毎年 近所の水路の土手や 周辺散歩の途中等のあちらこちらで咲き乱れる彼岸花、
今年は 秋分の日を過ぎても あまり目立たないような気がしている。
いつもより遅れているのだろうか。
そんなことを書き込もうと思った矢先、
今日のの朝刊で 下記のような 彼岸花についてのコラムが 目に止まった。
2019年9月25日 朝日新聞の「天声人語」だ。
やはり そうだったのか と 頷いているところだ。
彼岸花についての薀蓄有るコラム、
そのまま 転記させていただいた。
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彼岸花ほど、各地でさまざまな呼び名がある花も珍しい。すっとした立ち姿、鮮やかな赤い色が 土地により人により、多様な連想を呼び起こしたのだろう。キツネノタイマツの名は 松明のように周りを明るくする感じが伝わってくる。オイランバナは その艶やかさゆえに名付けられたか。妖艶というより妖気だと思うなら ユウレイバナと呼びたくなるのも分らないでもない。手元の資料によると 地方ごとの名前は 数百とも千に及ぶともいわれている。そう言えばあの姿、今年はまだ目にしていないなあと思った方もいるのではないか。気象庁が観測している全国18カ所のうち 14カ所で平年より開花が遅れているという。彼岸花が お彼岸に間に合わないところも出てくるか。ひどい残暑が 花や生き物たちのスケジュールを狂わせているのかもしれない。同じく 気象庁の観測では 赤トンボが現れるのも平年より遅れ気味だという。関東の紅葉がずれ込みそうだという民間の予想も出ている。きのうの都心でも 上着を身につけている人は少なく Tシャツ姿が目立っていた。暦の上では夏から秋へと交代する時期が「白露」で 今年は 9月8日だった。現実との距離は広がるばかりである。いっそ 日本の9月は夏、とした方がいいような気すらしてくる。それでも 日が暮れるのだけは 確実に早くなっている。晩秋の季語である 「夜寒」を感じるのはまだ先であろう。長い夜をどう楽しむか。思いを巡らせたい。
(2019年9月25日、朝日新聞、「天声人語」)
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昨年の近所の彼岸花 → 2018年9月14日
今日の絵手紙講座は 彼岸花
一本一本の線が難しかったけど
大きく描けました
彼岸花を見ると淋しくなります
なぜでしょうか?
そうそう
秋の夕焼けを見ると 淋しく
なります。
なぜでしょうか?
画面いっぱいいっぱいに広がった花、
想像出来ます。
夕焼け、柿の実、彼岸花、赤とんぼ・・・、
日本の秋の情景からは なんとなくうら寂しさを感じますね。
秋を歌った童謡の多くからも それを感じます。
日本人の季節感なんでしょうね。
コメントいただき有難うございます。