麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

野球社会とフットボール社会

2012年10月18日 | 身辺雑記
最終的に演劇の話になります。

 ※ ※ ※ ※ ※

ニュースの中のコーナーでなく
サッカー単独の番組が多い。
野球のナイター中継が減る一方
代表戦は勿論、J1のゲームも
放映されることが増えた。

それはそれとして。

テレビ番組において。
深夜で成功しゴールデン進出
って流れがすっかり定着。
一昔前は
完全に棲み分けがあって、
「こりゃ真夜中だからこそ
成立するノリだな
「家族みんなで見る時間には
この安心感、大事だいじ」
・・・みたいな。

この変化、ある意味、
野球からサッカーへの変遷
と似ている気がします。

プロはプロ
アマチュアとは一線を画して
指導等の接触も避けてきた
野球(最近は緩和されてますが)。
セ、パに降格や入替はなく、
四国アイランドリーグで
どんなに強くなっても
瀬戸内海を越えられない。

かやたサッカーは下克上あり。
説明は省きます。

 ※ ※ ※ ※ ※

約束通り演劇の話になります。

欧米は、フットボール的で。
小さな劇場に掛かった作品が
面白いとロングランになり、
はたまた大劇場に進出します。

まぁ芝居には作品に適した
サイズがあるから、
何でもかんでも大きな小屋へ
とは思いませんが……。

ただ。
どんなに素晴らしい作品も
金土日の週末数回の公演で
霧散するのは大変もったいない、
そう思うわけであります。

この野球的に分断された現状、
打破しなくてはいけません。
おっと
道を切り拓くのは他人様でなく
まさに「プロデューサー」の
成すべき仕事だ。

半袖姿もめっきり減り、
いよいよ芸術の秋なので、
自らに言い聞かせるメモがわりの
ブログになりました
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スタッフ揃い踏み

2012年10月17日 | 制作公演関連
稽古場に美術家と舞台監督が
昨日揃って顔を出せるから、
「じゃ舞台セットの打ち合せが
出来るなぁ」と言っていたら
まず照明家が、続いて音響家も、
そうして衣裳家は「最後まで
居られないけど向かいます」と。
つまりはスタッフが勢揃いした。

W・ローズ公演『ROSE』
ブレヒトの芝居小屋にて
11/7(水)~11(日)全五回。


僕以外、一線級のスタッフなので
とにかく仕事が速い。
この場合の「はやい」は早いが
正解な気がするが、
イメージとして「速」って感じ。

高瀬氏の繊細かつ想像性の高い演出で
既に稽古は着々と進んでいるのだが、
昨日で美術プランが確定し、
同日、発注も終わった。
それに伴い衣裳プランにはちょいと
宿題が出て・・・と今の街色が
急速に秋に変わったように
『ROSE』は次なる局面へ。

テーブルでの読み稽古から昨日は、
実際の空間の、居るべき場所に座り
本を少し離しての稽古へ・・・。

      

東京演劇アンサンブルは練馬区の
関町にある。最寄駅は「武蔵関」。

元は映画撮影スタジオだった場所。
つまりドラマなどでも見かける
大きな扉をガラガラと横開きすると
何もない巨大なスペースが広がる
「あれ」を稽古場兼劇場としている。

そんな「劇場」での一人芝居は
役者の力量は言うまでもなく、
スタッフのアイデアが命。

隣は公立の中学校で、時折
吹奏楽部の演奏が流れて来る中、
本番を目指して一歩一歩
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せいぶの次はとうぶ

2012年10月15日 | 制作公演関連
此の間(10/13付)、
西武の中吊り広告から
ブログを展開したので
今日は東部の話から。

中野区の公共施設
東部地域センターで
14日、ぬ企画その10
『赤い羽毛』の稽古。

徐々に形になってきて、
夜七時半からは
ざっくり頭から通しました。

まだ手に台本を持つ
役者が多いけれど
大まかな動きも決まり、
いや、決まったようだが
果たして本当に出はけ
(舞台への登場と退場)など
不都合はないかを確認。

この日は日曜日につき
昼夜九時間の長丁場。
昼の後半、各パート毎に
自主稽古で作った場面を
演出に見せるチェックも
兼ねての粗通しとなった。

昼はダンスや殺陣にも
汗を流して↓



↑あ、こんな感じでね。

稽古は順調に進行中


『赤い羽毛(はね)』
11/15(木)~18(日)
中野スタジオあくとれ
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料理下手のレシピ

2012年10月14日 | 身辺雑記
料理が苦手な者にとって
パスタの量には難儀する。

茹でると増えますからね

穴を通すと一杯分丁度になる
計量器があって、便利
なんですが、男子にはやや少なく
欲張っては結局多くなっちゃう。

   

コンビニのおでん
正直僕は最初、否定的でした。
が、ミネラルウォーター同様
見事に定着しましたね。
定着どころか……
トッピングのうどん、
トマトテイストの小袋etc
……進化が止まらない。

    

そのトマト味に挑戦しようと
持ち帰ってはみたものの、
結局、普通に食べてしまった。
切符ほどの大きさのそれは
冷蔵庫の卵ポケットの奥の
醤油や七味や洋辛子やなどの
小袋スペースに仲間入り。

    

さて、ある日の午後
やはりパスタを欲張った。

あくまで無手勝流に
野菜やベーコンを切って、
醤油と塩胡椒で味付けするなら、
多めに作り余ったらタッパで保存
ってパターンなんだが、
その日は混ぜるだけで美味しい
調理法(?)を選択したため、
オーバー分は味付けなしで
ラップに包んだ。

夜半、小腹がすいた。
パスタを食べようと思う

おでんと混ぜられるべき
くだんのトマトと和えてみた。
ちょいと醤油を垂らして・・・。
大変美味かった
具を入れたら尚更だろう。

コンビニおでんの凄さに
改めて思いを馳せる料理下手な
男が池袋の片隅に居た。
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揺り籠から墓場まで

2012年10月13日 | 身辺雑記
思いっきりピンボケですが
電車の中吊りです。


判りづらいけれど右は
「としまえん」の
ビアフェスタのお知らせ。
で左は、ノースリーブの女性が
片手にビールジョッキ
もう片方で焼鳥持ってて、
あたかも連動してるようですが、
しかし。《この若さで中性脂肪に
ひっかかった私》ってコピーが踊る
フィットネスクラブの広告です。

真逆とも言える並び
いや、けれども。
どちらも西武グループ。
とゆーことは、、、
ビアフェスタで大いに飲んで食べて、
その分フィットネスで燃焼させよう!
ってことなのか?

西武グループの、
建てた家で生まれ、
デパートで買い物し、
ライオンズを応援し、
グループ企業に入社し、
社内恋愛の末結婚。
西武系列の、ホテルで挙式し、
新婚旅行も勿論……

黄色いボディの鉄道に限らず
私鉄各社は揺り籠から墓場まで」
グループでサービスを提供する為
山を切り崩し、線路を敷き、
家を建て店を作りバスを走らせる。
   

揶揄しているのではない
演劇界も見習いたいな、と。

ゆりかごとは行かないが、
幼児には、主人公に危機が迫ると
「後ろ~後ろ~!」と会場みんなで
教えてくれるような芝居を提供し。

学校に上がったら、偉人の、だけれど
教科書には出てこない、人間味溢れる
日常のひとこまを見せてあげることで
逆に興味を持つような作品を。

もっと大きくなったら。
一方の論理だけでなく他方の目線のある
物語を観て貰い、正解なんてないが
観終えたあとディスカッションできる
そんな芝居を、、、と。

それこそ臨終直前まで、
演劇を提供することは可能なはずだ。
というより局所的には
既に行われているのだ。ただ、
大手鉄道会社の迫力には程遠い(T_T)

ま、規模はさておき。
多くの人に寄り添う演劇でありたい。
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みちたけ、たられば

2012年10月12日 | スポーツ
【文中敬称略】

三回もしつこく書いたのは、
バッファローズ新監督・森脇の
ドラフト年は江川空白の一日で、
その年、中日が一位で指名した
高橋三千丈(投手/明治大)が
好きだったって話で始まった。

明治の主将でもあった。
1978年、他の東京六大学主将は
法政が居郷肇(二塁手)。
プロには行かずプリンスホテルで
社会人の階段を上り、
2011年から西武ライオンズの
球団社長に就任

