古い写真から蘇る思い出の山旅・その47
「大持山(おおもちやま)」(再)
かれこれ26年前、1998年4月29日、大型連休の前半だったと思われるが、好天に促されて、ドライブを兼ね、妻と二人で、埼玉県の「大持山」を、訪ねたことが有った。
その頃はまだ、バカチョンカメラ(小型フィルムカメラ)しか持っていなかった頃で、撮った写真は、プリントし、アルバムに貼ってあり、「OCNブログ人」で、ブログを始めたばかりの頃に、一度、スキャナーで取り込み、ブログ・カテゴリー「山歩記」に、書き込んだことがあった。
昨日食べた夕食さえも、一瞬思い出せない老脳、山歩きの記憶等も、どんどん曖昧になりつつあるが、写真や当時のメモ等を見ると、あの日、あの場所の情景まで炙り出されてくるから不思議である。昔のことを懐かしがるのは、老人の最も老人たるところだ等と自嘲しながら、順次、コピペ、リメイクすることにしている。
歩行ルート・歩程等
大鳩園キャンプ場駐車場→白岩渓流園キャンプ場→白岩→鳥首峠登山口 →鳥首峠(標高953m)→
横倉山山頂(標高1,197m)→大持山山頂(標高1,294.1m)→妻坂峠→
山中(標高542m)→大鳩園キャンプ場駐車場
(標準歩行所要時間=約6時間)
(昭文社の「山と高原地図」から拝借)
自宅を早朝に出発し、大場戸(おおばと)の大鳩園キャンプ場駐車場(有料)に到着したのは、7時頃だったようだ。
到着時間が早かったこともあり、すんなり駐車出来たが、直ぐにも満車になりそうな駐車場だったような気がする。
7時30分頃、大鳩園キャンプ場駐車場を出発、しばらく車道を進むが、
白岩集落の奥に、砕石場が有り、ダンプカーと行き合った。
8時頃、鳥首峠登山口から登山道へ、
途中のやや薄暗い杉林や草地には、シャガ、ニリンソウ等が群生しており、
キケマン、チゴユリ、ムラサキケマン、マムシグサ、タチツボスミレ等も、見られた。
10時頃、鳥首峠、
あちらこちらに、カタクリが咲いており・・、
鳥首峠からは、小さなアップダウンのある尾根歩きとなる。
目指す、大持山方面を望む、
12時頃、大持山山頂(標高1,294.1m)着。
まずまずの展望、数人のハイカーも休憩中。
子持山山頂まで往復約1時間30分とされているが、
パスして下山することにした。
展望の良い、鳥首峠・妻坂峠への分岐まで戻り、昼食タイムとした。
子持山、武川山、武甲山、奥武蔵の山々を眺望しながら・・、
蕨山を望む
14時頃、妻坂峠着、小休憩、
秩父と入間、武蔵野とを結ぶ由緒有る峠、
眺望良く、甲武信岳が眺められる。
親子の団体が賑やかに、秩父方面へ下って行った。
妻坂峠からは、江戸時代、商人や巡礼者も踏んだ道とされている、よく整備された、
つづら折りの林道を下る。
14時30分頃、山中、
山中集落とされているが、民家は見当たらす、ホウチャクソウの群生地が有り・・。
15時頃、大鳩園キャンプ場駐車場に帰還、
帰途、渋滞が予想されたが、予定通り、17時頃には、家に着いたようだ。
それまで、秩父方面の山歩きには縁が無く、両神山、四阿屋山くらいしかしていなかったと思うが、あの日、思い立って「大持山」を訪ね、秩父の山をぐんと近くに感じたような気がしたものだ。今になっては、「大持山」もまた、遠い思い出の山となってしまったが・・・。
「コメント欄」外でコメントをいただきました。
せっかくいただいたコメント、下記に、コピペさせていただきます。
春爛漫、自然の豊かさ、キジの声、イノシシ出現、
羨ましい環境です。これでは散歩も飽きる事は無いのでは。時折り、用事で出掛け、車で自然豊かな田園地帯を走る事がありますが、何時も心が洗われる気がします。
都会の街の中で、唯、家々の屋根を見て暮らすだけの生活、味気ないものです。
それにしてもイノシシとの戦い、この農作業記事には何時も笑いがこぼれ、ほのぼのとした気分になります。楽しいですね、と言っては失礼かも知れませんが。
畑の真ん中にヤグルマギク、ツツジの花の道、
我が家では、今、クンシランが花盛りそれぞれの株が色を競っています。この季節の楽しみの一つです。手入れもせず放りっぱなしなのですが、毎年 見事な花を咲かせてくれます。
この所の気温の上昇で、ハゴロモジャスミンもすっかり蕾を膨らませています。あとに三日であの甘い香りを漂わせるのではと思っています。
数々の花の美しさ、この季節の特権であり眼の保養です。
何時も楽しく拝見させて戴いております。
有難う御座います。