麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

リスクマネジメントと制作と…

2006年12月16日 | 東演
 送信メールが、さっぱり送れなくなった。受信は平気なのに。
 劇団IT部に問い合わせると、迷惑メール規制に伴うエラーだという。なるほど、最近FAXで何度かそんなのが来てました。
さっそく設定を変えたら、簡単に直りました。

 昨日は昼過ぎから、某損害保険会社の本社にて講習を受けてきました。

 役者の中には、銀行員、葬儀屋さん、板前さんなど前職からの転身組がいますが(ちなみに例は東演以外も含む)、僕も20代の頃、個人的に損保の資格を取っていて、制作になった今もそれを生かせるところには生かしています。
 例えば海外ツアーや国内ツアーの保険(いわゆる傷害保険)、東演は劇場を有しているので、その保険(火災保険及び賠償責任保険)、月光など小規模公演に活躍するワゴン車は自動車保険・・・てな具合に。

 劇団におけるリスク回避のために、微力ながら貢献させていただいております。

 益々多様化する社会の中で、制作者の仕事の中に「リスクマネジメント」は今や当然の業務となっています。まぁ、一言で片づくほど簡単なモノではないけれど…。

 ネットの普及による顧客データなどの管理=プライバシーポリシーなんかは一番解りやすい仕事の一つと言えるでしょう。

 テレビからはノロウイルス席巻のニュース。
 思えば、12/6付ブログの“風邪”は、そのあと多くの人から全面的に断定されましたが、確かにあれは「ノロ」でした。
 劇団や俳優達のリスクも大事だが、まずは自分を何とかせい!ってことか。。。
 忘年会の重なるシーズンだしね
 かくいう今日も2件重なっている。。。
     やはり先約優先だよな。

あ、ノロから復活しかけた時、まだ足もとが覚束なかったのか、右足首を捻挫した。5日ほどたつが、まだ痛い。いや右を庇ううち左足が…と思って、右にも重心かけると痛みが再発。。。

まさしく、転ばぬ先の杖。
リスクマネジメントが大切ってこと?

 
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第17回下北沢演劇祭結団式

2006年12月15日 | 東演
 12月14日(木)19:00~
 北沢総合支所最上階・スカイホールにて。

結団式なんて云うとイカツいけれど、
    参加団体の親睦会ってのが本当のところ。

 東演は例年通り、区民上演グループAの製作に加え、第127回公演『マーヴィンの部屋』で2年ぶりの参加となるので、創立メンバーにしてタイトルロールを演じる笹山栄一をはじめ、和泉ストリープれい子、能登デニーロ剛、姶良ディカプリオ勇一と、制作担当・田中が参列。
(ミドルネームは映画『マイルーム』の俳優の名を。つまり、メリル・ストリープの演じたリーを和泉が、ロバート・デニーロが演じた医師役を能登がって具合)

   区民Aは、演出の千田恵子嬢以下、俳優陣8名と
   東演から舞台監督・星野、制作の僕、計11名の
   最大派閥(?)を形成し、また有志によるコント(?)で
   結団式を完全にさらった!!!

 この区民A『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』が2/3~とほぼ先陣を切り、2/28千秋楽の『マーヴィンの部屋』で幕を引く、つまりは下北沢演劇祭のオープニング&クロージングアクトを担うとも言える東演だけに、今回は特に気合が入っている。 
 区の職員、町内会商店会に、シモキタの劇団劇場で組織されている「演劇祭実行委員会」の役員でもある弊社社長・横川も顔を出したので、東演制作部はオールスター参戦となったのも、その意味込みの感じられるところダ。

 その他、本多劇場で東演の前に上演される『月の子供』の作・演出で、売れっ子作家の秦建日子(ハタタケヒコ)氏や、人気急上昇中の「庭劇団ペニノ」制作の野平久志氏、「主婦劇団FMC」の面々など“シモキタ”ならではのプロアマの垣根を越えた演劇人が集って、楽しい一夜となった!

余談だが、テーブルにはローストビーフにサンドイッチ、
     お寿司などがのっているのだが、毎年毎年カッパ巻きだけ
     大量に残ります。かわいそうなキュウリさん・・・
     気持ちはわからんでもないが・・・。

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はじめてボールに触れる

2006年12月14日 | 東演
 過日、某劇団の稽古場に、いわゆる新劇と称される劇団の制作者が8人ほど集まって「青少年演劇」について、ザックバランに意見交換した。
 察しの良い方はお解りのように、昨今の少子化に加え、週休二日等現場の環境などもあいまって、若い世代が演劇に触れる機会が減っている現実に、実際それが「死活問題」となっている面々が集ってお話しをしたってわけ。

 正確に言うと、僕はまぁ、見学者みたいな立場で・・・と云うのも東演は現在、高校生以下に向けた作品を事実上創っていないので、他の7人からひたすら「今」を拝聴したに留まったのである。

 勿論、『朗読劇/月光の夏』に関しては、高校生以下の観劇も可能で、数こそ少ないが実施もしている。むしろ、もっともっと多くの人に観て欲しいという願いが強く、つまりは土俵から外れて久しい東演を代表して参加させていただいた、とも言える。

 話を戻そう。

 世代も様々で、50代後半から40代半ば、30代、20代と幅広く、でも皆「青少年演劇」に命を削っているという点で一致していた。
 また、その中の半数が、幼い頃、自分がそれに触れて豊かになれた経験を持っていて、それが今「青少年演劇」の創り手になった現在の、何よりの原動力になっているようだった。やはりそーゆーバックボーンから発せられる発言には迫力がある!

 物心ついた頃、お父さんにグローブを買ってもらい、キャッチボールをし、TVで長嶋に憧れ・・・今なお草野球に興じる世代。
 あるいは野茂の大リーグ入りに熱狂し、自分自身も少年野球の地区大会で、かの松坂大輔からセンター前ヒットを一本打ったんだぜ! と目を輝かせる世代。
 それぞれの「青少年演劇」を背負い、今「プロ」の演劇制作者になった者たちの、世代を超えて発せられる熱い言葉は、経験のない僕には専門的にすぎて解らない単語や事情もあったが。。。でもそれは、バレーボール経験者が、サッカーに詳しい面々に囲まれて「オフサイドはどーやら攻撃側の反則のようだな」とか「ジラは売り出し中の若手FWらしいから、今の全日本でいえばゴッツ石島か」みたいに、ムリクリ置き換えながら何とかなる範囲であった。
(*我ながら少々無理すぎる例との自覚あり

 同じ演劇の世界に身を投じて、そのとっかかりは違っても。。。初めて近所のスポーツ店でアシックスのバレーシューズ「ローテ」を手に入れた時の、1年夏の練習試合で初めて試合に出たときの、そうしてセッターの磯先輩が上げた、ややネットから離れたトスをレフトから打って、思い切りフカした瞬間のボールの感触。。。そーゆー記憶がドンドコ蘇る時間であった。

 初めてボールに触った時の、初心にかえって頑張ろう!
 と思った。


 
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壇上で語る(補)と、それから…

2006年12月13日 | 東演
 昨日の「著作保護期間の延長問題を考える国民会議」第1回公開シンポジウムですが、ネーミングこそイカツイけれど、発起人が各々私人として名を連ねての開催でした。
 そこを、云っとかねば…と

 さて。今日、遅れに遅れた『マーヴィンの部屋』の宣材の入稿です。
 制作担当の田中がこだわって、なかなかOKの出なかった今回のデザイン。はてさて? その出来上がり、乞うご期待です!

 チラシといえば、明日の「下北沢演劇祭」の結団式に合わせて、区民上演グループAの方でも鋭意制作中です。
 もうここ数年、ぼくの出番はなく、メンバーが自主的に創るのをチェックするのみ。今日の午前にも裏面の第一稿、2案がメールで届いた。
・・・憧れの雑誌編集者になって、月日が流れ編集長になって、後輩達の原稿に目を通す役回り・・・みたいな。
 まあ、これはこれでカッコイイのだけれど、やっぱ現場ッス

 僕が「制作」を担当しはじめて
    もう5~6年になるが(中略)僕のすることが何もない…。

 これは、今年の1/29付ブログで書いた「区民上演グループA」へのコメント。あ~『夏の夜の夢』(06.2公演)でも、そんな愚痴を垂れてたのか…。でもこれは三分の一本心で、年々成長するメンバーを頼もしく思っている方が大きいし、例えばチラシひとつ取っても「なるほど、この作品に対して、こーゆーアプローチか」と大いに勉強になっているのが事実なのである!

 弊団の代表作の一つ『長江~乗合い船』の中に、
 “演説は上役、下書きは俺。宴会は上役、お膳立ては俺。
  海外旅行は上役、宿直は俺”
 と、嘆くシーンがある。

 劇団ではまだまだ「俺」の部類で「上役」の苦労は知らない。
 だからこそ現場がいいと思うのだろう・・・。

 わからないなりに、壇上で演説する気持ちよさと難しさの背中合わせは何とかなく想像がつく。

 今日は、夕方から「杉並演劇祭」の実行委員会。
 こちらは2月シモキタのあと、3月開催。
 17回目のシモキタに対して、まだ4回目のヨチヨチ歩き
 それはそれで面白いが、決定機関としてのテーブルでの会議のため、どーも現場感がないのがチト寂しいのだ。。。
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壇上で語る

2006年12月12日 | 身辺雑記
 昨夜、表参道の東京ウィメンズプラザ円形ホールにて「著作保護期間の延長問題を考える国民会議」第1回公開シンポジウムが催されました。
 現在日本では、作者死後の著作権保護を50年と定めていますが、欧米を中心に採用している70年にする・・・てのは是か否かという会で、会場はほぼ満員でした。
 我々演劇界でいえば「著作権」はまず、戯曲。その原作になる場合の小説、漫画、劇中に流れる音楽等々あって、制作は非常に近いところでそれにタッチすることになります。
 昨夜は云うまでもなく、著作権全般に及び、つまりは大きなマーケットを孕んでのもの。あらゆる創造に関わるので、会場には様々なメディアの表現者や実演家、プロデューサーに研究者、弁護士などが一堂に会して熱い論議を交わすことになりました。

 第1部は基調報告と賛否を代表した一名ずつの発表、第2部はパネラーを中心としたディスカッションという構成でした。

 最初の会合ということで賛否どの方向に向くかまでには至らず、とゆーか、ハナからそこまで行く気はなかったようです。ま、難しい問題ですからネ。。。

 てなわけで、ここで私見を述べるのも相応しくはないでしょう…。
 そこで本論とは別に気付いたことを。

 1部に登壇したのは、まず大学教授、続いて賛成派の小説家、最後にNYで活動する弁護士というラインナップ。
 やはりアメリカ仕込みのディベートは飽きさせません。話し馴れているというか、例の手振り付きで、また所謂「立てる単語」が明確なので、視覚聴覚とも引き込まれます。ちなみに「立てる単語」とは重要な単語とでも言い換えられるでしょうか・・・。

“今日僕は父母と青山で美味しい味噌ラーメンを食べました”ってのの、どれを強調するかで受け手の印象が変わります。「父母」と行ったのか、「味噌」ラーメンだったのか…という具合。

 芝居の稽古でも重要視される「立てる」作業は、12/9弊欄で書いた『歩く』ともども、普段の生活でも大変役立つのである。
 個人的には「身振り手振りはどーよ」と思っていて、日本人には日本人にあったやり方があるとは思う。ただ第三者に伝えるには「あるテクニック」は必要だな、と。かくいう自分も苦手な分野で、
 まず己の鍛錬から…なのだが

 昨夜平田オリザ氏らも語っていましたが、著作権も大切な案件ですが、もっと早急に取り組むべきことがあると・・・昨夜の約3時間の中で思ったのも事実だ。

 欧米の70年に合わせるなら、まず授業に「ドラマ」を含むとかさ。
 


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区民A通す!

2006年12月11日 | 東演
 予定通り、9日(土)に初めて通しました。
 ・・・あ。世田谷区民上演グループの話です

 僕は残念ながら居合わすことが出来なかったのだが、ちょうどダメ出しの終わる頃に稽古場に入ったら、まるで空気が違っているのがすぐわかった。

 12月も三分の一を過ぎようとしていて、冷たい雨も降っていて、だから暖房も強めに・・・いやいやそーゆー「空気」じゃなく。
 10月半ばの稽古スタート以来、演出=千田恵子嬢の努力もあって、本当にイイ感じで進んでいることは再三書いてきたが、そのベースの上に「おっ、次のステージに進んだナ」と。

 速いテンポで進んできた稽古の中で、ガムシャラにこなしつつも、極端にいえば「私はどこにいて、どこに行こうとしているか」が、見えにくかったのだろう。実は区民の面々から一度通したいという提案があって、それを演出が受けた経緯の中・・・云えば、語学教室で勉強して、何だかしゃべれる気にはなったので、よし六本木に繰り出して試してみよう!的な・・・役者達が、頭で理解していた演出意図を、体を通して理解した、その「納得の空気」に稽古場が満ちていたのだ。
 