慶応が堀場秀孝(捕手)で
彼はプリンスを経てプロへ。
今は長野県県会議員

プリンスからのプロ入りは
他にもたくさんいるが、
中尾孝義(捕手)もその一人。

で、江川と堀場と中尾の年齢は
皆同じで、かつ慶応を一緒に受験。
これまた揃って失敗しているのだ。

江川は浪人せず法政へ。
堀場は翌年慶応に入るが、
中尾は不合格で専修大に進む。

なかなか面白い人間模様、
と思うのは僕だけだろうか。



世の中に「たられば」はない。
ないけれど、もし三人が揃って
慶応に入っていれば・・・
法政の江川・袴田のバッテリーでなく
慶応で投手江川・捕手中尾。
堀場も優秀なキャッチャーだが
打撃を生かして一塁か外野で
四番に座る。。。かなり強いぞ

金光率いる「法政花の49年組」との
対決はどうなったか。
そもそも江川抜きで「花の~」と
呼ばれたか???

ドラフトの様相も変わったろう。
まあ「たられば」は尽きないから
このへんで
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みちたけ(急)

2012年10月10日 | スポーツ
高橋三千丈4年の1978年
日米大学野球

全日本選手権優勝の明治、
準優勝の専修を中心に、
島岡監督(明治)のもと
以下メンバーで臨んだ。

投手:高橋三千丈、
鹿取義隆(ともに明治)、
堀田一彦(専修)、
松沼雅之(東洋)他
捕手:中尾孝義(専修)
堀場秀孝(慶応)他
内野:居郷肇(法政)、
中屋恵久男、岡田彰布
(ともに早稲田)他
外野:志村昌則(明治)、
漆畑和男(専修)他

江川らを擁しても勝てず
アメリカの5連覇中だったが
松沼の2完封の活躍もあり、
4勝3敗で二度目の優勝を
飾った
  【今回も文中敬称略】

さて。
翌1979年、プリンスホテルが
ノンプロ界に殴り込みをかけた。

当世「殴り込み」って言葉を
すっかり聞かなくなったけど、
また「ノンプロ」ってフレーズも
随分懐かしい響きになりましたね。
閑話休題。

前回ブログにも登場した居郷(二)
ほか上記の大学日本代表から
専修の堀田(投)、中尾(捕)、
漆原(外)に、慶応・堀場(捕)、
早稲田の中屋(遊)と大量六人。

さらには・・・
この年は選出されなかったが、
5回、6回と代表メンバーで
東都でベストナイン6回、
4年秋には首位打者の石毛宏典
(駒沢・遊)、
78年秋の東京六大学優勝の
早稲田から金森栄治(捕)、
須長三郎(一)、永関勲(外)と
・・・仁義なき補強で、
社会人野球に船出します。

さて、超豪華メンバー
よく見ると、捕手が三人、遊撃も二人と
余りバランスが良くないとは言えます。
でも、ま控えは必要だ。怪我もあるし。

結果、組んだオーダーは
1遊=石毛、2中=永関、3二=中屋、
4三=居郷、5左=金森、6捕=中尾、
7右=堀場、8一=須長、9=投手
と、かなりなコンバートをしてます。

とはいえ。
石毛、金森、中尾、堀場は
のちにプロ入りしてますし、
ドリームチーム的なインパクトが
十二分にありました。
当時のプリンスホテルには。

四番打者・居郷が今、ライオンズの
球団社長って話は前回書きましたが
七番の堀場は広島~大洋~巨人での
プロ生活を終えたあと、現在は
長野県議会議員。

あれ?
タイトル「みちたけ」なのに
高橋三千丈の話がまるでないぞ。

日米野球第一戦。
三千丈は先発して、見事勝ち投手に
なっております
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みちたけ(破)

2012年10月08日 | スポーツ
高橋三千丈は熱い投手だった

1978年春、明治大学の主将で
投手だった三千丈は、
鹿取義隆との二枚看板で
法政の5連覇を阻止した!

