麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

いちゃりば登場人物その弐

2006年07月03日 | 東演
 いよいよ本番まで9日となった『いちゃりば兄弟』は、東演の作品タイトルであり、その劇中で竜宮一座が上演する新作の題名でもある。
 キャストはすべて一座の人間だ。座長は山城乙姫(腰越夏水)というように皆「座員」としての名も持つが、ややこしくなるので劇中劇の配役について書くシリーズの2回目。

 カミイ(腰越)とキヨ(小池友理香)の仲村渠(なかんだかり)家の親戚同士が二人で隠れているガマに、まずやって来るのは前回紹介したカミイの次男・勝利。

 次に現れるのが台本に「震えている少女」と記された“うちなーわらび”だ。
 演じるのは福田雅美。最近は「海千山千プロデュース」など外部出演が続く福田は、ミュージカルもこなす東演にあっても、その音楽性が高く、音楽劇的要素の大きな本作では、その部分での活躍も期待される。

 さらに、防衛隊員・上原英光と、日本軍少尉・立川旭。
 後者を能登剛。前者は客演の古川慎さん。

 古川さんはNo.122『浄瑠璃の庭』(04年10~11月、作/藤井貴里彦、演出/磯村純)以来の東演客演。また『月光の夏-母よ』知覧公演(00年10月全21ステージ)でもお世話になっているのだが、『月光』が太平洋戦争、『浄瑠璃』が西南戦争、そして本作と、平和への希求に溢れた作品と不思議と縁がある。

『月光の夏-母よ』は、舞台劇『月光の夏-挽歌』を知覧公演用に改めた作品。知覧平和会館の隣にある町民会館で約2週間、知覧町主催で、チケットは平和会館の入場料とセットで1700円(高校生1300円、小中1000円)でした。また地元の劇団「いぶき」の役者さんにも出演いただくなど密接な関係を育みながら、3年計画で始まった企画でしたが、翌年の選挙で知事がかわり頓挫してしまいました・・・。

 若い俳優達は、公演会場の和室の座敷でザコ寝、風呂は近くの銭湯という環境での印象深い公演でもありました。

 話が逸れました。いずれにしろ『いちゃりば』も『月光』同様、平和について観客とともに考える舞台です。是非、ご覧ください!

 スペースがなくなったので、残る出演者は「参」にて。。。


 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする