「中学生日記より」
「gooブログ」に引っ越してくる前、「OCNブログ人」時代に 一度書き込んだことの有る「中学生日記より」を 改めてリメイクしてみようと思っているところだ。「中学生日記」とは 中学生だった頃のM男が ほんの一時期付けていた日記帳のことで 数年前に実家を解体する際に発見した、ボロボロのゴミ同然の日記帳のことだ。土産物の小綺麗な空き箱や包装紙、冠婚葬祭ののし袋に至るまで 廃棄処分するという感覚が全く無かった父母が、子供達の教科書やノート、通信簿、図画工作作品等も押し入れの奥に詰め込んでいたもので、その中に有った。まさに「タイムカプセル」を開けるが如くの感じで、ページを捲ってみると、すっかり喪失してしまっていた記憶が、断片的に炙り出されてくる。まさか 60数年後に、ブログで第三者の目に晒される等とは 当時のM男は想像もしていなかったはずで 下手な文章、下手な文字、誤字脱字多しの日記である。(以上 過去記事コピペ文)
その40 「方言、訛り」
昭和30年(1955年)9月2日(金)、天気 曇、
起床 5時20分
1限目、職業、作業に使う道具
2限目、数学、夏休み宿題回答合わせ
3限目、理科、昆虫の種類
4限目、国語、アーネストが本をかりるまで
5限目、図画、草取り
6限目、社会、草取り、女子 ゆうぎ(遊戯)
1、作文書かないで逃げてきた。
2、学校の大きい松を切った(伐採された)、年齢は(樹齢は)50ぐらい(50年位)
和田先生が 「おやおや、、長い間あったんに、ないやんなるんね」と
悲しそうなことを言っていた。
帰家(宅) 15時
夏休みが終わり、2学期が始まったばかりのこの日、確か、校舎の前庭の隅に有ったような気がする松の大木が伐採されたようだ。樹齢50年位と書いてあるが、折れたり倒れ掛かったりしたからなのか、病気だったのか、邪魔になったからなのか、何らかの理由で伐採されることになったのだろう。多分 生徒も教師も 遠巻きにその光景を眺めていたのだと思われるが、M男の近くにいた、年配の女性教師和田先生が、地元独特の訛り、言い回しで感極って言い放った言葉が 妙に印象に残ったようで、日記に書いたのだと思う。和田先生は、地元村落出身の音楽担任教師、M男達には、丸型メガネを掛けた地味なお婆ちゃんにも見えた先生だったが、もしかしたら、和田先生が子供の頃から有った松が切り倒されることで、感傷的になっていたのかも知れない。
「オヤ、オヤ、ナガイアイダアッタンニ ナイヤンナルンネー」
(おやおや、長い間有った松が 無くなってしまうんですねー、寂しいわ。)
あの日あの時の 和田先生の表情や周辺の情景までもが、炙り出されてくるようだ。
M男が通っていた学校は 1学年1クラスの小学校中学校併設の小さな学校だったが、毎年9月には 小中学校合同の運動会が有った。その準備に、5限目、6限目の授業を潰して、校舎周りの草取りをしたようだ。女子は ゆうぎ(遊戯)の練習と書いて有り、今で言えば ダンス?、踊り? かな。
1、作文書かないで逃げてきた・・・、とは、どういうこと?、さっぱり意味が分からない。放課後、作文を書きたい人は残れ・・・等と言われ、その気が無くて帰ってきた・・ということかな?
31年中学生:18クラスのマンモス学校
考えられない??
テニスに凝った少女で成績表は100番まで
ローカに貼ってありました
勉強・テニス・・嫌というほど頑張りましたよ(わらい)・・時の流れを思い出しますよ・・・
コメントいただき有難うございます。