江川、鎗田、袴田、徳永、金光、
島本、植松ら「花の49年組」を
擁する法政が76~77年の春秋
4季連続優勝(しかも勝ち点を
落とさない完全優勝)して
去った翌年のことだ。

気持ちで投げるピッチャーで
マウンド上での躍動感に
胸躍った。
冷静沈着な鹿取とは対照的。

そして、対照的だったのは
その後の野球人生もだった。

今更ですが昨日の続きっす。
【文中敬称略】

明治大学からドラフト一位で
中日に入団。即戦力として
プロ一年目から43試合に登板し
5勝4敗2セーブ
ドラゴンズの未来のエースへと
大きな期待がかかっていた。

明治の先輩でもある星野仙一が
背負っていたドラゴンズの
エースナンバー20を継承する
可能性も十二分にあった。

それを証明するかのように
三千丈の背番号は12

が、翌年には血行障害から
活躍はままならなくなり、
6年間通算で一軍登板60、
6勝6敗2セーブという
生涯成績で引退している。

一方、鹿取は巨人と西武で
主にリリーフ投手として
大成したのは周知の通り。
参考までに数字を記すと
91勝46敗131セーブ。

「記録に残る選手と
記憶に残る選手」とはよく言うが
高橋三千丈は完全に後者。

若くしてコーチとなり、
恐らくは、島岡イズムに則った
熱血指導だったのだろう。
中日一筋、一軍二軍を往き来し、
09年からは韓国リーグで
投手コーチを務めている。

務めるといえば。。。
5連覇を阻止された側の
法政の主将・居郷肇は、
プリンスホテルに入社。
プロには進まず30歳で引退し
いわゆる「サラリーマン」となる。
が、な、な、なんと
2011年3月「西武ライオンズ」の
社長に就任した。
人生って本当に色々だな。
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みちたけ(序)

2012年10月07日 | スポーツ
【文中敬称略】

オリックス・バッファローズの
来季監督に森脇浩司代行が昇格
との報道を目にした。

本当にそうなれば、一般的には
「地味」な監督となる。

我がスワローズ監督は小川淳司。
男前のユーティリティプレイヤー
だった森脇より更に地味なのだが

そんな小川にも輝いた季節はある。

夏の甲子園の優勝投手だし
(千葉・習志野高校)
野手に転向した大学の四年時には
日米対抗野球(1979年)で
原辰徳(東海大-巨人)、
岡田彰布(早大-阪神)と
クリーンアップを組むほどの
強打者だった。
(ちなみに大学は中央です)

まっプロでは確かに華やかな
活躍はしていません

ただ古くは広島の古葉竹識、
あるいは現サッカー日本代表の
ザック等々、指導者として
花開く「元選手」は多いし、
「名選手に名監督なし」とは
よく聞く言葉。

さて、森脇は1978年ドラフトで
近鉄二位氏名を受けてプロ入り。
この年は、あの「空白の一日」に
当たり、ロッテの三位に落合博満、
中日一位に高橋三千丈の名がある。
前者は余りに有名だが、
後者を知る人は少ないだろう…。

明治大学で活躍した投手で
僕は大好きだったのだが、
それは次の機会に
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シベリア

2012年10月06日 | 鑑賞
サッカーで。
選手交代枠を使い果たした時
ゴールキーパーが負傷または
反則で退場した場合、
フィールドプレイヤーが
GKを務めることがある。

さて。
10/4に開幕した『シベリア』
(於:代々木能舞台)
初日の舞台は二幕が始まって
早々に、突然の豪雨
屋根があるとはいえ、
完全な屋内施設ではないので
中庭に面した席に
雨は吹きこむは、
激しい雨音に台詞は
掻き消されるわ・・・
ある意味「ライブ100%」な
公演となりました。

あ、冒頭のGKの話ですが。
9/22付ブログ「竜虎と、黒豹」と
関わっております。
そこでは、
ゴールハンターの早野が中盤に、
キラーパスを得意とする野々村を
フォワードに起用。
なかなか興味深い布陣だ。
ついでだが、橋本は後ろで
スペースを消す役割・・・と
ざっくりそんな事を書いた。

ところが。
ベテラン久松の欠場で、急遽
橋本がゴールマウスに立つことに。

自然の急変ともども、
生もの=演劇の醍醐味満載の
『シベリア』は8日(祝)まで。

昭和初期からある「能舞台」で
その風情だけでも観る価値大。
・・・ですが
男優陣も、俳優座の渡辺聡、
円の佐藤銀平、元昴の平田広明
等々、豪華な顔ぶれでチケットは
ほぼ完売だそうです。
羨ましい。
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