いている。

 代表、クラブともに7を背負うのは、シェフチェンコのほか、フィーゴ(インテル)、サビオラ(セビージャ)、ラウル(Rマドリード)もそうだ!

 その他にもまだまだいる。。。が、長くなったので明日に続く。
 
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汗、リットルの稽古場の片隅で

2006年07月06日 | 東演
 本番まで一週間を切った東演である。
 仮も含めて「衣裳」をつけはじめ、ますます「沖縄」な稽古場だが、その時間の長さもさることながら、唄や踊りもあるから、とにかくハード
比例して汗・・・天候も重なり、晴れたら晴れたで、雨なら蒸すし、やっぱり汗、汗、汗だ。

 随分前にリキャップの話を書いた。
 ペットボトルの本体とキャップを分けて、それぞれのリサイクル率をアップさせる活動である(本ブログの3/14付に詳しい)が、その回収のため稽古場の廊下に、1.5Lのペットボトルを半分に切った箱を置いている・・・。それが、最近はすぐいっぱいになる。水分補給のペースがすごいってことだ。

 さて、昨日も満パンになった。普段は、そのまま大きな回収袋に移すが、ふと興味を覚えて銘柄チェックをしてみた。
 結果。SUNTORYが7個でトップ、続いてAQUARIUSとPOCARI SWEATが6個。……だが、SUNTORYは色やデザインが異なっていて、細かく分類すると3-3-1となる。
 やはり吸収率の高いと言われるスポーツドリンクが人気だ。まあ、糖分が高すぎると最近はミネラルウォーターや緑茶系の台頭している。その点、サントリーには「ウーロン茶」「伊右衛門」「天然水」などヒット商品が多いが、3種類のキャップが何かを追求するまでには至っていない…。
        
 逆に1個だったのが、Blendy、LOTTE(ピンクの文字がグルリと円を描いている),energen・・・あくまで昨日回収分、つまり7/4~6あたりの数字であります。役者はその日の気分で色々飲んでますので、たまさかこれを目にした飲料メーカーの方、気を落とさずに・・・。
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亡者からの手紙

2006年07月05日 | 東演
本日、19:30初日の幕が開く『亡者の手紙』
劇団ジャブジャブサーキット第44回公演である。
サブタイトル「日影丈吉作品群に顧みる昭和の犯罪考」
9日までザ・スズナリにて。全6ステージ。

  突然、他劇団の宣伝をしたのはほかでもない、
  上記劇団主宰にして、作演出を務める
  はせひろいちさんが、東演の秋の公演
  『大地のカケラ』の作家だからである!
  (このあたり、6/27付の弊ブログにわりと詳しい)

既に、名古屋、大阪での公演を終えたツアーファイナル。

送られてきたDMの新聞評などによれば、
朗読劇の要素も入ってるようだ(何しろまだ観ていない)。

   ※弊団の朗読劇『月光の夏』は、今年も8/14、15。
    仲道郁子さんの実妹・仲道祐子さんをピアニストに
    迎えて。北沢タウンホールにて。

日影ファンである方も、そうでない方も、
僕のように不勉強で彼の本を読んだことない人も
短い公演期間ではありますが、足を運ばれてみては
いかがでしょう?

   蛇足ながらジャブジャブサーキットは、
   岐阜を拠点に前出3大都市を巡演する
   小劇場の実力派人気劇団!
   “観客との想像力共有を図った戯曲と
   関係性の構築を目指した演出論を武器に
   演劇に残されたリアリティーを追求している”
   劇団です(チラシより抜粋)。
何より、敏腕Pの大好きな劇団のひとつっす



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いちゃりば登場人物その参

2006年07月04日 | 東演
 劇団東演第125回公演『いちゃりば兄弟』は、東演の作品タイトルであり、その劇中で竜宮一座が上演する新作の題名でもある。
 キャストはすべて一座の人間で「座員」としての名も持つが、ややこしくなるので劇中劇の配役について書くシリーズの3回目。

 仲村渠親子と軍人二人が同居するガマに、やがて石田久松中尉(豊泉由樹緒)と女学生で看護隊員・島袋富子(古田美奈子)がやってくる。
 「天」「地」と合言葉を確認して入ってくる島袋。彼女は瀕死の石田と一緒だ。
 石田は嘉数高地の戦闘で米軍戦車を何台も撃破するものの、転進中に砲弾を受けたようだ。彼は、石川県は能登の先、鰐崎という小さな漁村出身のやまとんちゅだ。
 
