たけじいの気まぐれブログ

記憶力減退爺さんの日記風備忘雑記録&フォト

「みんなに親しまれた古い歌、誰でも知っている新しい歌」

2020年10月23日 21時28分17秒 | 懐かしいあの曲

昭和20年代から30年代、北陸の山村で戦後の貧しい暮らしの中で育ったが、物心ついた頃のある日、当時、隣り町の印刷店に勤めてい父親が、多分 商店会の伝で、ラジオ屋(電気店とは言っていなかった)から 中古の真空管ラジオを譲り受け、意気揚々、担いで帰ってきた情景がなんとなく記憶に残っている。それ以後 再三故障したりして 修理、取替をしながらも、ラジオは いつも茶の間の茶箪笥の上に鎮座していた。
他に娯楽等無かった時代、特に夕食時等は 家族全員でそんなラジオに耳傾けていたものだ。
極めて電波の届き難い盆地状の地形だったことも有り、ピーピー、ガーガー、雑音混じりで、なんとか聴くことが出来たのは NHKラジオ第1放送だけだったが それだけに脳裏に焼き付いている番組がいくつか有る。
そのひとつに「三つの歌」という番組が有った。
NHKアーカイブス・NHK放送史によると、1951年(昭和26年)から1970年(昭和45年)まで放送された番組なのだそうだ。
聴取者参加型番組で 当時人気が有り、常に聴取率ベストテンの上位を占めていたという。天池真佐雄 作詞、作曲の番組の主題曲「三つの歌」が流れた後、司会者宮田輝の 「みんなに親しまれた古い歌、だれでも知っている新しい歌・・・」で始まる番組で、天池真佐雄が弾くピアノのメロディーを聴いて 歌詞を間違いなく歌うという番組だった。3曲歌えた場合、2曲歌えた場合、1曲歌えた場合、それぞれ賞金が出たようだ。
NHKの「素人のど自慢」の司会者としても活躍し、当時 人気が高かった宮田輝は、後に参議院議員になり ちょっと、ちょっと という感じがしないでもなかったが、戦後の昭和の一時代の 記憶に残る人物の一人であったと思う。

NHKアーカイブス・NHK放送史「三つの歌」 → こちら


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2 コメント

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こんにちは(^^♪ (のり)
2020-10-24 11:38:19
3つの歌の映像楽しく拝見いたしました。 こんな番組があったのですね・・・ どうして覚えていないのでしょう??? 同じ宮田輝アナウンサーが司会していたののど自慢は覚えているのですが・・・?
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のりさん、こんにちは、 (takezii)
2020-10-24 14:42:07
多分 のりさん、私等より ひとまわりも、ふたまわりも お若いからではないでしょうか。昨日のことも忘れてしまう爺さんですが、なぜか子供の頃に覚えた歌なんかは、ほぼ完璧に覚えているから、妙なものですね。錆びついた老脳から 炙り出すのが大変ですが・・・。
コメントいただき有難うございます。
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