 以上土曜のこと。
 昨日(日曜)も顔を出すのは終わり間際で、そしたらプロデューサーから云わせれば「それは今やんなくてよくね~」と思われる“笑いのシーン”を繰り返し繰り返しやっていたのだが、これもまた良い雰囲気で返されていた。
(演劇界では、同じ所をもう一度を「返す」と云います)。

 で、これまで以上に双方向な、役者たちからもアイデアが出て、演出が「じゃ、それでやってみよう!」と。
 てなわけで、本番まで約50日

2/3(土)-4(日)
       3日は7時~、4日は2時~
       料金は無料です
       北沢タウンホール 
       『カレッジ・オブ・ザ・ウインド』(作/成井豊)
       …そう、あのキャラメルの人気作品に挑戦です。
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島の風歌

2006年12月10日 | 鑑賞
 昨日、区民Aの稽古終了後、簡単なチラシの打ち合わせを済ませるとダッシュで仙川へ。7時開演まで30分強あるからなんとか間に合いそうだった。実際、千歳烏山まではスイスイで、まだ6時40分台だった。
 が、京王線はクセモノだ
 特急と急行の間に準特急なんてのがあるなど、やたら種類が多くて便利な面もあるが、谷間の各停及びそれに毛の生えた快速・通勤快速しか停まらない駅が悲惨なのだ!
 とゆーわけで、たった一駅に往生して、桐朋学園に着いた時にはもー芝居は始まっていた

 ちょうど乙姫一座座長の挨拶の終盤を、小劇場の扉の中に臨時に吊った幕ごしに声だけ聞いて、琉舞のシーンから見ることになった。
 そう、桐朋短大の演劇科二年の試演会B『島の風歌』は、今年弊団がお届けした『いちゃりば兄弟』を改題したもので、謝名元慶福さんの台本の中身はほぼ変えず、演出も桐朋の講師でもいらっしゃる佐々木雄二さんが務め、音楽・古賀義弥さん、振付・渡辺美津子さん…と、メインスタッフも同じ布陣だった!

 大きな違いはコロスが9人もいたこと(東演は4人)。…なのでみっちゃん先生の振付はだいぶバージョンアップしてました

 で、お世辞じゃなく、良かったです、うちより。
 勿論、技術では我々の足元にも及ばないのだけれど、プロ野球より甲子園が心を打つように…、140kmの高速スライダーを一二塁間に渋く打ち返すより、ボテボテのサードゴロで懸命にヘッドスライディングする方が見ていて熱くなるように…。若さが煌めいて素敵でした!

 誤解のないように言えば『島の~』ゆいゆい組(*)は、決してボテボテではなく、外角のまっすぐをフルスイングで引っ張って、レフト線を痛烈なライナーで抜く、そんなセンスとパワーを時として感じさせてくれたし、何よりチェンジの度、全員が声を出してダッシュするスピード感でスタンドの観客をも巻き込んで、聞きづらい台詞があったとか、立川少尉が軍刀を抜くクライマックスで手間取るとか、そーゆーことを些末にする「一体感」があった!

 帰り道、すごい元気をもらって家路に着くことができた。
 本当に勉強になった。
 いや、マイッタ!

 もっともっと我々もガンバらなくちゃ
 
*Wキャストによる公演で、僕がみたのは「ゆいゆい組」。
 もう一班は「べーべー組」でした。
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歩く。

2006年12月09日 | 身辺雑記
 昨夜は下北沢演劇祭「世田谷区民上演グループA」の、舞台美術打ち合わせを、演出の千田嬢と、美術の小池嬢、ついでに僕も加わり行った。
 美術家が向かう途中ブーツが壊れて遅刻するなんて小さなアクシデントがありつつも無事終了。
そうそう靴といえば・・・。

 靴には顔ともいえる上とゆーか表というかガワの部分と、底とがあって、それぞれの役割を果たしているのだけれど。たまに、そーゆー常識を超えて、靴の側面、いえば顔のほっぺたで歩いてる人を見掛ける。
 女性
 それも極端なO脚の人。履いているのがヒールだったりするから、ただでさえ少ない靴底は尚更そっぽを向き、エナメルの赤がアスファルトに接することになる。このタイプはまた筋肉がないので・・・この場合の筋肉とは、決してマッチョな意味でなく大袈裟にいえば日常生活に必要な筋肉さえって意味だが・・・踏み出したバランスの悪い靴がよろけるように泳ぎ、その勢いで次の足が出る。その足に引っ張られて逆の足、と、つまりは自分の意志で歩いてないアリサマである
 かくいう僕も完全な摺り足で、たまに小さな段差に躓くほどだからエアラそうに言えた義理ではないのだが…
                         