 6月下旬、沖縄戦終結直前・・・彼ら彼女らの運命は。。。
 そして、親子、兄弟の再会はあるのか。。。。。。

 その人間達を、見守るかのようにコロス役の四人が、舞台に様々な彩りを加えます。唄や踊り、はたまた……。
 このコロスには光藤妙子、安田扶二子、江上梨乃、伊藤奈緒美。
 伊藤は今年入った準劇団員。4月の入団から四ヶ月の大抜擢となる!!
 ・・・この彼女らも「竜宮一座」の座員であり、その中の役が「コロス」というわけだ。

 同様に、あと七名の座員役がいて、野原千鶴さん、喜屋武清鶴さん、仲間明鶴さん、小野真鶴さんが琉球舞踊を舞い、持田明美さんが三線(サンシン/沖縄の三味線)、宮良政子さんが笛、福島千恵美さんが太鼓を奏でていただく。
 以上、七名は東演の俳優ではなく、プロの踊り手と地方(じかた)さんである。
 『いちゃりば兄弟』に深みを与えてくれるスペシャルゲストだ!

 生の琉球舞踊や演奏も、本作の大きなおおきな魅力なのだ!!!

 6日後の今頃は三百人劇場にて仕込みの真っ最中。東演としての“さよなら、三百人劇場”にもなる。

 3階稽古場には紫や赤、原色の布や、汚しをかけたセーラー服……、さらには銃剣にヘルメットに缶詰。。。小道具班、衣裳班も俳優陣に負けずにフルスロットルです!
 劇場で会いましょう。

数日前から、ようやくトップページの
    『いちゃりば兄弟』がアップされました。
    最低限の情報で宇すが、「詳細」をクリックすると
    チラシや、タイムテーブルなどがご覧いただけます。
   
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いちゃりば登場人物その弐

2006年07月03日 | 東演
 いよいよ本番まで9日となった『いちゃりば兄弟』は、東演の作品タイトルであり、その劇中で竜宮一座が上演する新作の題名でもある。
 キャストはすべて一座の人間だ。座長は山城乙姫(腰越夏水)というように皆「座員」としての名も持つが、ややこしくなるので劇中劇の配役について書くシリーズの2回目。

 カミイ(腰越)とキヨ(小池友理香)の仲村渠(なかんだかり)家の親戚同士が二人で隠れているガマに、まずやって来るのは前回紹介したカミイの次男・勝利。

 次に現れるのが台本に「震えている少女」と記された“うちなーわらび”だ。
 演じるのは福田雅美。最近は「海千山千プロデュース」など外部出演が続く福田は、ミュージカルもこなす東演にあっても、その音楽性が高く、音楽劇的要素の大きな本作では、その部分での活躍も期待される。

 さらに、防衛隊員・上原英光と、日本軍少尉・立川旭。
 後者を能登剛。前者は客演の古川慎さん。

 古川さんはNo.122『浄瑠璃の庭』(04年10~11月、作/藤井貴里彦、演出/磯村純)以来の東演客演。また『月光の夏-母よ』知覧公演(00年10月全21ステージ)でもお世話になっているのだが、『月光』が太平洋戦争、『浄瑠璃』が西南戦争、そして本作と、平和への希求に溢れた作品と不思議と縁がある。

『月光の夏-母よ』は、舞台劇『月光の夏-挽歌』を知覧公演用に改めた作品。知覧平和会館の隣にある町民会館で約2週間、知覧町主催で、チケットは平和会館の入場料とセットで1700円(高校生1300円、小中1000円)でした。また地元の劇団「いぶき」の役者さんにも出演いただくなど密接な関係を育みながら、3年計画で始まった企画でしたが、翌年の選挙で知事がかわり頓挫してしまいました・・・。

 若い俳優達は、公演会場の和室の座敷でザコ寝、風呂は近くの銭湯という環境での印象深い公演でもありました。

 話が逸れました。いずれにしろ『いちゃりば』も『月光』同様、平和について観客とともに考える舞台です。是非、ご覧ください!

 スペースがなくなったので、残る出演者は「参」にて。。。


 
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