 さて。演劇でも“歩く”ことは重要で、といっても本を頭に載せてモデルのようにウォークするのじゃなく「リアル」に。で、このリアルは上記のような「世の中に本当に存在する様々な歩き方」ではなく、実は皆そんなふうには歩いてないけれど舞台上で見ると自然な歩き方、を指す。

 これって、実は「演劇」のすごい武器だと思うのだが、なかなか生かされていない気がする。。。
 と、ブーツのファスナーが壊れたところから随分脱線し、しかも長くなったので、続く。
  
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月光の夏、今年最後の着陸です。

2006年12月08日 | 東演
 例えば、である。
 スーパーのポイントが10倍だからと、妻が発泡酒をいつもより多く買って来たら夫は素直に喜ぶだろう。が、いくら幻の焼酎が特価で手にはいるからと、妻が飛行機で蔵元まで飛んだら夫は怒るはずだ。
 愛も大事だが、経済も大事だ。

 唐突になんだ?
 昨日のブログの※印に対する、遠回しの解説です。

 本当に希ですが「演劇」に対して、役者がヒョコヒョコっと来てチャラチャラっと芝居して帰る。持って来る道具も木製の安普請だし…と、お思いの方も、クドいようですが希にいらっしゃったりします。そー見られちゃうこちら側にも責任の一端はあるのかもしれませんが、いかんせん、実際目に見えているのに見えてないモノ・・・つまり、車とか宝石とかの動かずに(まあ車は走りますが)手に触れて実感し続けることができるモノではないので、なかなか想像しづらいのは解るのですが…。

 まあ要は人が、そしてその人が培った業が働くので、ぶっちゃけ相応の金銭が発生するのです。そーゆー意味で『朗読劇/月光の夏』の機動力は自画自賛ですが、すごいなぁ~と思います。

 まあ書く方も読む方も楽しくない話はヤメにして・・・おっと「八女(ヤメ)」は福岡。本日、東演は熊本は「八代(ヤツシロ)」にての公演です。

 やつしろハーモニーホール。
 これにて、『月光』の、そして劇団の06年の全ての舞台が終了します。
 1年間、ご愛顧ありがとうございました。

               

 来年も『月光の夏』をはじめ、東演は精力的に活動します!
 前述の「希な方」とは逆に、おらが町に呼びたいけれど、プロの俳優さんにプロのスタッフさんが大勢来るとなれば飛行機に宿泊に、ホールも借りなければならないし…ピアノも高いんだろうなあ・・・とお悩みのあなた、是非お気軽にご連絡くださいませ!!
 一緒に“作品”を創り上げましょう!
    あなたがプロデューサーです 
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月光の夏、今年最後の離陸です。

2006年12月07日 | 東演
 本日『朗読劇/月光の夏』~能登・南保・岸並・江上/原野・星野・横川+照明(SLS)宮内嬢~の8名は、朝羽田を飛び立って、鹿児島に11時着。

 今は、夜7時開演の「共同の組織 むぎのめ」さん主催による鹿児島県民交流センター「県民ホール」での本番に向けて揺られるバスが、間もなく鹿児島市内に到着する頃でしょう

 13時仕込み開始…。セッティングの終わる頃に、佐賀からピアニスト・我らが植田伸子さんが合流! キャパ590席・・・演劇には最高の空間に4人の朗読と素敵なピアノのアンサンブルを響かせるべく、最後の調整をして幕開きを待ちます。

 詳細は役者のブログに譲るとして。。。

 九州の鹿児島で行う公演に、当日の朝出発するという「演劇」は、かなり希有だろう。今回のツアーは明日の八代(熊本県)と合わせて2ステージ。
 明日の客席も500席。遠き地で、二日間約1000人に向けて打つ「演劇」も、なかなか叶わない。[※]
 このような最高の条件で多くの人に触れてもらいたい…そんな想いから生まれたのが『朗読劇/月光の夏』だ!

 作品自体、台本・演出・照明音響の業が舞台上のアーティスト5人の力と相まって、そこに観客の想いが乗った「奇跡の舞台」なわけだが、少数精鋭かつ道具を使わない構成で“どんな場所にも飛んで行く!”という「奇跡」を実現した『ピアノソナタ「月光」による朗読劇/月光の夏』は、03年の初演からまもなく丸四年を迎えようとしている。。。これも、まずは多くの方々のお力添えの賜である。


 [※]この項については明日詳しく・・・。
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